お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常

ヒゲおじさんは元遊園地の園長で家庭料理人、今は新聞の料理コラムニスト、猫のキキと前橋な毎日と家庭料理をお届けします。

「沖スキ」(魚のすき焼き)の作り方 「ヒゲおじさん厨房に入る」朝日新聞掲載

2010-11-13 16:57:44 | 「ヒゲおじさん厨房に入る」

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今朝の朝日新聞群馬版「ヒゲおじさん厨房に入る」です。テーマは「沖すき」、耳慣れない料理名かもしれません。

すき焼きっていうと肉を使った鍋料理が普通かもしれません。牛肉、豚肉、鶏肉、どれもおいしいですよね。

すき焼きという料理には、肉以外に魚や貝を使った料理もあるんです。

ポップアップ画面で読んでください。

   

魚介類使ったすき焼きを「沖すき」とか、「魚すき」呼びます。ところによっては「煮食い」という呼び方をするところもあります。

瀬戸内海地方では、サワラが使われることが多いと聞いています。

土佐では、サバを使った「煮食い」が郷土料理の一つにあげられています。

日本海沿岸ではブリやワラサ(小型のブリ)でやるようですよ。

そして大阪では、いろんな魚、貝、いろいろ豪華取り揃えた料理屋の鍋料理にもなっています。

いろんな魚が使えますから、いろいろ試してくださいな。

  

Dscf8228 この日は、岩神町の養田鮮魚店で、チコダイ、スルメイカ、アサリを買ってきました。この材料で「沖スキ」をやります。

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チコダイは三枚におろして骨を取り除き頭は縦二つに割ります。スルメイカははらわたを取り除いて皮をむきます。アサリは水洗いしておきます。これで魚の下ごしらえはおわりです。

もちろん切り身の魚でもよいですよ。記事に書いたとおり、切り身なら食べやすい大きさに切って、骨を除くだけでよいのです。

Dscf8233 食べやすい大きさに切って、皿に盛り付けました。チコダイは安いですが鯛は鯛、豪華になりました。

Dscf8234 コチラは野菜、この日は、春菊、白菜、ゆでた大根、舞茸、しらたき、焼き豆腐、車麩、餅でした。野菜はお好みで、肉のすき焼きのときと一緒です。

Dscf8238 あとは鍋で割下を沸かせて煮て食べます。ヒゲクマの割下は、酒、みりん、醤油各1/2カップに砂糖大サジ3杯を煮立ててアルコールを飛ばします。これを水で適当に薄めて使います。

Dscf8239 最初にチコダイの頭を煮ました。骨付きですんで、別に皿に盛っていただきました。あとは、煮えた順に、溶き卵をつけていただきます。肉のすき焼きと同じです。

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記事の中で、パル生協のカタログの例を引いて説明していますが、いろんな魚や貝が使えます。これからは、牡蠣もおいしいです、ブリ(ワラサ)もいいです。

一つだけ注意事項、魚や貝は決して煮過ぎないでください。鍋奉行さんしっかり頼みます。

   

ということで「沖スキ」、皆さんのお家の鍋料理に仲間入りをさせてくださいな。

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去年の11月7日の「ヒゲおじさん厨房に入る」は「サラダにもなる小松菜漬け」でした

一昨年の11月8日の「ヒゲおじさん厨房に入る」は「蓮根団子」でした。

「ヒゲおじさん厨房に入る」もこれで60回目となりました。ヒゲおじさんよくタネ尽きないもんだよね…、よき読者の皆さんに心から感謝しています…

    

写真はCcf20080630_00000_2クリックするとポップアップしますよ                               

  

200806072 次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、今日、11月27日掲載予定です。

    


壁面芸術二つ、鶏皮と蓮根のキンピラ、夕暮れのリバティー、「ひろ子」はさねかずら…

2010-11-13 10:13:49 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf8637昨日の朝、出かけようとしたらお向いの「お兄ちゃん」と「さくら」が朝のご挨拶の最中でした。いつも妹の「さくら」が「お兄ちゃん」のこと気遣っているみたいで、ヒゲクマはこう呼んでいるのです。仲の良い兄妹です。

