発酵についての本で何かいい本はないかと聞いていたのだが、出光興産にいた山下さんという方より年末に「麹のちから:山元正博」という本をぜひ読んだらいいと紹介してくれた。ちょうど本が届いたので読んでみたのだがとてもおもしろい本だった。先月ちょうど鹿児島に焼酎の件で行ったばかりだったので、もっと麹について勉強しておくべきだった。現地でシアノバクテリアNostocの散布実験をしていて、合わせてデンプンを播いた際に硝酸態窒素が増えたのだが(昨年に土微学会で発表した)、デンプンはグルコースなので、じゃあ窒素はどこから来たのかと思い、微生物量を量ってみると、細菌数は変わらなかったものの、表面に播いた部分で糸状菌が増えていた。糸状菌が原因かなあと考えたのだが、糸状菌が生えることによって、いい面としては土壌クラストができる。これが、砂地では水分蒸発を抑制する効果があるので、植物生育にはいいだろうと思う。ただ悪い面としては植物に悪い影響も考えられるので、どの糸状菌かを調べなくてはならないのだが、この本に書いてある日本のコウジカビだけは毒素を出さないという。また他の微生物と共生すると書いてあった。シアノバクテリアとは共生するだろうか?塩麹がブームらしい。その塩麹も本物と偽物があるという。いろいろと勉強になった。
地球環境問題が注目されたのは1970年代にローマクラブという民間団体が「成長の限界」を刊行し、このままの人口増加が進むのであれば、食糧や環境問題によって地球上の成長は限界に達するというレポートがあってからである。同じ年に「国連人間環境会議」が開かれ、UNDPが設立され、多くの先進国が環境分野の援助を開始した。そして92年に地球サミットがリオデジャネイロで開かれ、178カ国が環境と開発をテーマに集い議論をし、オイスカも地球サミット賞を受賞したが、NGOが伸びた時代だ。そこからがグローバル社会の入り口で持続可能な開発という理念が定まり、地球温暖化対策としての国連気候変動枠組条約もスタート、地球全体が一つの時代に入っていった。それから20年、日本や先進国は経済が落ち込み、変わって中国などの発展途上国が台頭し、パワーバランスが崩れる中、各国は国益にこもり利害関係だけで議論が発展しなかった。昨年のリオ+20では持続可能な開発と貧困削減の文脈におけるグリーン経済と制度枠組みというテーマになったことが記憶に新しい。ここでグリーン経済という名前が出てきたが、日本では大震災があり、原発問題から電力の見直し、ものづくり産業から、ソフトなグリーン産業へと、これからの日本の進むべき道としての新しい時代に入った。日本が世界に誇れるのは環境技術という時代がようやくすぐそこまできた。しかしながら、環境のクリーンな技術で食べていくというのは、ものづくりと違い、さらなるイノベーションを必要とする。非常に売るのが難しいが、一つ一つを上げていって、それが地球の環境を良くすることができれば、一番の世界への貢献ではないだろうか?などと考えていたら今年もスタートしてしまった。時間というのは速すぎる。それも年々速くなってくるから不思議だ。
ここ中国も先月あたりからいよいよバブル崩壊の足音が聞こえてくるようになって来た。これからは世界的にも経済が段々と縮小してくる。そうなってくると、生活のダウンサイジングがどうしても必須になる。この時代、一番有利なのは、情報を集めるための小回りと機動力、集中力、そしてスピード。そのためには、余計な荷物を置いて走り回れるネズミのような機敏さが必要になってくる。しかし、それだけでもいけない。将来への投資には、ある程度の大きなスピードの不要な部分も必要になってくる。この両面を使い分けてすばやく行動できるモバイル型の人間が必要になるだろう。今、余計な費用はどのような部分に掛かっているだろうか?仕分けではないが見直しをしているところだ。今の費用は未来への投資なのかを今こそ十分に見極める必要があると考えている。そして、これからの仕事は組織的に動く部分と個人的に動く部分に分けられるだろう。例えば、なぜ会社が必要かと言えば、お互いがきちんと仕事ができるためには、相互の監視が必要になるからである。ここ内モンゴルにいると、人間というのは一人の力はたいしたことはないが、集団の力では大きなことができると思うことが多い。外モンゴルは未だに発展が遅いという。その一つの原因は、遊牧民族主体であり、農耕民族のような集団的な仕事が成り立たないからでもある。彼らはそれを怠け者という。しかし、それが一つの彼らの文化であり、これからの時代にひつような要素でもあり、のんびりした豊かさにつながっているとの考えもある。このような社会になって、集団という組織の欠点も出て来ている。小さな仕事を個人が決定権をもって早く回す方が有利な時代にもなってきているからだ。ここ、中国を見れば、大きな国土は資源も土地も豊富という利点がある。その分、共産党という組織が権力を持ちすばやく決定していることで、人という蟻を動かしている。では、日本の戦略はどのようにして行えばいいか?この逆の展開で行くのがいいと思われる。
