北京から急遽戻り何とか間に合い昨日25日無事に誕生しました。第二子は元気な3580gの女の子でした。名前は「沙和」沙漠を平和にという意味を込めて名付けました。叶多も普段私が不在なので一緒に遊べる妹ができて大喜び。これから元気にすくすくと育ってほしいです。
ここ数日、突然訪問に来る人がなぜか多い。今日も廊坊市政府一行13名が「今これからそちらに行く!」という電話と共に15時間かけて車でやってきた。片道1300kmを電話一本でやってくるのがすごい。昼には、エミューを配った牧民がエミューを持ってやってきた。「足が折れた!」こちらは医者ではない。困った。結局「肉にして食べよう」ということになり、いきなり目の前でさばき始めた。ここでされても。。。あっという間に肉になってしまった。そして肉を一切れ置いて行くと、じゃあね!と行って帰って行った。自分の家でやればいいのに。今、エミューを農牧民の家に試験的に配り、放し飼い試験飼育をしているが、毎日不思議と夜に出かけて行って朝帰りだ。どうも夜の狩猟に手を染めて夜行性になってしまったらしい。砂漠ではトカゲやネズミ、ウサギ、フクロウ等、皆、日中は暑いため、夜涼しくなってから行動を開始する。放鳥がうまく行った原因は、3ヶ月の小さな鳥を慣らしながら放したからであろう。禁牧政策によって環境負荷の高い羊は飼えなくなった代わりに、エミューの放し飼いがうまく行けば、将来、環境負荷の低い形の放牧ができるようになると思う。しかし、今、市場という大きな壁に直面している。どなたかエミューを買ってくれませんか?エミューの油は化粧品の原料になります。
今日は北京より小学生の親子56名がセンターに来て、環境講座とニレの木を200本植林して帰りました。中国の環境問題はまだまだ意識が低いと言われますが、こうした地道な活動が、将来の子供達の環境意識を変え、住み良い国に変えていくと思います。
去る4月28日より5月1日まで日産自動車労組一行10名の方が阿拉善に来て下さいました。今回はソウソウの灌木500本と沙棗300本、そして労力が必要な灌漑パイプを敷いてもらいました。また民族中学校の2年生1班の子供達と一緒に植林をしました。学校の子供達も、村の人たちも日産(中国語のリーチャンよりもNISSANと言えば通じる)の人たちとの植林を楽しみにしていました。今回は短い間でしたが、皆さん若手の精鋭メンバーということで、皆さん真っ黒に日焼けして帰っていきました。最後に何もない砂漠のオアシスへ行き、少しは安らげたかな?と思います。今回は春の植林時期に来てくれたので活着率は高いと思います。またぜひいらしてください。お疲れさまでした。