奥大井2日目。
おかみさんの細やかで丁寧な気づかいに送られて出発。
この周辺は下開土(したのかいと)遺跡というのが発見されたのにちなみ、こんな銅像が。
トイレもこんな形。
商店の荷物やカゴが置いてある脇を通ると駅があるという、都心ではまずお目にかかれない構造。
駅の待合室の隣は写真館風になっています。昔からの沿線の様子がわかります。
今日もクリスマス仕様です。
天気が本当によくて、橋も水面にきれいに写し出されていました。
一番列車なので、新聞の配達もあります。観光のための列車ではなく、地域に根差した路線でもあるのです。
今日もひと駅分のために連結。仕事人って感じです。
そんなこんなで長島ダム駅で下車。
駅舎はホームを下った場所にあります。
平日ということもあり、待合室はコヨーテさん以外には誰もいませんでした…というよりこの長島ダム駅の周辺は本当にダムだけでなんにもありません。
隣の部屋にはなんだか木が並べてあったけど、なんだろう?
駅から道を挟んだ場所にダムの管理センターがあります。
ダムを間近から意識して見るのは初めてだなぁ。
反対側は噴水があります。放水されている時とされていない時とあります。
近くには「長島ダムふれあい館」という施設があり、ここの歴史や用途などがわかります。
ここの職員のおばちゃんがやたら話好きで、なおかつダムマニアなので興味のある方はどうぞ(平日の朝だけあって話し相手がほしかったんだと思う)。
コヨーテさんもダムカードをもらってきました。「わざわざ遠くからどうも」ということで、今では配布していない旧モデルのカードと現行モデルと2枚もらいました。おばちゃんありがとう。
ダムっていうのは自然の造形と人工的な造形とが合わさった「巨大芸術」という側面もあるんだなぁとわかりました。
このふれあい館からアプト式区間の様子を窺うことができます。やっぱりすごい斜面だ。
周辺は「四季彩公園」という広場になっており、春には芝桜が満開になるそうです。家族連れで散歩するにはよさそう。ただ、
野生のサルがいるから注意!
とにもかくにも、いろいろな発見をした長島ダムでありました…。
千頭駅に戻り、タイミングを見計らってある場所へ。
鉄橋です。
どうしても「大井川を渡っているSL」を見たかったからです。
千頭駅での転車台の様子も見られました。ここの転車台は人力です。
ここの風情は本当に好きだなぁ。
さて、
今日、新金谷へと導いてくれるSLです。前回と異なる車両ですね。新橋駅前にいらっしゃるのと同じ型式なんだって。へぇ~。
客車は本当に文化財とかになっていそうな佇まい。
ドアノブとかツマミが真鍮なのが味わいがあるんだなぁ。
車内の天井がちょっと煤けた感じなんだけど、それがかえっていい色合いになっているんです。汚れってのは、歴史を表しているんです。
車内も相変わらず楽しいひとときでした。以前大井川鐵道のSLに乗った時も思ったけど、この大井川鐵道でのSL乗車が一番楽しいと思えたんです。
楽しい時間をありがとうございました。また会いましょう。
ここの沿線は、人の数は少ないけど、その分人と人とのつながりは本当に大きいと感じられます。いろんなことを思っていてくれている。やっぱり人と人とのつながりは、何よりも大切なモノなんだなぁと改めて思い知らされた旅でした…。
【蛇足】
帰京してからミュージックソンの募金をしてきました。以前書いたかもしれんがイトコに盲目のおねぇちゃんがいるので、ミュージックソンの活動にはなるべく協力しようとおもっているんです。
数年ぶりのイマジンスタジオでしたが、うえちゃんの頭皮のテカりが印象的でした(おい)。