あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

マリーアントワネット(劇場)

2007年02月05日 | 映画
2時間ほど時間ができたので、見たかった映画を観に行くことにしました。

CMではポップなテンポで美しい装飾を身に纏った透き通るような白い肌のマリーアントワネットがおいしそうなスイーツやドレス、靴を選ぶシーン。
ちょっと元気になれそうな気がしたので見に行ったのですが・・・。

やっぱりとても切なくなりました。

18歳で王妃に即位し37歳でその生涯を終える。
きらびやかに見えるその生活は全て不安の裏返し。

ソフィア・コッポラの映画は『ヴァージン・スーサイズ』しか観たことはないのですが(これにもキルスティン・ダンストが出ていたのね!)、こちらの映画は実はあまりよく分からないままだった。

でも、この人の作品は空がいつも悲しげに映っている気がする。
心のもやもやが空に表されている感じ。
アップテンポだったりスローテンポだったり彼女しか描けないマリーアントワネットが出来上がっていたと思う。

マリーアントワネットが女の子をもうけてから、ルイ16世にもらう別邸「プチトリアノン」での生活がすごく素朴で豊かで良かった。マリーはこのプチトリアノンをすごく気に入っていたらしい。プチトリアノンで過ごすマリーはオーストリアのまだ小さな女の子なんだよな。

もし、次にフランスに行くことがあったらヴェルサイユ宮殿とプチトリアノンは是非訪れてみたいと思う。

もう一度『ヴァージン・スーサイズ』を観てみようかな。