Dscf8640 中央前橋駅近く、みごとな壁面芸術が間もなく完成しそうです。毎年見ているのですが、毎年少し違いがあるみたい…

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肉のチャンピオンで買い物してたら、「先生、呼んでるよ…」とご主人が言います。振り返るとこの猫がいました。よく鳴く猫なんです。いつ会っても声を出しているんです。

Dscf8646 コチラは朝日町の壁面芸術、買い物帰りに眺めていました。

Dscf8647 金柑の実もすっかり黄色くなってきました。でも、年末まで待たないと甘くはなりません。我慢です。

Dscf8649色づいた柿が枝垂れた端気川をカルガモが泳いでいました。川面もすっかり秋です。

Dscf8656 クサギの実は間もなく落ちると思います。色濃くなったクサギの実はまるでつくりものみたいです。この実の姿がなくなると、このまちの秋が終わります。

   

Dscf8658 鶏のムネ肉を丸く縛って紅茶で煮ました。豚肉を紅茶で煮ると「紅茶豚」、鶏肉を紅茶で煮ると「紅茶鶏」です。鶏もおいしいですよ、作り方もタレも一緒です。

鶏のムネ肉を煮るとき、皮は除きます。この鶏皮もったいないので、こんな料理を作りました。

Dscf8662 鶏皮をフライパンで焼きます。外側を先に黄金色になるまで焼かないと丸まりまって焼けなくなります。ペーパーで溶け出した脂を拭きとりながら焼いてください。両面コンガリ、パリパリ、脂がほとんどなくなるまで焼きます。

Dscf8664 蓮根を縦に拍子木に切ります。ゴボウもあったんで入れちゃいました。鶏皮も細く切ります。

Dscf8665 胡麻油に輪切り唐辛子いれて、蓮根と鶏皮を炒めています。キンピラを作っているんです。味付けは砂糖と醤油です。

Dscf8666 鶏皮と蓮根のキンピラです。たまたま蓮根があったのでレンコンで作りましたけど、なければ大根で作っていたと思います。大根のキンピラもおいしいですよ。鶏皮とよくあいます。

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食材は無駄にしたくないんです。手をかければ、ものすごくおいしいものになります。

   

Dscf8669 ヒゲクマが料理している間、キキは西日が差し込む台所の隅でおとなしくしています。目線が合うと<早くして…>とせがみますが…

Dscf8668 キキの願いはただ一つ、かつお節を出してもらうことなのです。<出なければ 出るまで待とう かつお節 だい…>、これだけは、辛抱強いんです…

  

Dscf8671 夕方、城東パーキングの脇で猫に会いました。<お出かけですか?>、「そう、リバティーへ紅茶買いに行くの…」

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リバティーの窓から眺めていた夕暮れの広瀬川河畔です。犬と散歩する人の姿が絶えません。右の写真のワンちゃんは、ルナパ時代からのお友だちです。

Dscf8691 今日も美しい尾を持つ三毛に会いました。二日続けて会うのはとっても珍しいです。お家の中で暮らしている猫ですから…。<これからどちら?>、「ひろ子にちょっと…」、<飲み過ぎないでよ…>だってさ。

   

Dscf8694 久しぶりの「ひろ子」、花瓶に赤い実が飾られていました。

        核葛(さねかずら) のちも逢ふやと 夢のみに

        祈誓(うけい)わたりて 年は経(へ)につつ    (柿本人麻呂)      

蔦だから絡み合うんだよね、

だから、女と男の逢瀬に例えられていたんだね、万葉の昔から。

さねかずら きれいな実、どこもかしこも秋…

   

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200806072 次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、今日、11月13日掲載です。今回で掲載60回目を迎えます。ほんとうにありがたいことです。感謝。