これまでものづくり主体で日本は発展して来た。中小の町工場が小さな精密部品を工夫しながらせっせと作って来た。それを大手が大きな力で海外展開してきた。だからこそ、このような発展を遂げることができた。それは、ただ、中小企業と大手企業の格差を作って来てしまった。当分、この状況は変わらないだろう。でも、小さい力が結集すれば、大きい力にも対抗できる。資源一つを見ても、科学的に合成できさええすれば、土地は必要ではなくなる。逆に効率が良くなるかもしれない。世の中は動いた人が動いただけ豊かになるように公平をすべきだ。しかし、現実はどうか?こちらの社会がまさになのだが、よく動いている人は農民を含め下の人が多い。なぜなら、じっくりと考えないからの不利だ。人間は考えることで実は決まってしまうのではないか。考えを変えることで、逆にいえば豊かにもなり得る。そこで小さな組織や個人ができることは、集中して小さなことをすばやくやることだ。それを可能にするのが、実はインターネットという手段が大きい。なぜなら、このインターネットからいろいろな知識を得ることができるからだ。世界にもつがなることが出来る。そして、もし資金が無い人でも所有から共有するシステムを利用することにより、投資が要らなくなる。投資という一番のネックをなくし、サービス展開することで、今後の経済縮小の社会でも実は便利に生活できるようになるのかもしれない。資本主義社会では、新しい製品を出すことによって、便利さを与えて来た。しかし、ここ10年程前くらいからはものづくりやハード部分の成長の限界にぶちあたってきている。今、成長している分野というのはアメリカのアップルを含めハードを他にまかせ(Designed by Apple in California)ソフト部分で製品にしていることだ。生活に潤いを与える仕事、環境問題解決もそのひとつになると思うが、そして少ない資源を有効活用できる分野というのが、日本の得意分野であり、これからの日本の進むべき方向ではないかととここにいて感じる。
これまでものづくり主体で日本は発展して来た。中小の町工場が小さな精密部品を工夫しながらせっせと作って来た。それを大手が大きな力で海外展開してきた。だからこそ、このような発展を遂げることができた。それは、ただ、中小企業と大手企業の格差を作って来てしまった。当分、この状況は変わらないだろう。でも、小さい力が結集すれば、大きい力にも対抗できる。資源一つを見ても、科学的に合成できさええすれば、土地は必要ではなくなる。逆に効率が良くなるかもしれない。世の中は動いた人が動いただけ豊かになるように公平をすべきだ。しかし、現実はどうか?こちらの社会がまさになのだが、よく動いている人は農民を含め下の人が多い。なぜなら、じっくりと考えないからの不利だ。人間は考えることで実は決まってしまうのではないか。考えを変えることで、逆にいえば豊かにもなり得る。そこで小さな組織や個人ができることは、集中して小さなことをすばやくやることだ。それを可能にするのが、実はインターネットという手段が大きい。なぜなら、このインターネットからいろいろな知識を得ることができるからだ。世界にもつがなることが出来る。そして、もし資金が無い人でも所有から共有するシステムを利用することにより、投資が要らなくなる。投資という一番のネックをなくし、サービス展開することで、今後の経済縮小の社会でも実は便利に生活できるようになるのかもしれない。資本主義社会では、新しい製品を出すことによって、便利さを与えて来た。しかし、ここ10年程前くらいからはものづくりやハード部分の成長の限界にぶちあたってきている。今、成長している分野というのはアメリカのアップルを含めハードを他にまかせ(Designed by Apple in California)ソフト部分で製品にしていることだ。生活に潤いを与える仕事、環境問題解決もそのひとつになると思うが、そして少ない資源を有効活用できる分野というのが、日本の得意分野であり、これからの日本の進むべき方向ではないかととここにいて感じる。
ベトナムで研究している新井氏からファイスブックからの情報です。この図は地球の水が全部入る球と地球の大きさを比べたもの。米国にある青い球 ―ユタ州ソルトレークシティからカンザス州トピーカに至る直径860マイル(約1385km)、体積約3億3250万立方マイル(13億8600万立方km)の球― この中に海、氷河、湖沼、河川、地下水、大気中の水分、あなたの体内の水分、あなたの犬の体内の水分、あなたのトマトの水分まで全部含まれている。いやはや、驚きです。こんなに水が少なかったとは。今、水路の水をどうやって苗畑に無駄なく供給できるかと考えているのですが、高分子素材に、耐水性の接着剤の素材を組み合わせて砂を固めることができないかなと考えています。何か安価な耐水性の高分子はないでしょうか。例えばフジツボの出すセメント物質はタンパク質からなるのですが、海水でも接着できるそうで、こうしたタンパク質のような固める素材がないかなと思っています。
