あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

東京タワー(劇場)

2005年01月18日 | 映画
うぅぅぅむ。この東京タワーと言う作品、普段の私なら絶対見たいと思わないんだけど、1月16日(公開2日目)の日曜日に日テレの@サプリやその後の「東京タワー宣伝番組」を見ていたら、見に行ってもいいかなぁ~くらいになってきた。

どうして見ようかと思ったかというと「東京があんなにきれいだと思わなかった」という一言で、それは見てみたい!と思ったの。

でも実は、江国香織が苦手なんじゃないかと思う。私。
あの、ゆったりとした時の流れやインテリア一つ一つには、ため息が出るほど。
言葉も一つ一つ選んでいる。

でも、どうしても広い心で受け入れられない。

なぜ?

少し考えてみた・・・。

もしかして「嫉妬」なのか?

多分「嫉妬」なんだ。
そう、あの雰囲気全てに嫉妬しているのだ。「はっは~ん」って鼻で笑っちゃってるのだ。その時点で作品を公平には評価できない。
なんだか、映画いっぱいに「私ってこんなふうなの」って言うのが押し出されていて、見ていてなんだか途中から馬鹿らしくなってくるんだ。そして美しい人妻は”黒木瞳”。そのキャスティングがまたずるい。

そして詩史が言った一言「私はね、私の人生が好きなの」。
あ~。ここに集約されている。言っちゃった。

結局、美しい少年を見に行ったような気もする。私は、寺島しのぶがすごいと思った。すごい。本当にすごい。そして、フラメンコのシーン。ここは正直に身震いしちゃった。かっこええ。

そして、本題の「東京が美しい」と言うのは、本当の意味で違っていた。だって、「東京のインテリアが美しい」ただそれだけ。それもずるかった。

あ!でも、青い東京タワーが見られるのでそれは得したような。

ひとつ考えたこと、「普通に感動した映画」や「普通に好きな映画」に関してはここまでコメントできないけど、「猛烈に嫌いなタイプの映画」にはここまでコメントが出来た。
ある意味、いろいろと自分の奥底まで見ることが出来た素晴らしい映画だと思う。見に行ってモヤモヤしたけど、よかったと思う。

ハウルの動く城(劇場)

2005年01月08日 | 映画
bunbunちゃんがこの間、「ハウル」おもしろくて2回も見に行っちゃったよ!と言ったので、ハウリングしてきました。

でも、知っている人に「おもしろいよ!」と言われると実は緊張する。おもしろいはず、おもしろいはず、って思っていくと期待だけが先走りしちゃうからね。

私は、アニメとかになるとどうしても吹き替えの声が気になっちゃうの。今回は日本のアニメだからそれは海外のアニメよりもずっと緩和されていたけど・・・。
それだけに、倍賞千恵子ってすごいね。本当にすごいと思った。
木村拓也もハウルのキャラクターにあっていてよかったと思う。週刊誌などではバッシングされていたと聞くけど、木村拓也って「木村拓也」と言うだけでバッシングの対象になってしまうこともあるから。それこそ有名税。
声優じゃないからいい、って言うのもあったし。

内容は・・・。『千と千尋』チック?って思っちゃったの。
イマイチすっきりしなかった。それは顔が全体的に似ていたから?
なんだかどっちが悪なのかって言うことが分かりづらいの。私には難しすぎた。
でも、ちょっとハウルにドキドキしちゃったよ。あ~私はハウルには連れて行かれないわね。