五、「教会とわたしたち」(456) 5.近代から現代へ(宗教改革とその後」
初めに、近代への萌芽としてアウグスチヌス著「神の国」(1968.教団出版)(その96)
最終篇に入ります。
第二十二編 神の国永遠の浄福
25.前述のごとく、全世が信じているのに、以前として肉のよみがえりを問題とする者たちのかたなさについて。(つづく) (「神の国」出村彰訳)
26.祝福された魂は肉体と関わり合いを持つはずがないというボルフェリオスの説は,プラトンの見解と矛盾する。プラトンによれば、最高神は神々に対し決してその肉体を失うことがないと約束したのである。
27.プラトンとボルフェリオスの説は互いに矛盾する。もしもそれぞれ他を信じていたならば、二人とも真理から遠くはなかったであろう。(前回はここまで)
28.プラトンやラベオ(前50頃~後18年頃、ローマの法学者)やヴァロさえも、もし彼らの意見を首尾一貫したものに結びつけることができたならば、真のよみがえりの信仰に何と大きな貢献をしたことだろうか。
29.来るべきよにおいて聖徒たちが神を仰ぎ見るとき、彼らが目の辺りにするのはどのようなものであろうか。
そこで、神の助けによって、聖徒たちが霊の死ぬことのない(つづく) (「神の国」出村彰訳)