FLOWER PHOTOGRAPH

お 花 の フ ォ ト グ ラ フ + α

アジサイ(紫陽花)_Hydrangea macrophylla form. macrophylla

2005年04月06日 | 花_ア-カ
名前の由来:あづさいが変化したものらしい_あづ=あつ(集)、さい=さあい(真藍)で、青い花が集まって咲くさまを表しています
ユキノシタ科アジサイ属
開花時期:6月~7月
花色:紫、ピンク、青、白
花言葉:ほら吹き、移り気、あなたは冷たい、元気な女性、高慢、無情、辛抱強い愛情
 青の花言葉:忍耐強い愛
 桃の花言葉:元気な女性

平安時代になって源順(みなもとのしたがう)が、白楽天の造語の紫陽花をアジサイと思い込んで、自著『倭名類聚抄』に「白氏文集律詩に云ふ、紫陽花 和名安豆佐為」と書きました。その後、貝原益軒も『大和本草』で紫陽花と書いており、アジサイに紫陽花の字をあてることが定着しました。しかし、アジサイは日本原産の植物で、白楽天が紫陽花と名付けた花は実際は別の花だと考えられています。下の詩がその白楽天(白居易)の詩です。

《 紫 陽 花 詩 》
 何年植向仙壇上  何れの年にか植えて仙壇の上に向う
 早晩移栽到梵家  早晩移栽して梵家に到る
 雖在人間人不識  人間に在るといえども人識らず
 与君名作紫陽花  君がため名づけて紫陽花となさむ

 [アナベル]


 安治佐為(あぢさゐ)の 八重咲く如く 弥(や)つ代にを いませ我が背子(せこ) 見つつ偲ばむ
   橘諸兄(たちばなのもろえ) 万葉集

 紫陽花や 藪(やぶ)を小庭の 別座敷         松尾芭蕉

 紫陽花の 末一色(すえひといろ)と なりにけり    小林一茶

 紫陽花や 折られて花の 定まらぬ          藤原保吉(ふじわらやすよし)

 紫陽花や はなだにかはる きのふけふ        正岡子規(まさおかしき)




ガクアジサイ(額紫陽花)_Hydrangea macrophylla form. normalis(萼_がく紫陽花)
周辺の花びらだけが開きます(装飾花といいます)。萼は額と表記することもあります
花言葉:謙虚______________________________________________________

色がついているのは萼(がく)で、花はその中の小さな点のような部分です。でも、やはり萼(がく)が目立ちます。
酸性土壌では青色が強く、アルカリ性土壌では赤色が強くなる草ですが、花の色は、土によるのではなく遺伝的に決まっている、という説もあるそうです。




 [シチダンカ] 江戸時代から栽培されている



 薄クリーム色のアジサイがカシワバアジサイ



 [ おたふくの渦潮 ]














 [ニューバージョン]
 ・色 づ き 始 め た 六 月 の お 花 ( ア ジ サ イ )

 ・六 月 の 花、 今 が 旬 !(紫陽花 pt.2)