日本キリスト教会 大分中央教会

1517年、宗教改革による改革派信仰の伝統を引き継ぐ教会です。

牧 会 通 信

2018-04-19 05:11:20 | 大分中央ウィークリー

ダンテ(1265-1321年)の「神曲 地獄」編 19歌(その14)

◯ああ、コンスタンティン(ニカヤ第一回世界会議を招集した)皇帝第一世、二七四―三三七年、基督教に帰依し時の法王シルエストロ第一世にローマの領地を供え物としてささげたりとの説ありて、その時事実として認められしも、事後戯言に過ぎざること証明せらるるに至れり)よ、そなたの改宗ではなく、最初の富んだ教父がそなたから受け取つた、あの贈物こそなんといふ悪の母となつたことか!」

 わたしがこのやうに言ひ放つてゐる間、憤怒か良心に噛み苛まれて、霊は両足で激しくもがき蹴つていた。前回はここまで)

◯わたしの確信では、それが先達の気に入つて、ずつといた。満足げな顔つきで、きつぱりした真実の言葉の響きに聴き入つてゐた。

 それで師はわたしを両腕で抱き締め、しつかり胸に抱きあげると、下りてきた道を通つて登つた。

 ぎゆつとわたしを抱きしめたままでも疲れず、第四から第五の堤にかかるアーチの頂までわたしを運んだ。

 (つづく)

◯本日、4月15日の日本聖書協会の「聖書愛読暦」の主題は「あがない」と。聖書はⅠペトロ1・13~21。その13節、「だから、いつでも心を引き締め、身を慎んで、イエス・キリストが現れるときに与えられる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。」といいます。終末の時まで待つという信仰である。それは、気が遠くなるような遠い話ではない。今日か、明日という感覚で待つようにという意味である。神には、わたしたちのようなゆったりとした時間感覚は通じないのです。「千年といえども~夜の一時」(詩90・4)と。人生は短いが、信仰によって長くかつ豊か。神共にいつも感謝。

写真は4月15日頃まで大分城址公園にイルミネーションで天守閣を構築。


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