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アラシャン通信(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター便り)

阿拉善からウズベキスタンのシルクロードの砂漠化防止活動配信。肉体疲労、更年期、男女不妊には日本最濃の薬味酒、遼伝来福酒!

Web報告会を行います

2021-03-03 10:24:38 | 植林関係
コロナの方、一進一退でなかなか収束しませんが、そのような中で「緑の募金」のクラウドファンディングをかねてZoomにてWeb報告会を行います。興味のある方はぜひご参加ください。もし参加できなくても、後ほどOISCAからYoutubeの方でUPします。

第3回 3月9日(火)14:00~15:00
> テーマ:「コロナ時代の漢方薬と灌木を組み合わせた砂漠緑化への挑戦」


<視聴方法>
Zoomのウェビナー機能を使って配信します。
下記サイトよりログインください(事前申込不要)
https://zoom.us/j/95869117649
(ウェビナーID:958 6911 7649)
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芽が出てきた

2017-04-26 00:37:10 | 植林関係
北海道の方が集めて送ってくれたエゾヤマザクラの芽が次々と出てきた。出てくるのに3週間かかった。やはり芽が出てくるのはうれしい。
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ソウソウ会議

2017-04-25 00:44:58 | 植林関係
ソウソウ林にて。この木を植えつけてから、漢方薬を育てるのに8年くらいかかった。「この方が自然に見えていいよね」今は列で整然と植えている場所が多いが、本当はバラバラに植えた方が景観上もいいように思うのだが、彼らも同じ意見だった。どうしても経済性を優先して列に植えてしまう。このような光景が今ではたくさんの場所で見られるようになってきた。
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春の植林

2017-04-03 00:24:46 | 植林関係
今年は27万本の植林を行うことになった。これでも本数を減らしての数で、植えたいという牧民は年々増える一方、資金は年々減ってきているのに加え、物価は年々上がっていることから活動は年々やりにくくなってきている。今年はセンターの灌漑を整備しようと考えているのだが、資金がどうしても足りない。最低限の部分だけ行うことにして、センターの修理などは後回しだ。何とか苗木を配り植林がスタートした。
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ウズベキスタンにて植林の準備

2016-01-30 20:34:52 | 植林関係
今は春節前で内モンゴルは休みモードになっているため、ウズベキスタンに来て今年の植林の準備に入った。タシケントは雪が降っているが、それでも内モンゴルよりは暖かい。この間までは10℃以上あったそうだが、ここ数日の寒波の影響か、こちらでも寒くなったらしい。今年は5000本の苗木を用意する予定。ただ、植林文化がまだ根付いていないので、スタートするのは内モンゴル以上に強力なモチベーションが必要になる。これからやらなければ行けないことや資金面、いろいろと頭の痛いことが多いが、一歩ずつクリアしていこう。ウズベキスタンでの協力者の方々感謝です。
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内モンゴル砂漠化防止プロジェクトースペシャル版(ブラザー)

2014-07-24 22:17:21 | 植林関係
現地での活動を支援してくださっているブラザーより、youtube,youkuでの映像を作って頂きました。ブログでは分からない活動を分かりやすくまとめて頂いております。どうぞご覧下さい。ブラザーグループは、世界各地でさまざまな環境保全活動を行っています。
砂漠地帯の拡大が懸念される中国内モンゴルでの活動をご紹介します。公益財団法人オイ­スカと協同し、現地従業員参加で砂漠化防止に取り組んでいます。
<日本語特別版:You tube動画>
http://www.youtube.com/watch?v=_UxL6dgqMwY
<中文特別版:Youku動画>http://v.youku.com/v_show/id_XNzQ0ODYyODAw.html
<Brother Earthサイト>
http://www.brotherearth.com/ja/
http://www.brotherearth.com/ja/environmental-views/
http://www.brotherearth.com/ja/environmental-views/inner_mongolia.html

 
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第20回WCSS(国際土壌科学会議)

2014-06-12 22:45:25 | 植林関係
8日から14日まで土壌科学のオリンピックといわれる4年に一度の会議が韓国の済州島にて行われ参加している。今回は2343のポスター発表と524の口頭発表があり(ポスターの方は欠席が目立ったが)多くの研究者が世界中から集まり、砂漠化防止の面で現在行っていることをポスター発表した。これらの会議では主に食糧安保、生物多様性、気候変動、砂漠化という人類の問題を研究者が土壌面から解決していくという重大な責務がある。冒頭ではFAOのジョゼ事務局長からのビデオメッセージがあったが、特に気候変動が顕著である現在、待ったなしの解決が迫られているという状況を知ることができた。また、世界各地で研究者らが地球を良くするための行動を取っている事情も見近に感じることができた。イタリアのグループは砂漠化防止をグループで解決しようというテーマで出していた。またイスラエルやオーストラリア、タイや中国、インドなどの研究者らと同じテーマで交流することができたのは大きかった。ただ反省点も多かった。まずは研究を英語で話すハンディをどうやって乗り越えるかという課題、皆流暢な人たちばかりで、通じないこともとても大きな刺激になった。これらのハンディを克服するためには相当の努力をしないといけない。そして研究テーマが多岐に渡っており、発表題名についてEffect of Artemisia seed-gum in combination with cyanobacteria on the arid soil という題にしたが、やはり大きなテーマにしないと魚と同じで食いつきが悪い。Desertificationなどの大きなテーマでの題名にすればもっとたくさんの人が来たのかもしれない。などと反省しきりだった。こうした研究者らと対等に意見交換ができるようになるために、日々技術を磨かなくてはならない。また多くの勉強が必要だと感じた。たまに刺激とプレッシャーを与えるためにもこうした会議に出ることは必要だなと感じた。次回は4年後に明日から始まるブラジルだ。その時までに必ずインパクトのある実用的な砂漠化防止技術を完成させようと心に誓った。
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スナナツメからムスリム構想

