(原 光訳 2000年、沖積舎、) ダンテ(1265-1321)の「神曲 地獄」編 第18歌(その15)
◯糞だらけの爪で自分のからだを引つ掻き、しやがんだり立上がつたりしているあの女は、タイデ(遊女の名)、贈物をしたなじみの客が、
大きにお気に召したかね?と尋ねたとき、それどころろかとてつもなくよ!と答へた遊女だ。
こんなものにはもうわたしらの眼はうんざりだらう。」(前回はここまで)
ダンテ(1265-1321)の「神曲 地獄」編 第19歌(その1)
◯おお、魔術師シモンと、その卑劣な追従者たちよ、善徳の花嫁たるべき、神の事物を、貪欲なお前たちは、金銭と引替へに
売り瀆(けが)したのだ、いまこそ容赦なくお前たちのためにラッパが鳴り響かねばならぬ、お前たちは第三の袋の中にゐるのだから。
すでにわたしらは次の墓穴に着いて、堀の真中の真上に当る、岩橋の頂に登つてゐた、(つづく)
◯本日12月24日(日)は、プロテスタント諸教会では、1517年の宗教改革以来の伝統となったクリスマス主日です。従ってこの日の主日礼拝が「クリスマス礼拝」となります。しかし日本聖書協会のこの日は「アドベント(待降節)4」です。聖書本文はマタイ1・18~25であり、その主題は、「よろこびのおとずれ」という。クリスマスはイヴ(夕)に静かに、教会に人々が集まって、キャロリングして帰って来た人々と共に一緒になってクリスマス曲の大合唱。そして世界中(カトリックとともに)で、イヴ礼拝が始まります。
写真(中央)の愛する兄弟は。去る9月26日夕、鹿児島のご自宅で脳幹出血のために倒れたが、主は彼の命を守り、左半身不随の後遺症リハビリ中。12月18日わたし、牧師(左)が見舞う。
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