今年は日本より黄砂飛来の話が多く入る。日本の黄砂は、内モンゴルの黄砂に比べると”かすみ”程度なのだが、途中汚染物質をくっつけてやってくるため、黄砂アレルギーなど、現地よりもかえってタチが悪いそうだ。では、現地では何もしていないのかといえば、近年、植林には力を入れていて以前に比べるとかなり改善されてきている。では、なぜ今年は多いと言われるのだろうか?それは、北西からの季節風の影響が大きい。また春先は植生があまりなく雨が降らず乾燥していることから、地面の乾いたシルトの細かい砂を剥がして飛ばしてしまう。近年は農地開発の影響が大きいのではないか?また昔からだが、ヤギの放牧原因も関係する。5月にもなれば多少落ち着いてくると思われるが、ウズベキスタンにいる私も先日砂漠に入った後遺症で喉が痛く声が出ません。きっとケイ砂の細かいガラス質が喉に入ってしまったかなと思っています。黄砂が飛来することで、砂漠化の現状を理解していただけるとありがたいです。
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