花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

かぶの鴨肉射込み

2007-11-02 | 週末ごはん・お酒
本日は和な日。

久しぶりに我が家に日本酒がやってきた(米沢のお土産です)のでせっかくだからと「和」色の強い食卓となりました。



かぶの鴨肉射込み
ちょっと肉詰めすぎ^o^;



「射込み」なんていうと懐石料理の名前みたいで自分の料理じゃないように思えちゃうのですが、ようするに鴨肉詰めです。

実は鴨が手に入らなくて鶏肉で一度作ったものの、ちょっと物足りない。 かぶとつくねの煮物は美味しいのですが中に詰めてしまうと鶏がかぶの香りに負けてしまうので鶏肉に柚味噌風味をつけるなどしたほうがいいのかもしれません。

ということで、今回はリベンジ。

生のカブの中をスプーンでくり抜いて、片栗粉少々を内側に振っておきます。
くり抜く穴はカブの大きさによります。
大きすぎず、小さすぎず、加減しましょう。
↑すいません、これじゃわかんないですよね。


鴨はわざわざ1枚買うのはもったいないのでスライスして売ってるもので十分です。
包丁で小さく切ってからフードプロセッサーにかけてミンチにします。
そのまま入れちゃうといくらスライスしてあっても皮がなかなか細かく切れないので必ず皮だけでも切っておきましょう。

塩少々、味噌ほんのちょっぴり、片栗粉も少々、それにくり抜いたかぶを刻んでちょっと水分を切って混ぜます。
味噌は鴨の臭み消しになります。

かぶに詰めたらひたひたの調味出汁で煮含めます。

調味出汁=昆布、鰹節、薄口醤油、みりん、酒、濃い口醤油(ほんのわずか)、塩

かぶを器に盛ったらお出汁に片栗粉でとろみをつけてかけてできあがり。
かぶの葉もあればさっと塩ゆでしてしぼって適当な長さにそろえ、添えます。


おまけのピリ辛こんにゃく

こんにゃくは包丁を格子に入れて味を含みやすくします。
お鍋に入れ油で炒め、醤油、みりん、豆板醤、お出汁、で汁気が無くなるまで炒り煮します。



・・・と、このかぶの射込みを載せる予定をしていたら。

昨夜久しぶりに行った錦糸町の居酒屋さん「井のなか」でカブのくり抜かれた中に鮟肝が入って出てきました。 鮟肝はちょっと炙ってあるよう。

うふふ、どうやら私と切れぬ縁があるようです♪(←迷惑がられる勝手な思いこみ) 

板長の佐久間さんの仕事、さすがですねぇ。 


そうそう、前回行ったときに食べさせていただいた店主・工藤さん発案の「おれのデザート」はメニューに載せられたようです。


中をくり抜いたフランスパンにバニラアイスを詰め・・・は他でもお目にかかりましたが、なんとそれを個性たっぷりな竹鶴(=日本酒)につけていただくという。
サバランを思わせるデザートです。

オープン以来の定番料理、ゴルゴンゾーラのタルトと竹鶴の相性も抜群ですが、デザートに持ってくるとはオドロキでした。 アイスクリームに熟成みりんとか、甘いバルサミコ酢とかいうのは聞いたことがありますけど、これは新しいですよね。

おいしいですよ~♪
私としてはフランスパンだとデザートにはボリュームがありすぎるので他のお料理に使われてる車麩ではどうなのかしら?と思うのですが。 これだと竹鶴と合わなくなるかしら?


「井のなか」は12月1日発売のブルータスに載るそうです。 
楽しみ♪