最近、ギリシャ危機が今後どうなって行くのだろうかという話を多く聞く。ギリシャという国は行ったことがないので、イメージしかないが、オリンピックの発祥地、美しいエーゲ海と文化、そして神殿の背後に荒廃してしまった石灰岩地帯の風景をよく写真で見る。過去にもギリシャは滅亡している。紀元前400年頃は、たくさんの哲学者や芸術家、学者がいた。27年間のペロポネソス戦争によって疲弊しているので、それが原因だという人もいるが、この頃でも経済、政治や道徳の荒廃が原因という人もいる。私が興味を持つのは、ギリシャの環境破壊、土壌荒廃の歴史である。古代ギリシャは大きく紀元前1600年から1200年のミノス、ミケーネの時代、紀元前1200年から800年頃の暗黒時代、それ以降の紀元前800年以降のギリシャ時代に分かれている。ミノス、ミケーネの時代は穀物や果物、野菜食だったので、放牧はあまりされていなかったらしい。破壊が起こったのは紀元前1200年頃にアーケア人が支配してからだ。紀元前800年以降から、ギリシャ人の肉食の習慣とともに、植民地建設に乗り出し、貿易や商業が発展していったのだが、紀元前500年頃にはかなりの伐採をしているという記述がある。その後、土がやせて行き、家畜を飼うだけの飼料の供給が賄われなくなり、羊とヤギを増やしていった。プラトンがいた紀元前427年から347年の時期に、クリアティスの中で「かつて富みし土地にて今日残存するもの、病人の骨に似たり、あらゆつ豊沃かつ脆き土地は荒廃し尽くし、草木なきスケルトンのみ残れり。今日の多くの山々は、往昔は耕作に適せる丘なり。今日の湿地は豊穣なる沃土の平地なりき。往時丘陵は森林にて蔽われ、無限の牧草を産せしが、今日産するものは蜂蜜の食料のみ。さらに年々の降雨によりて地味は肥え、今日あるごとく、草木なき土地より海への流亡によりて失われしことなし。土壌深く、水を受くれば保水力のある壌土に貯蔵され、丘に浸透せし水は、あらゆる地域にて潤沢なる泉と流水を給す。往昔噴水生けありしところ、今日棄却されたる若干の聖堂は、当地に関する描写の信憑性を裏書きする証なり」と書かれている。現在、ギリシャのアッティカ平野と丘陵は腐植土が少なく、オリーブやブドウは栽培できても地力がない。ここ内モンゴルのように資源があれば、たとえ政治が腐敗していても、経済力で何とか立ち上がれるが、資源も技術も持たない小国は、かつての栄光である観光業、貿易くらいで、他の国の支援で成り立つしか生きる方法はないのだ。なので、これまでのように偽報告等で生きる他なかった国がいきなり身も心も綺麗になって何とか頑張れと周辺国が押しても、急には無理無駄であると思われる。市民もそれを分かっているので、ドラクマにした方が楽だという人が多いのだろう。歴史を振り返ってみると、やはり周囲が助ける以外に生き残る道はない。それでも、いつも助けてもらっている過去があるので、今回も体制を変えず頑張らずに助けてもらって、ギリシャ危機は終了となるのだろうか。この支援のユーロは印刷機でどんどん印刷すればいい訳で、何だかキツネに包まれてしまったような、経済とは騙し騙され何だろなと考えてしまう。いづれにしても、その国の地力と経済は密接に繋がっていると思う。日本は地力の高い国なので、そういった意味でも、放射能に一部汚染されてしまったが、まだまだ円高なのだろう。今、改めて危機と歴史を考えてみると、そこから何かが見えてくることがある。「ギリシャ人よ、今こそ、基礎の土台、土作りから始めなさい」(写真はアラシャン北部の遺跡)
スタッフと話していてバブルの話、人民元の話になった。将来は1000元札ができるのかな?今はなんでバブルなんだろうねという話から、どんどん刷っちゃえばいいのにという話になった。刷ればいいのか?経済の上げ下げは通貨の供給量と密接に結びついているのはご存知の通りだ。このお金(人民元)というものについて考えてみる。今、こちらで流通している紙幣は2005年版の紙幣だ。絵柄は毛沢東で変わらない。なぜか2011年でも2005年の印刷になっている。日本だと毎年発行年が変わるが同じだ。これでは毎年の発行量が分からない。うまくできている。この前の紙幣は1999年版だった。だから流通量はどのくらいだろうか?これは誰も分からない。100元札を99年版で見ると最初の2桁が英語になっていて、下の8桁が数字になっている。26×26×10の8乗とすると、676億通りになる。100元札で676億通りとすると、6兆7600兆元(レート13.7として92.6兆円)の100元の人民元札が流通しているのだろうか?