前回から、あっという間に時が飛んでしまった。
まさか、数ヶ月でこんなに世界が変わろうとは、ゆめゆめ思っていませんでした。
のん太郎の学校も、ご多聞に漏れず3月2日から5月末まで休校となりました。
前回「子どもに合う学校かどうか見学した方がいいですよ。」と、偉そうなことを言っておりますが、実のところ、のん太郎は自分が進学した学校があまり気にいっていない、そして文句ばっかり言ってます。
時には「行きたくない!」と言うことも。
これは、中学生特有の反抗期から来るものなのか?ただ単に怠惰から来るものなのか?本当に悩めるほど行きたくないのか。
正直なところ、親の私ですら分からない時があります(観察はよくしているつもりです)。
のん太郎が「行きたい!」と思った学校は、とてつもなく個性的だったので、それ以外は受け付けてない、ということもあるのでしょう。
まぁ、でも、思い起こしてみると、保育園を卒園して小学校に慣れるのですら、半年かかったので、もしかしたら環境の変化にいちいちドロップキックするタイプなのかも(それも考えて、6年間通える中高一貫を選んだのもあります)。
そんなわけで、この「休校」は、のん太郎にとっては恵みの雨的な期間でした。
学校の対応はそれなりに早かったです。
3月の休校中にオンライン授業をするための環境についてのアンケートがあり、4月13日にはオンライン授業がスタートしました。
双方向と映像授業を使い分けて、ちょうどいい感じでした。
でも、やはり毎日先生と顔を突き合わせて行う授業や仲間との空間とは違います。
のん太郎は、そういうところは素直なタイプではないので、オンライン授業離れするのも早かったです(離れちゃ困るんだけど!)。
GW明けの、緊急事態宣言が延長され、休校も延長されると、オンライン授業離れにさらに拍車がかかりました。
まぁ、要するに、せっかくの私立中学の手厚いサポートも、PCの前に座らなくては届かないのでした(汗)。それは個人の問題ですね。
そのたびに、先生からメールがあり、一緒に課題をする始末(T-T)。
とはいえ、オンライン授業の取り組みすらなかったら、もしかしたら「学校と関わらなくてもいいや」的な考えになったかもしれません。
ちょっとずつでも、学校の存在を日々感じることで、のん太郎みたいなタイプの場合は「やれやれ。仕方ない。やっとくか。」と思ってくれるのかもしれないと思いました。
オンライン授業ですが、たまーに、一緒に参加してました。(のん太郎が真面目に受けてる授業は、後ろめたくないので、一緒に聴かせてくれることもあった)いわゆる授業参観ですね。
一緒に聴いた授業は「社会」の授業で、本来なら歴史なんだけれど、この非常事態を受けて、「普通の生活って?」「収入が減ってる?」「平均収入はいくら?」「学歴の本当のこと」なんて話をしていました。
先生も「歴史を進めなくてはならないけど、本来ならこういうことを知ることがとても大切だと思う。」って言っていました。
社会って、「そういうことだよな」と思いました。
もちろん、その土地があって(地理)、どういう風に栄えていったか、または没落していったか(歴史)の知識の上に成り立つ深いことはたくさんあるので、それも大切だけれど、今この瞬間の非常事態の時に、先生が話してくれたこと、問いかけてくれたことを家のPCを通して聴いたな〜って体験はとても思い出深いものになるな、と思います。
もちろん、公立でもそういう授業をする先生はいると思います。
でも、なんとなーく、私立中高一貫は「ほかの学校と同じ授業をしたら選んでもらえない。」って気持ちも強いんじゃないかな?とも思ったりします。(そこを狙ったわけじゃないとは思いますが)
語ること、問いかけること
大人が真剣にそれをしてくれると、子どもも真剣に聴きます。
私立中学、子どもを子ども扱いしすぎないところに、良さを感じます。
(ちなみに、オンライン授業をすることが正と言っているわけではないです。方法はいろいろです。)