センターの子犬にこれまで貰われていた貰い手がつかなく、子犬が母親と共に叫んでいる。とても飼い易くて大人しいモンゴルの小型犬なので、貰い手が居ると思っていたので、すっかり困ってしまった。それを察するかのように今日もキューキューと泣いている。どうしよう?
6月13日、14日と日本土壌微生物学会が静岡大学にて行われました。その中でラン藻のポスターセッションを千葉大学土壌学研究室より行いました。内容は遺伝子組み換えや植物病理的なものが多かったのですが、ラン藻のことを一人でも分かって頂けたと思っています。ご指導ご協力ありがとうございました。この際、大学構内を見て回ったのですが、緑がとても多く静かな美しい環境で、このようになればいいなあと思っていました。
銀川から賀蘭山の峠を抜けて阿拉善に入り、町に入る前の南寺と月亮湖への交差するところに観光案内所とこのオベリスクがそびえたっている。これを見るとなぜか2001年宇宙の旅を思い出してしまう。ここを過ぎるとバインホトまであと一息、料金所を通ればもうすぐ町が見えてくる。
昔、人生ゲームというのが流行った。この人生ゲームで、まさに一発逆転の人生を歩み始めた人がいる。それもセンターのスタッフである。先日、突然、辞めたいといいだした。理由を聞くと.自分が銀川に持っていた6ムーの小さな土地が再開発によって売れたという。いくらくらい入ったの?と聞けば、もう一生遊んで暮らせるくらいのお金が一気に入ってきたらしい。何百万元である。万元戸という言葉が流行ったのは10年以上前だが、今では何百万元戸の人も当たり前のようにゴロゴロしている。完全なバブルだ。そして一番辞めそうになかった、チャックをいつも空けていたおじいさんは、突然の成金になった。そしてセンターを去って行った。おめでとう。幸せを祈りつつ。でもなぜか残念なのはなぜだろう。
先日、大阪トヨタの人達と農牧民の家で夜空を見ていた。「こんなに星があったんだ!」まだまだ見えない星、ダークマターがたくさんあるんです。この夜空を見ていると、人の生きる時間、日々の出来事もやっていることもちっぽけなものにしか思えなくなってくるから不思議だ。生きるバランスをとるためにも、ぜひ星空を見ることを勧めます。そしてこの中で一番参考になる星が火星。望遠鏡で見るとダイダイ色で不気味に輝いている。最近の燃料高騰も逆から考えれば、オイルショックと同じで資源の乱用脱却の為にいいのかもしれない。日本へ一時帰国の為、北京へ向かう。飛行機に乗る時は窓側に座る。なぜなら、この路線は沙漠化の状況が顕著に見られるからだ。「火星化が進んでいるなあ」いつも思う。最近は5月でもこちらは真夏日だ。それだけ地球が暑くなっているのを実感できる。空から地面を眺めると一生懸命に植えているだろう植林地も空の上から見れば点に過ぎないのも分かる。アリの努力に過ぎないのもわかる。でも続けるしかない。
センターでは漢方薬(ホンオニク)の人工栽培実験を行っている。もしうまくいけば、現地での3年掛かっている栽培が1年に短縮される(予定)そうなれば、植林+αでの現地農牧民の収入になり、植林意欲がさらに増して自発的に植林を行うだろう。ただ、現地の農牧民には初期投資するほどの裕福でない。そのため、収穫の時間短縮が待たれている。ただ、漢方薬の成分は人工のものと天然のものでは異なる為、成分等がどうなるか、まだ未知数だ。ただ、うまくいくと信じて取り組んでいる。どうかうまくいきますようにと祈りながら実験を繰り返している。
6月6日、銀川新空港ターミナルが開港した。今までの古いターミナルビルは国際線になるという。これから新しい空港になり、ますます銀川も発展していくだろう。このターミナルにはきれいな喫茶店やレストラン、食堂も完備されている。合わせてサービスもグンと良くなっていた。
再びおめでたいやら大変やら...。4日から行方不明になっていた母パンダがセンター外の茂みの中で6匹の子犬を産んでいた。これでますます動物園のようになってしまった。スタッフのハスバーゲンが「金持ちだねえ」と冷やかす。金持ちでなく犬持ちだよ。トホホ...。これで又一段とにぎやかになった。でも犬は3匹で十分だ。今度、少し大きくなったら銀川の町まで行って犬市(毎週日曜日に子犬を売っている)でドナドナにしてこよう。
6月1日から4日まで大阪トヨタ自動車の森下団長をはじめ、北村さま、中谷さま、尾崎さま、行武さまが現地に植林及び視察にいらっしゃいました。昨年から大阪トヨタ自動車からの支援により5年計画で黄河沿いに沙漠化防止の為の森を作っています。今回、ちょうどセンターにて手作りで行っていたエミュー小屋建設の基礎石運びを手伝ってもらいました。5名の力が加わったおかげで小屋建設がかなり進みました。白酒の二日酔いの暑い日に一生懸命に手伝ってくれて本当にありがとうございました。又来年もぜひいらしてください。
ここ阿拉善の道は長く果てしない。農牧民の家へ漢方薬栽培の打ち合わせと馬蓮草の群落を見にいくのを兼ねて500kmの道のりを走っていると、前方に事故車を発見!すぐに止まると車が燃えている。3名は負傷していて動けない。このままでは爆発するぞ!急いでスコップを出し、砂で消化して事なきを得た。聞くと突然左タイヤがパンクをしたらしい。タイヤチェックは肝心だ。車が大丈夫でもタイヤがパンクすれば高速で走っていたらアウトだ。こちらの車は溝がなくなって擦り切れるまで走っている車がとても多い。こういった所でのタイヤチェックはぜひ行ってください。それが事故を防ぐ手段になります。