そして、2005年を見ると、最近のは最初は英語だが、次の桁から3桁は英語と数字が混ざっているようになっている。26×36×36×36×10の6乗と考えると、1兆213056000000通りになる。100元札が121兆元(約1512兆円)あまり発行されたのだろうか?数字はトリックなのと数字も大きかったり小さかったりしているので、実際の所はよく調べないとわからないが、ちょうど1999年から2005年までと2005年から2011年までの6年毎の発行%の比較で比べることはできそう。そうすると、今を100%とすると、99年版は5.57%、17.9倍の発行量になるのかな。市場には99年から2004年と2005年から現在までを比較すると、18倍の通貨が印刷して出回っていることになる。だから、お金の印刷量を増やして配っているからバブルなのか?良くわからない。(上が2005年版人民元、下が1999年版)
今、こちらのニュースは福島の原発とリビアの爆撃のニュース一色だ。毎日のニュースで我が国には放射能の影響がありませんでした。というように流れると、一般の人は日本の状況がただごとではないと思うだろう。このような安全性が確立できないことが分かってもなお、原発をまだ動かそうというニュースは、こちらの人に、日本が抑止力の為に原発を持っているという印象を抱かせている。リビアも革命から気がつくと、応援してくれるはずの国が民間人へ無差別爆撃を開始している。お互いが武器を持って戦っている。これでは何のための革命か分からなくなってくる。そう思ったとき、こちらのサソリを思い出した。サソリは狭い所に大量に飼うとお互いの針で相手を刺し、全滅してしまうことがある。お互いが抑止力という理由をつけていることが、ひょんなことから刺し合いに繋がり、絶滅してしまう。このサソリの性質と人間の武器を持った時の性質は同じだと思う。ここは電気エネルギーや火力発電を増やすと温暖化が加速するといった二次的な問題を一度棚に上げて、安全保安院という安全でないからこそ管理していた、不安全保安院を解散させ、危険な原発を即刻ストップさせて、核になるものも持たないという姿勢ができないかと思うのは浅はかだろうか?いや、浅はかではない。特に3号機のプルトニウム混合炉はウランの20万倍もの毒性があるという。今こそエネルギー政策の転換を図るべきだ。サソリから学習して危険な物は持たないという姿勢がとても大事なのだ。ちなみに、こういった時、サソリに白酒を霧吹きでかけてやると、お互いがおとなしくなって刺さなくなる。これがサソリの人工飼育の秘訣だ。アルコールを飲むと、人もおとなしくなるかと言えば、騒ぐ人もいるので、そうでもないが、はけ口の一つと思うと虫と人間の共通点が見えてくる。
今日は良木日本語学校にて講演を頼まれたので、行くと20人あまりの学生が座っていた。学生達に環境問題にも関心を持ってもらいたいと思って話をしたのだが、関心はもっぱら地震のことだった。ここの校長先生は台湾だが、「私は98%日本人です」と話していた。元々日本軍に従軍していて、そのため文革の頃から20年あまり道ばたで野菜を売って生活をしていたという。相当な苦労をしてきたらしい。「私は今回の地震で被災者が規則正しく並ぶ姿や、福島原発の50人が頑張っていることに感銘した」と話していた。そして、こういった事を中国の学生にも分かってほしいと話した。その後、質問が次から次へと来て、1時間半があっという間に過ぎてしまった。今回の地震では、中国のニュースと日本のニュースにかなりの温度差を感じる。飛行機の乗客2名から高濃度の放射線を計測したというニュース等が流れている。地震よりも原発の放射能汚染の方に関心が高いが、何とかしたいという人たちがここにもいる。こういう非常時に国際協力という活動の大切さをつくづく感じた。
過放牧の原因としてよく羊や山羊が挙げられる。キリスト教の聖書の中ではイエスが羊は神の国に迎えられ、山羊は呪われると言ったことから、羊は神の使い、山羊は悪魔の使いと言われる。この違いは何なのだろうか?阿拉善の農牧民の家を回っていて分かった事がある。羊を多少放牧しても環境にあまり影響はない。しかし、山羊が入ると途端に植生がなくなるのだ。確かに過放牧は問題であるが、この牧民も羊を灌木の林に放牧しているが、影響はないという。その点、山羊は鉤爪で樹木を這い上がり、木の根を掘り起こす。昔、キリスト教では山羊を生け贄にしたが、これももしかしたら過放牧を避けるための儀式だったのかもしれないなんて考えると面白い。(写真は羊のみ放牧している家庭)このあたりの規定さえも現地にはまだない。それが農牧民にとっての災難でもある。
今日福岡入りしました。明日朝から鹿児島へ移動して支局10周年記念行事にて話させて頂く予定です。翌日は武岡台小学校、桜島中学校におじゃまさせて頂く予定です。シラス台地と桜島、見てみたかったので楽しみです。どうぞよろしく。