<おい、朝からどこへ行くんだい?>、「ちょいと二中まで」、<何しに?>、「『ありがとう二中』の回顧展を見に行くの」、<そうか、二中はなくなっちゃうんだね…>
前橋市立第二中学校は生徒数の減少で第四中学校と一緒になって、来年四月から「みずき中学校」となります。それで、10月12日に紹介した『ありがとう二中』という催しをしています。
二中回顧展は11月7日(日曜日)まで、誰でも見せてもらえます。この学校の卒業生でもないヒゲクマにとってもとっても素敵な展覧会でした。
この楽譜は、二中の校歌の楽譜です。作詞は詩人の草野心平さん、作曲は藤井凡大さんです。当時の校長が伊藤信吉さんに作詞を頼んだところ、草野心平さんを紹介されたということです。
この手紙は作詞を引き受けた草野心平さんが、学校を訪問する予定を好調に知らせてきた手紙です。ポップアップしてみてください、心平さんの字です。おかしいのは、手紙の末尾で、「この度内金で二万円いただければうれしいのですが」と作詞してないのにお金を求めていることです。心平さんも楽でなかったみたいです…
これは、草野心平さんがあっちこっちで作った校歌に使われている用語の頻度を調べた面白い調査結果です。こういうこと調べる人もいるのですね…
このパネルは、木暮正夫さん原作の「ろじうらの太陽」がNHKでテレビドラマ化されたことを伝える新聞記事です。昭和44年のことです。前橋の人たちがたくさん出演し、このまちのあちこちでロケが行われました。大変な出来事だったんですね。
生徒会の文集「すその」が創刊号からずらっと展示されていました。これは、その三号です。昭和27年(1952年)の3月発行です。この18ページを開いたら木暮正夫さんの俳句が載ってました。
右から9番目です。「寒空にオリオンかかる湯の帰り」です。すごくうれしくなりました。2年生のときに書いた俳句のようです。
でもね、木暮正夫さんに限らず、みんなうまいので感心しました。そして、「風呂屋」「やっこたこ」「麦をふむ」「豆腐屋のラッパ」、今は見られなくなった暮らしの風景を、当時の中学生がしっかり書き残してくれていることに痛く感動しました。
他の作文も、詩も、和歌も俳句も、みんな、暮らしの中で書かれています。子どもたちにとって、暮らしそのものが詩や作文にできた時代だったんですね…
<二中回顧展、良かったみたいですね>片貝の美容院の看板猫です。「うん、見に行って良かったよ、ほんとう…」
一緒に暮らしているあとの2匹は、関心がないみたい、おすまししているだけでした。でも、大事にされている猫たちです。
桃ノ木川にはカモがたくさんになっています。オナガガモももう到着していました。幸塚町に渡る大正橋の下だとパンくずとかを持っていくとカモがいっぱい寄ってきますよ、オナガガモ、ヒドリガモ…、遊んであげてくださいな。
岩神町の養田鮮魚店に行きましたが、海が荒れていたあとなんで魚がとても少なかったです。
帰り道、旧共愛学園跡の前を通りました。前橋市医師会がこの土地を買うことが決まったみたいです。価格は5億8千万円、休日夜間診療所と看護学校を作るのだそうです。23,331㎡(約7千坪)、広すぎないかな土地が…
<なんで、5億8千万円なの?>岩神猫の質問です。「今年の1月、前橋市はこの土地を一般競争入札で売ろうとしたの、でも買い手がいなかったんだ。そのとき、これより安ければ売りませんとした価格(予定価格)が585,085,000円だったんだ、だからその金額で手を打ったんだと思う…」
<高いの、安いの?>、「市役所に聞けば、ちゃんと専門家に鑑定評価してもらった値段だから、適正価格だって言うよ、きっと」、<ほんとうに適正なの…>
「そうなんだ、昨年度のことだけど、この土地のうち約2700坪について、前橋市は前橋市土地開発公社から10億1500万円で買い取っているんだ。この金額は、12年前に公社が共愛学園から買った値段なんだ」、<今年のはじめに10億1500万円で買った土地を5億8千万で売ってしまったら、ずいぶん損しているじゃない…>
「いや、もっと損しているんだ、残りの土地は12年前に市が直接共愛学園から買っているから、結局は約7千坪全体を市は23億5千万円で買ったことになるんだよ」、<それじゃあ、17億7千万円の損をしたことになるじゃない…>、「もっと損しているんだ、市も公社も借入金で買っているから、その金利分が上乗せされて、19億円ぐらいの損失になるのかな…」
<その損失はどうなるの?>、妊娠中の別の猫が議論に参加してきました。「うん、この16億円ほどの損失は、前橋市民の税金で穴埋めするんだよ、それ以外に方法がないから…」
<お腹の中の子どもたちに聞かせたくない話だね…>、ほんとうにそう思います。
きょうは、こないだの江田島のネギ焼きに続いてお好み焼きの紹介です。
切り餅2枚、大サジ6杯の小麦粉を同量の水で溶いた生地、ネギのみじん切り、ウインナーソーセージみじん切り(2本分)、これで、浅草染太郎の先代の店主さきさんにおさった「シュウマイ天」作ります。
ほんとうは、タマネギのみじん切りと豚の挽肉なのですが、ないのでソーセージと長ネギで代用、先にフライパンで炒め、軽く塩コショウしておきます。
フライパンに縦四つに切った切り餅を箱囲いになるように並べ、中火で焼きます。生地を半分、餅の枠の中に流し込みます。
下の生地が白く固まってきたら、炒めた具を入れて、残りの生地をその上に流してやります。
返しながら両面をきれいに焼き上げます。薄くキツネ色の焦げ目が付く程度で、餅が柔らかくなれば出来上がりです。
お好みでソースまたはしょうゆをかけていただきます。フライパンの上でかけて、香ばしく焦がしてもいいですよ。写真は、ソースをかけています。
染太郎のHPに紹介されている焼き方と少し違うのですが、ヒゲクマが通ったのはもう40年以上前、谷中に住んでいたときです。さきさんはこうしていたように思うのですが、間違っているかもしれません…
でも、おいしいです、是非お試しを…