FLOWER PHOTOGRAPH

お 花 の フ ォ ト グ ラ フ + α

ボタン(牡丹)_Paeonia suffruticosa

2005年04月30日 | 花_ナ-ハ
名前の由来:中国名の牡丹を音読みしてぼたんに
別名:名取草(なとりぐさ)、二十日草(はつかぐさ)、深見草(ふかみぐさ)
ボタン(キンポウゲ)科ボタン属
開花時期:4月~5月



花言葉:壮麗、恥じらい、高貴、富貴
 桃の花言葉:風格ある振る舞い
 濃赤紫の花言葉:王者の風格


 [紫雲殿]

中国原産。日本へは奈良時代に渡来してきたらしい(弘法大師が持ち帰ったとの説もあります)。中国の国花で、新年を祝う花として、中国の上流階級ではとりわけ珍重されました。
花王(かおう)、白王獅子(はくおうじし)、大極殿(だいごくでん)、烏羽玉(ぬばたま)などいろいろな種類があります。


[白王獅子_はくおうじし]

同じあんこもちの呼び名_あんこのおもちに「ぼたもち」と「おはぎ」があります。
春のお彼岸に食べるのは、春を代表する花の牡丹(ぼたん)にちなんで
 「牡丹餅」→「ぼたんもち」→「ぼたもち」と。
秋のお彼岸に食べるのは、秋を代表する花の萩(はぎ)にちなんで
 「萩餅」→「おはぎもち」→「おはぎ」と ・ ・ ・ なったらしいのです。


 [大極殿_だいごくでん]

俳諧ではぼうたん、富貴(ふうき)草とともに夏の季語として使われます。

 牡丹散て(ちって)打かさなりぬ二、三片              与謝蕪村


 牡丹花は 咲き定まりて 静かなり 花の占めたる 位置の確かさ  与謝蕪村

 一輪の 牡丹かがやく 病間かな                 正岡子規(まさおかしき)



 《 京 丸 牡 丹 伝 説 》
気田川を遡って山を昇って山奥に入ったた所に京丸村があります。京丸村は源平の戦いに負けた平氏の落人の村(又は、乱世を避けて山中に住みついた藤原佐衛門佐_さえもんのすけの末裔の村)だと言われており、村人達は村の外の人々と交流することはありませんでした。
ある時、一人の若者が京丸村に迷い込んで行き倒れてしまいます。若者は看病してくれた京丸村の娘と恋仲になりましたが、村の掟でよそ者との結婚は許されません。二人は村を出ていきましたが、身寄りのない二人には世間の風は冷たく、二人は京丸谷に戻ってきます。しかし、村の掟は厳しく、絶望した二人は気田川に身を投げてしまいました。
翌年、村人達が二人の供養のために川を訪れると、大きな白い牡丹の花びらが流れてきました。その牡丹は崖にしか咲かず、近くで見た人は誰もいませんでした。それに、60年に一度しか咲かないといわれ、遠州七不思議の一つとされています。
 [静岡県周智郡春野町]





 ))))) 宴 の 前 (((((








 ))))) 大 接 近 そして 遭 遇 (((((

















『 立 て ば 芍 薬、 座 れ ば 牡 丹、 歩 く 姿 は 百 合 の 花 』






 にほんブログ村 写真ブログへ

ハブランサス・ルチアエ_Habranthus

2005年04月30日 | 花_ラ-ワ
別名:レインリリー
英名:Rain Lilly
ヒガンバナ科ハブランサス属
開花時期:7月~10月
花言葉:優雅なたしなみ

原産地は中南米。
ゼフィランサス(タマスダレ)にそっくり、よく混同されがち。大き目のピンクのピンクの花がさきます。梅雨時にたくさんの花茎を立ち上げて見事な花を咲かせ、その後も秋までは、レインリリーの名の通りに雨が降った翌日にいつのまにか花茎が出てきて、ちらほら咲くという不思議な植物です。性質は非常に強健で、植えっぱなしでもよく増えます。群植すると見事です

ヤグルマギク(矢車菊)_Centaurea cyanus

2005年04月30日 | 花_マ-ヤ
別名:ヤグルマソウ(矢車草)、セントーレア
名前の由来:元々は小麦畑に生える雑草だったそうです。花の形が矢車に似ているのでこのような名前になったといわれています
英名は:コーンフラワー_ヨーロッパ東南部や西アジアの麦畑の中に咲いていたことから、
キク科セントウレア属



花言葉:繊細な心
 白の花言葉:愉快
 黄の花言葉:侮り
 紫の花言葉:貴方の要求を容れます
 青紫の花言葉:教育、信頼



ヨーロッパ原産。明治初期~中期に渡来。春から夏にかけて色とりどりの花を咲かせます。
ドイツの国家にもなっています。
古代エジプトのツタンカーメン王の墓からも発見された、由緒ある花です。(古代エジプトでは青い花が魔除けとされ王様のミイラの胸のところに飾られました)



《 ギ リ シ ャ 神 話 》その1
属名Centaureaは、ギリシャ神話の半身半馬(獣)のケンタウロス属の賢人ケイロンに由来しています。ギリシャ神話ではケイロンが矢車草の薬効を発見したことになっているそうです。
ヘラクレスはある時、猛毒のヒュドラの血が塗ってある毒矢で、誤って恩師のケイロンを射てしまいます。ヘラクレスはケイロンに手渡された矢車草で手当てをしましたがよくなりません。不死身のケイロンは死ねずに苦しむばかりだったので、プロメテウスが変わりに不死身になり、ケイロンは死んで苦しみから逃れることが出来ました。
矢車草の花びらを傷口にふりかけるとケイロンが生き返ったという伝説もあるようです。



《 ギ リ シ ャ 神 話 》その2
学名Centaurea.cyanusのcyanusは、花の女神フローラ(クロリス)の崇拝者のチアヌス(キアヌス)に由来しているそうです。
コンスタンチノープルに住むチアヌスという少年は、毎日、花の女神フローラのために花を摘んで花輪を作り、祭壇に捧げていました。ところがある日のこと、チアヌスは、花輪にする花がみつからないので探しまわっているうちに道がわからなくなり、そのまま死んでしまいます。フローラは、若い崇拝者チアヌスの死を悼み、人々が彼のことを思い出せるように、彼が野原で摘んでいた花を「チアヌス」と名付けました。
 また、フローラが少年を「チアヌス」の花に変えたという話もあります。



俳諧では、夏の季語として使われる。










 にほんブログ村 写真ブログへ