2013-10-03 22:43:57 | 植林関係
バインムレン植林地のスナナツメが大量に実った。このスナナツメという樹木は見た目はオリーブのように見えるが砂漠の喬木の中でも最も適応力が強く、高さが3mから10m前後まで大きくなる。地下水位が高い塩害地が最も適しているが、乾燥地の地下水位が低い場所でも初期に灌漑をしてあげれば根に窒素を固定する放線菌のフランキアが共生するため、しぶとく育つ。ただ、このスナナツメ、実がなると砂を噛んだような甘苦い味の実が採れるのだが、この利用方法がなかなかない。仁は神経系、不眠症などに効くと言われる。実は家畜が喜んで食べるのだが、砂漠の漢方薬が多く持つ特性である強壮剤や胃腸薬、下痢止めにもなる。ビスケットなどにして元気になるビスケットなどを作ったら売れるかなと思うが、実によって苦みが強いものがありこれを排除して選ぶのが難しい。袋に入れて売られていたりするが、加工が悪く評判はいまいちだ。接ぎ木などで甘酸っぱい品種を増やして均一に甘酸っぱい実ができれば、イスラム圏あたりの午後のお菓子として普及するだろうか。日本ではムスリムの人が少なくあまりなじみがないが、イスラム圏への商売はここ寧夏回族(ムスリム)自治区が一つの発祥の地になっており、毎年、寧夏で行なわれる交易会にはイスラム圏の国の人たちがたくさん来る。ここに試作品を作って出してみるのもいいかもしれない。ついでに思うのは人口120万人の銀川のある寧夏と島根県は友好都市でもあり、寧夏の人はとても正直で真面目な人が多いのと、まだ北京上海に比べ、賃金が安いので島根県にイスラム特区としてムスリム向けの商品や食品加工、輸出基地を作り、ウェルカムの挨拶は「アッサラムアレイクム!」銀川空港ー出雲空港に3時間半から4時間で行くLCC直行便を飛ばし、銀川でワンクッションを置く。なぜなら直接にイスラムに入ると世界最強のクルド人にしてやられるが、顔が似ており文化も習慣も熟知していて中間的な銀川のムスリムネットワークを使って共同で中央アジアへのシルクロードへの商売を展開した方が、騙されにくいからである。そして世界の1/4の人口を商圏に定める。そうすれば寧夏からの観光客やビジネスマンが入ることにより、中国地方が活性化するのではないかと思う。銀川空港にはすでに韓国のインチョンからの直行便が入っており、すでに同じような構想でイスラムへ入りはじめている。こうした商売でも雑貨の強い韓国はすでに日本の先の先を見ている。ジパングの出雲からシルクロードへの逆流を期待している。
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Haloxylonの植林方法検証

2012-07-26 03:05:07 | 植林関係
植林をする際に一番大切なことは何だろうか?植える時期、水やり、苗木の品質etc..植林をしていて気がついたのだが同じ苗木でも一軒一軒の活着率の差がバラバラにでる。いい所では90%以上なのに対し、悪い所では5%くらいしか着かない。こちらの主要な植林木であるソウソウ(Haloxylon)を植える際に植え方を先日、検証してみた。その結果、面白いことが分かった。苗木の根っこの保水が重要なことだ。写真の3人は一見すると同じように植えているように見える。しかし、右側のおばちゃんの活着率は低いのが写真を見て分かる。なぜかと言えば裸苗をそのまま持っているからである。こうしたことをきちんとできるような植え方の技術面もきちんとしなければならない。これがついつい徹底できていないない。「没問題!」その一言が命取りになる。理解させるために何分さらすと枯死率が高くなるかを実験した。その結果、5月初旬の晴れの日に植えたソウソウの場合であるが、泥苗に完全に漬けた状態から22分間以上乾いた状況にさらすとほとんど枯死することが分かった。袋でも水分が保持できていない状態だとさらに活着率が悪くなると思われる。こうしたノウハウをきちんと教えて行かないといけない。
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白刺

2012-07-20 07:25:22 | 植林関係
アラシャンにはたくさんの植物があるが、開発利用されていない植物がある。白刺(Nitraria sibirica Pall)中でも一番栄養価の高いのが小果白刺(シベリア白刺)という品種だ。この時期、砂漠に入ると、砂丘の前にぽこぽことした砂の塊になっている所に生えている。甘いのと苦いのがあるので、甘い果実を選別して増やして行けば、砂を止め、経済的にも収入になるので面白いと思っている。内モンゴル農業大学等でも研究されていて、沙棘のようにアミノ酸が豊富でビタミンCが46mg/100gあるという(劉利平2009)。健康食品や飼料の添加剤としても、もっと研究開発されていい植物ではないかと思っている。疲れた時に食べると疲労回復に効きます。
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