コヨーテ一人旅

早く人間になりたい

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2018年08月18日 | 映画

公開からはやひと月、書こうか書くまいか迷いましたが意を決して書こうと思いました。


『未来のミライ』を公開開始の翌日に見てきましたが…


毎度の通りネタバレ含むので読みたくなければスルー推奨。





























































すいません。個人的には特に大きな感動もなく終わってしまいました。さらに消化不良というか…。


観る人の環境とか、境遇とか、人となりというか、そういった違いで感想もだいぶ違ってくるのかなぁ。俺は未婚(もちのろん子育て経験なし)、末っ子…。


好きな監督の作品で正直これを言うのはつらいですが、ストーリーがなんだか平坦で、山もなけりゃ谷もない感じがしました。ただ「こういうことがあった」「こういうことがあった」の連続で、繋がってはいるんだろうけど、そこにドキドキも、ハラハラも、どっちもなかったと思うのです。
今までの細田作品で、何度見返しても襲ってくる、エンディング付近での涙をこらえきれない感覚も特になく終わってしまった。


いや、言わんとしていることはわかるんですよ。「片付け」にしろ、「自転車」にしろ、「何かを乗り越える時に大切なのは自分の決意」だってことは。でも、そこにあんまり努力っぽいところが見られないんですよ。俺は次男(末っ子)であんまりお兄ちゃんの立場がわからないからなのかなぁ。


あと、俺は基本「観たい!」って映画に関してはいっさい情報は仕入れない(CMさえ見ないようにしている)ので、どんな映画かなぁ、と予め想像しておくのですが、「大冒険!」みたいなのを期待して観に行ったのですが、なんだかかなりミニチュアな、手のひらに収まりそうな冒険だなぁ、と悪い意味で裏切られたという感想もありますね。「子どもにしたら大きなことだぞ」って言う人もいるだろうけど、そんな過去は忘れてしまった。


「タイムリープ」「成長」「あっちの世界とこっちの世界」とか、過去の細田作品に共通したテーマはあれども、どれとも違う、かなり異質な感じがしたのも消化不良の原因でしょうか。


「ちょっと余計かなぁ」と思ったのが、メタモルフォーゼ(犬になる、っていうのは、無理矢理とってつけたようなケモノ要素かなぁ)と、後半の東京駅でのオニババですかねぇ。


クライマックスの方のファミリーヒストリーというか、あれもそんなに思い入れが残る過去のことではないとは思うんですよ。その辺の見せ方がちょっと薄い感じがしました。


なんちゅうか、その(東尾風)、
今回は期待が大きすぎたのかなぁ。
正直3枚前売り券買ったけど結局通販アプリ行きになりそうだな。グッズもパンフレットも買わなかったし…。


一番思ったこと。
印象的な「別れ」がなかったこと。
エンディング付近で「別れ」がなかったが故に感動もとくになかったのかな、と。最後の方で未来のミライちゃんに対してくんちゃんが「お別れなの?」って尋ねたけど、「別れ」じゃないんだよね。将来的にイヤでも会う存在になるんだから。
ミライちゃんには「未来で待ってる」と言ってほしかった。






俺は「過去より未来より、一番大事なのは今」だって思うんですよ。
ヒロトの影響かな。
長い歴史の中で俺は今ここにしかいないワケだからね。










泣けなかったのはしょうがないかな。だって過去には思い出がいっぱい詰まっていて、未来には希望がいっぱい詰まっているのだから。

















【蛇足】
東京駅で京葉線に乗り換える時、黒い新幹線が停まってんじゃないかとトラウマになっちゃったぞオイ。JR東の協賛みたいだけど、逆効果じゃないのかなぁ。

あとこの記事の冒頭の画像の乗車券はシーサイドラインが出したモノだけどJR東はやらないのね…。

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