自我

2009-02-07 21:21:21 | 孤独について
自我の確立、というのが、おそろしい課題で。

なんとも、寒々とした心持ちになるわけで。

できるだけ人と連絡を絶っていた時期の孤独とは、また別の種類の寂しさ。

あぁ、いやだなぁ。

周囲の人が敵みたいに思える。

そんなの、ぜったい、自分には合ってないんだけどな。

すごく心が冷える。

一方で、もう誰も信じない、とか思ってる極端な自分もいて。

だから、そういう話じゃないんだって、って言われそうだけど。


あぁ、そうだな。

寂しいっていうのは、いっつも感じてきた。

仲の良い友だちと、道が分かれて行った時。

周りに自分の言うことが理解されなかった時。

親の言うことに同意できなくなった時。

そのたびに、新しい場所や新しい仲間を求めてきたけれど。

どうも、場所を変えることでは済まされないようだ。

だれかと離れても、別のだれかと分かり合えればいい、と思っていたような節がある。

それでは、同じことのくり返しだな、と、うすうす気づきながら。

同調し合いたいのは、自信のなさの表れだろう。

論拠は、人の中にでなく、自分の中に求めろ、ということか。

あ、まぁ、エビデンスは、外から見つけてくるわけだけど、それは物であって、人でない。

あぁ、そうだ。

だれかがこう言ってるから、これは正しい、っていうのは、依存になっている。

説明に、ちゃんと説得されたなら、いいけど。


周りと違うから、わかってもらえないから、寂しい、って思ってきたのは、自分の心の弱さだろうか。

自分のアイデンティティに誇りを持っているつもりでいながら、それと同時に、周囲からは見放されたような気持ちになっていた。

そりゃまぁ、人間だれしも揺れがあるだろう。


突き放されるのは、すきじゃない。

それで自分が強くなるのは知ってるけど。

強くなることが、しあわせなことかどうかは、まだわからない。
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