立冬が過ぎ、時々雨まじりの雪が降ったりと冬に近づいてきました。センターに時々ラクダが遊びにきて柵の外から柵沿いの木の葉を食べるのですが、最近改めて気がついたことがあります。それは草食動物は植物と人間の間を取り持ってくれている動物だということです。性格も植物を食べているために、攻撃する必要がないためおとなしい。白やぎさんの歌があるが、ヤギは紙を食べることができる。体内にリグニンを分解してエネルギー転換できる酵素を持っているからだ。人間は残念ながらアミラーゼの酵素を持っていてデンプンをブドウ糖にしてエネルギーにはできても、リグニンを分解するキシロースなどの酵素を持っていない。トウモロコシのデンプンからバイオエタノールにすることは、人間の食糧に競合するために、リグニンを分解して取り出そうという研究がされているが、設備などにコストがかかる。おまけに日本では、特定アルコールとしてさらに高い国庫負担金を支払う必要があるので、この制度がなくならない限りバイオエタノールは普及できない。コストをかけずに体内でリグニンを分解してエネルギーを取り出して生きることができる草食動物というのは、改めて偉いなあと思う。そして、それを放牧という生活に巧みに利用してきた遊牧文化もすごいと思う。
プロフィール
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- 冨樫/塩害問題
- ブリグダ/塩害問題
- さじき/夢に向かって
- 冨樫/日中民間ボランティア交流シンポジウム開催
- かわさき/日中民間ボランティア交流シンポジウム開催
- スーホ/祝牛乳酒
- 冨樫/祝牛乳酒
- スーホ/祝牛乳酒
- 冨樫/爆というエネルギー
- 長町/爆というエネルギー
カレンダー
バックナンバー
ブックマーク
- オイスカ阿拉善沙漠生態研究研修センタープロジェクト
- ホームページです。どうぞよろしく!
- 内モンゴル植林&子育て通信☆
- 内モンゴル、アラシャンの砂漠に植林! そこで出会ったモンゴル族の彼と結婚し、子育て中!!
- 金山来福酒販売ープラントテクノロジー
- 自助努力でも砂漠化防止活動を目指します