日本キリスト教会 大分中央教会

1517年、宗教改革による改革派信仰の伝統を引き継ぐ教会です。

牧 会 通 信

2015-09-27 22:28:39 | 大分中央ウィークリー

(原 光訳 2000年、沖積舎)

ダンテの「神曲 地獄」編 第11歌(カッコ内は筆子、その5)

◯第一の圏は暴力者ばかりを詰め込んでゐるが、暴力は三つの対象に加へられるから、三つの環に分けられてゐる。

神と、自身と、隣人に対して、暴加は加へられる、つまりそれらと、それらの持物に対して、やがてあからさまな供述で分るやうに。 

殺戮と痛ましい障害は隣人に対して行はれ、破壊と放火と強奪はその持物に対してなされる、(ここまで前回)

◯だから人殺しと悪意をもつて人を傷つけるもの、破壊者と強奪者はことごとく、別別の群れをなして第一の環で苦しめられてゐる。

  人間は自身と自身の持物に対して暴力を加へることがある、だから第二の環では、自ら命を絶つたもの、

財産を博奕(ばくち)でするもの、快活であるべきところで哭き(大声をあげて泣き)悲しむものが、無益に後悔せねばならぬ。(つづく)

 

◯2015年9月27日は、今年の第三十九主日。日聖協「聖書愛読こよみ」は「信仰と実践」という主題である。聖書はローマ12章1~8節、その8節、「勧める人は勧めに精を出しなさい。施しをする人は惜しまず施し、指導する人は熱心に指導し、慈善を行う人は快く行いなさい。」という。ここにいう信仰に基づくその実践は、教会を建てるための具体的働きのこと。このほかに、6節から「預言」、「奉仕」、「教え」加え、教会の中での合計七つの働きを列挙している。信仰理解の弱さに悩む人を助け、信仰の一致をもたらすのを目的として働く人をどの時代の教会も必要としている。「預言」は礼拝説教、「教え」は諸集会の学び「指導」は生活指導であろう。 

◯写真は23日、大阪での全国信徒大会の閉会礼拝前、子供の集いのステージと会場全体で詩編歌133・1の大合唱。


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