コヨーテ一人旅

早く人間になりたい

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雨と初雪の日でした

2013年12月20日 | 映画
たぶん大号泣中のコヨーテさんです。
とりあえず「おおかみ初めて見た」って方、「何度も見た」って方、いろいろいるでしょうが、みんないい気持ちになれたんではないしょうか。


前々から散々当ブログで申してきた通り、コヨーテさんはこの作品が大・大の大好き なんです。この作品に関しての思いは以前コヨーテさんがこの作品に対して書いた記事を参考にして頂きたいのですが、今日はその補足というか、以前の記事を書いてから新しく思うところ、発見したところを改めて書かせていただきます。





例の如く未見の人はさっさと録画したのを見るかビデオを借りてこい。



























ネタバレ防止用スペースおしまい


毎度の如く箇条書きですが大体作品内での時系列には準じているはずです。


あと、矢印で示した部分は「なんとなくつながってる、あるいは対になっているんじゃないか?」ってコヨーテさんが思った箇所です。



・(花の言葉)「ひどく怒られてしまって…」の後によく聞くと「フフッ」という笑い声が
・「何をしてもいい。自分の家だもの」→雪が駄々をこねて暴れ回っても怒られない古民家
・つわりの花を気遣って背中をさする彼→「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
・彼の死の後の夢の中の「ポチャン」→最後の焼き鳥のタレが落ちる時の「ポチャン」
・BGMの使い回しの箇所(花の「ちゃんと育てる」と、花の「私が守ってあげなきゃ」)
・小児科と動物病院との迷い→オッサン二人の畑のやり方の言い争いでの迷い(→子供たちのおおかみと人間との迷い)
・初めての雪の朝、おおかみに変身して駆ける雪の服を花は持っていたが、雨の服を花は取りに行こうとしなかった
・唯一フルネームのある草平
・「頭からどれだけ~」と言われても雪を見続ける花
・BGMの使い回しの箇所(畑を教える韮崎のシーンと、草平が雪にプリントを持ってくるシーン)
・花と雪の、ふと言う感じの「あっ」の言い方が同じ。さすが母子
・唯一時間経過で髪形が変わった花
・襖に描いてある滝は称名滝?


で、以前も書いたことですが、この作品を観る時は、「風を感じてほしい」と思うのです。
これは新しく書くことですが、最後の雨の旅立ちのシーン。「私、まだあなたに何もしてあげてない」と花が言うと風が吹いてきます。この時から雨が花のもとから消え去るまで雨の髪(というかおおかみ状態だから体毛か)がずっとなびいているのですが、花の髪はかぜになびきません。しかし、雨の遠吠えを見て(「私の息子はもう旅立っても大丈夫だ」と感じて)から花の髪が風になびきます。この「風になびく花の髪」は、一番最後の、雪も巣立った後の、花が遠吠えを聞くところにもつながると思います。




とりあえず、『おおかみこどもの雨と雪』を観た方は一度でいいですから当ブログで散々紹介している富山県の古民家を訪問してみてください。


しっかり生きましょう。



















初のTV放送の日に東京都に雪も雨も降らせるなんて日テレもイキなことするねぇ~。