今朝の朝日新聞群馬版「ヒゲおじさん厨房に入る」です。テーマは「沖すき」、耳慣れない料理名かもしれません。
すき焼きっていうと肉を使った鍋料理が普通かもしれません。牛肉、豚肉、鶏肉、どれもおいしいですよね。
すき焼きという料理には、肉以外に魚や貝を使った料理もあるんです。
ポップアップ画面で読んでください。
魚介類使ったすき焼きを「沖すき」とか、「魚すき」呼びます。ところによっては「煮食い」という呼び方をするところもあります。
瀬戸内海地方では、サワラが使われることが多いと聞いています。
土佐では、サバを使った「煮食い」が郷土料理の一つにあげられています。
日本海沿岸ではブリやワラサ(小型のブリ)でやるようですよ。
そして大阪では、いろんな魚、貝、いろいろ豪華取り揃えた料理屋の鍋料理にもなっています。
いろんな魚が使えますから、いろいろ試してくださいな。
この日は、岩神町の養田鮮魚店で、チコダイ、スルメイカ、アサリを買ってきました。この材料で「沖スキ」をやります。
チコダイは三枚におろして骨を取り除き頭は縦二つに割ります。スルメイカははらわたを取り除いて皮をむきます。アサリは水洗いしておきます。これで魚の下ごしらえはおわりです。
もちろん切り身の魚でもよいですよ。記事に書いたとおり、切り身なら食べやすい大きさに切って、骨を除くだけでよいのです。
食べやすい大きさに切って、皿に盛り付けました。チコダイは安いですが鯛は鯛、豪華になりました。
コチラは野菜、この日は、春菊、白菜、ゆでた大根、舞茸、しらたき、焼き豆腐、車麩、餅でした。野菜はお好みで、肉のすき焼きのときと一緒です。
あとは鍋で割下を沸かせて煮て食べます。ヒゲクマの割下は、酒、みりん、醤油各1/2カップに砂糖大サジ3杯を煮立ててアルコールを飛ばします。これを水で適当に薄めて使います。
最初にチコダイの頭を煮ました。骨付きですんで、別に皿に盛っていただきました。あとは、煮えた順に、溶き卵をつけていただきます。肉のすき焼きと同じです。
記事の中で、パル生協のカタログの例を引いて説明していますが、いろんな魚や貝が使えます。これからは、牡蠣もおいしいです、ブリ(ワラサ)もいいです。
一つだけ注意事項、魚や貝は決して煮過ぎないでください。鍋奉行さんしっかり頼みます。
ということで「沖スキ」、皆さんのお家の鍋料理に仲間入りをさせてくださいな。
去年の11月7日の「ヒゲおじさん厨房に入る」は「サラダにもなる小松菜漬け」でした
一昨年の11月8日の「ヒゲおじさん厨房に入る」は「蓮根団子」でした。
「ヒゲおじさん厨房に入る」もこれで60回目となりました。ヒゲおじさんよくタネ尽きないもんだよね…、よき読者の皆さんに心から感謝しています…
次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、今日、11月27日掲載予定です。