花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

ジャンボフライ

2007-11-12 | 日記
埼玉県行田市で開催された忍城時代祭りの大イベントの続きです。


===第二部===

12時からは直径3メートルもあるジャンボフライを焼くという大チャレンジ。

第一部のお話で説明を書きましたが、行田の名物の一つ「フライ」は揚げ物ではなくフライパンで焼くことからそうよばれるようになったという薄ぅ~~~いお好み焼きのようなものです。


すでにジャンボフライ作りは4度目だとかで慣れた様子で巨大鉄板にフライの生地を丸く流し焼いていきます。





そこにはナゼか待機するクレーン車の姿。





どうやって裏返すんだろう?と思ったら、そばにはもう一つ油を塗って熱せられた巨大鉄板。

え?まさかと思ったらクレーンのワイヤーを2つめの鉄板にかけ、つり上げたらワイヤーを吊すカギを自在に操り油を塗った面を下に返してフライを焼いている鉄板の上に被せます。









みごと裏返しになって鉄板1に上に乗せられようとしている鉄板2





フライを挟んで重なった2枚の鉄板をボルトで固定したらクレーンが丸ごと引き上げ上下を返してコンロの上に再び着地させさらに焼く・・・





薄いお好み焼きみたいなものとはいえ、3メートルものフライ。 焼く時間、長いですぅー。

寒いし、雨も降ってくるし・・・ 






そろそろできあがりか?というところで大きな木槌登場。
上の鉄板をたたいて生地が剥がれるようにしているようです。

十数分経過。
2枚の鉄板を固定したボルトが外されます。
いよいよ?

クレーンがそぉ~っと上の鉄板を上げますが、あら・・・上に一部生地が張り付いてる。






鉄板を降ろしさらに蒸らすこと十分以上。 見守る観衆も飽きてきてます。

雨脚も本降り状態。 あ~らら。

意を決して再度上の鉄板を上げるもやはり生地はきれいに下に落ちず、今度は巨大フライ返しが出てきて掻き落とします。

見るも無惨な巨大フライのできあがり。 真ん中焦げてるし、悲しいかな。。。





この後このフライは観衆に切って配られたようですが、雨がだいぶかかってるし、みなさん食べたんでしょうか?

それにしても、クレーン操作の方、おみごとでした。


次回は是非成功させて美しいジャンボフライを見せてくださ~い。

埼玉B級ご当地グルメ王決定戦

2007-11-12 | 日記
本日は長いお話になっちゃいますので2部作にします。

==第一部==

昨日、埼玉県行田市の「忍城時代まつり」とともに「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」が開催されました。
B級グルメ王は今後続くかどうかはわかりませんが、記念すべき第一回大会です。

埼玉県の名称由来のもとである「さきたま古墳群」のある行田市ですが、他にも観光名所があります。

☆石田三成の水攻めを受けても落ちなかったことから浮城とも言われる「忍城」

☆古代、湿地帯であった土地が焼却場建設工事で掘り返され、そこにできた池で1400~3000年前の蓮の種が自然に発芽して花を咲かせるようになった「古代蓮の里」

☆名所ではないが、行田と言えば一昔前は「行田の足袋」として有名で一頃の生産量よりは落ちたものの今でも全国の50%の量の足袋を生産している


さて、時代まつりが本来メインイベントなんですが集まった大勢の人たちのお目当てはご当地グルメ王決定戦のようです。かくいう私もその1人。
市役所前のメイン会場では忍城ゆかりの武将に扮し甲冑を着けた武者たちや足軽たちの武者行列や、忍城水攻めの再現、火縄銃演武などが披露されますが、そっちのけで食い気に走ってしまいました。





埼玉県内の13市町から集まった名物の数々は全14。 開催地・行田からは2種のエントリーです。





フライ(行田市)
ゼリーフライ(行田市)
太麺焼きそば(川越市)
雪くま(熊谷市)=かき氷-熊谷といえば関東の夏にはいつも最高気温を出す場所
みそポテト(秩父市)=じゃがいもを揚げて甘味噌をつける
手打ちうどん(加須市)
つみっこ(本庄市)=すいとん、またはひっつみ汁に似たもの
やきとり(東松山市)

こうのすコロッケ(鴻巣市)
煮ぼうとう (深谷市)=野菜とともに味噌味の汁で"ほうとう"を煮込む
和楽備茶漬け(蕨市)=焼きおにぎりに出汁のお茶漬け
にんじんうどん(新座市)=にんじんを練り込んだうどん
なまずのたたき(吉川市)

もつ煮(寄居町)


の注釈です
★行田のフライ=その昔足袋工場の女工さんたちがおやつ代わりに食べたというクレープのように薄いお好み焼きのようなものでフライパンで焼くことから「フライ」だとか。
★ゼリーフライ=ぎょっとするかもしれませんが決して甘いゼリーを揚げたわけじゃありません。おからとじゃがいも、刻み野菜を衣を付けずに揚げウスターソースをくぐらせる衣無しコロッケのようなもの。小判形をしているので「銭フライ」がのちに「ゼリーフライ」と変わったそう。
★ほうとう=きしめんを極太くしたような麺。
★東松山のやきとり=ここでやきとりといえば鶏ではなく豚。 豚のカシラを串焼きにして特性の辛調味味噌をつける。
★なまずのたたき=鯵のたたきや鰹のたたきとは違います。 なまずの頭、骨、肝、中落ちをたたいてミンチ状にして味噌味をつけたつみれにして揚げたもの。



会場はそれぞれ店のテントが並びお客は自由に食べたい店に行き購入します。料金は100~200円で、買うごとに行田の象徴・足袋のコハゼを渡され、これを気に入ったお店の投票箱に入れることにより人気順位が決まります。 一カ所にいくついれてもOKです。


お金の受け渡しをしやすくどのテントも値段は100円か200円。採算度外視でお得と思えるところもあり、ちゃんと商売してるのねと思えるところもあり。



投票券は足袋のコハゼ



人気のテント前には長蛇の行列ができる一方閑散としているところも。。。  10:30から開始され14時の終了を待たずして2時間も前に売り切れ御免となる店もありました。



10:30決戦の火ぶたが切って落とされます
すでに開始前からもそれぞれのテント前にこんな行列
あれ???誰もならんでいないところが・・・



川越の太麺やきそば
100円でちっちゃいパックですが、ぎゅうぎゅうたっぷり入ってます




ゼリーは入っていないゼリーフライ
おからの味はわかりませんが食感が少し
ソースをくぐらせているので味は濃いですがなかなかイケます
しかし・・・一個百円って普通の店で買った方が安いんじゃ?




つみっこ
東北で"ひっつみ"、関東では"すいとん"でしょうか?
小麦粉を練ったものをお野菜を煮て味つけした汁に入れます
あったまります♪




焼きとり屋さんの前は一番の行列
なぜなら・・・焼くのが追いつかない




東松山名物焼きとり一本百円
上に乗ってるのは普通の世間一般の焼きとり、これは「ねぎま」と言われる
下のが「焼きとり」でお肉は豚のカシラで食感が独特です
特性辛味噌がおいしいのです
び~ぃ~る~ぅ~~~♪




結果==

1位 深谷「煮ぼうとう」
2位 行田「ゼリーフライ」
3位 行田「フライ」
4位 熊谷「雪くま」
5位 加須「手打ちうどん」

1・2位は予想通り。 さすが地元の行田、二つとも上位を獲得してますね。