今日は城東町4丁目の「文化祭」、それで、昨日は朝から設営のお手伝いをしました。パネルを借りてきたり、皆さんの作品を展示したり…、お昼前までお手伝いです。
<急いでるのね、今度はどこへ行くの?>、植え込みに隠れていた猫に聞かれました。「岩神町の養田鮮魚店に魚を取りに行って、それから料理するの…」、<忙しいんだね…>
ワラサ半身、牡蠣、帆立貝を分けてもらった帰り道、きれいに菊の花を咲かせている家の前を通りました。
今夜は、レイ子さんの壮行会。壮行会といってもスポーツ大会に出場するのではなくて、少し大掛かりな手術のためにしばらく入院することになったので、お友だちで壮行会をやることになったんです。
会場は「ひろ子」、ヒゲクマは出張料理を引き受けたんです。
この緑のプラケースには大粒のむき牡蠣が2kg入っています。広島産の加熱用の牡蠣、透明な少量のパックとの大きな違いは、水が入っていないことです。100g換算の単価で120円ほど、お買い得ですよ。きれいに水洗いをしているところです。
加熱用の牡蠣は、鍋に水と一緒に入れて火にかけ、沸騰する直前に火を止めてしばらく(1分ぐらい)おいてから氷水にとって急速に冷まします。こうすると、酢の物でも、和え物でも、なんにでも使えます。プリッとした牡蠣のおいしさが楽しめますよ。
レンコンの素揚げを作っています。出張料理の時には、こうして食材を加工して持ち込み、時間をかけないでお料理を出せるようにしています。
ほら、こんな具合に加工した食材をポリ袋やパックに詰めて運ぶんです。
準備ができて、迎えの車に乗せて家をでたときは、西の空が茜色に染まっていました。
これが、壮行会の一皿目、左から、庄内柿・銀杏・クレソンのサラダ、ローストビーフのワイン醤油漬け、セロリとパプリカのピクルスです。
二皿目は、ワラサの膾です。ズケにしたさわらにたっぷりとカボスをしぼって食べていただきました。カボスは、もちろん橘さんからのいただき物です。
三皿目は、柿の味噌和え二種盛り合わせです。左側が唐辛子味噌(帆立貝の縁も入れました)、右側が柚子味噌、手前は山形産の管菊の酢漬けです。
あと、ワラサ・牡蠣・貝柱の沖スキ、カボチャのパテとレンコンの素揚げでお料理は全部です。
デザートはプレーンヨーグルトムースとピンクのリンゴジャムでした。
おいしく食べていただけたようです。良かった。
あとはレイ子さんの手術がうまくいって、年末に元気に帰ってきてくれることをみんなで祈ります。
そうそう、記念に出席者、レイ子、ハル子、カツ子、マリ子、エツ子、リュウ、シバ、Sドン、ワタ、ヒゲクマ、そして遅い飛び入りでノブ&ツナでした。
次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、11月13日掲載予定です。何を紹介しようかな…