アラシャン通信(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター便り)

阿拉善からウズベキスタンのシルクロードの砂漠化防止活動配信。肉体疲労、更年期、男女不妊には日本最濃の薬味酒、遼伝来福酒!

今年もあとわずか

2019-12-21 18:35:07 | 阿拉善センター関係
2019年、皆様はどんな1年だったでしょうか。日本では忘年会で賑やかな頃と思います。今年を振り返る暇はまだないのですが、ここは成功した、ここは失敗した、もっとこうできたかななど色々な反省点の日々です。考えていても時間は進んで、次回気がつくと大晦日になっているかと思いますが、今日は暖かく、小屋の外に出ると、3羽のキジが飛び立ちました。静かなセンターです。冬支度をし、来年度計画を立てています。夕焼けを見ていると、今年も無事に過ごせてよかったなあと感謝です。
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植林の成否

2019-12-20 13:01:57 | ウズベキスタン
植林をする際に成否を分けるのが、水と動物である。ウズベキスタンでも植林地に動物や家畜が入ることがよくある。内モンゴルと違い、ここには柵がないため、比較的自由に放牧をしている。その放牧のヤギや牛たちが植林地に入ってくることが多い。植林をすると、牧民が嫌がることもある。私たちは地球環境の面で考えることが多いが、牧民にとっては生活の方が大切だ。そのため放牧の牧民との話し合いが必要になる。林業局の人でさえ、木を植えたところに入らないでくださいと言っても、逆に牧民から言われるんだよ。という悩ましい問題がある。内モンゴルでは漢方薬の収入が入ることがわかって、牧民が自ら柵を作って植え始めた。ウズベキスタンの牧民たちも、そのように変わってくれるには、かなりの時間がかかりそうだ。
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グレタさんがいっぱい

2019-12-16 18:33:11 | ウズベキスタン
今は環境活動家のグレタさんが世界的に注目されている。グレタさんのような子供達はマスコミには注目されなくても世界中に、あなたの隣にもたくさんいる。先日、子供の森(CFPプログラム)にて、阿拉善の小学生が日本の支援者の方へ絵と手紙を書いてくれた。たくさんあるのだが、一部を紹介したい。「地球は私たちの共同の家庭です。地球を守ることは私たち皆さんの責任であり、日本の友人と中国の人たち、世界の人たちが一緒になってぜひ私たちの美しくて脆い地球を守りましょう!」皆、国が違っても考えていることは同じだと思う。残念ながら、大人たちは争ってばかりの地球だが、こうした子供たちから、争いのない美しい地球にするためにも学ぶことが多い。
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サクサウール播種

2019-12-10 20:12:59 | ウズベキスタン
サクサウール(梭梭)というのは、植林する方法と播種の方法がある。植林の方がいいと思っていたが、播種の方が大面積を一気に行うことができるメリットがある。場所によって使い分けなければならないのだが、Nurataでは播種の方がいい。なぜなら冬季に雪が降るからである。そのため冬の間に播種をしておけば、冬の間に地面が湿り、春先に発芽することができる。そのあと5月までの間に雨が数回降れば、うまく育ってくれる。しかしながら、トラクターや播種機、水トラックなどの設備はないため、スコップと手で蒔いたのだが、とても疲れる。やはり機械化したいのだが、トラクターを買うとなると1万ドルはする。高いなあ(ため息)今は原始的な方法でやるしかない。
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