朝から雨、自転車あきらめて、公共交通機関を使って太田市綿打行政センターに出かけました。
上毛電鉄城東駅から電車に乗りました。
作り物の紅葉がいっぱい飾られている車内を、ちゃんと車掌さんが回ってきて、切符を切ってくれました。
乗り換えのために降りる赤城駅では、高校生で車内はいっぱいになっていました。
赤城駅で一旦改札を出て、太田までの切符を買って、東武桐生線に乗り換えました。
こっちも高校生が主体、でも、立っている人がほとんどいません。
待ち時間は10分でした。
鉄道が高架になって、新しくなった太田駅の南口です。
広々しているんですが、人が少なくて寂しい感じでした。
「おい、おめえ~、おっそいじゃねえかよ~」剃り入れた男子高校生が私の方に向かって大きな声で怒鳴ります。
振り返ったら女子高校生が二人チンタラやってきます。
「……」女の子の返事は聞き取れませんでした。
高校生たちはタクシーに相乗りして行きました。
私はバスを利用しました。
左の写真のバスの正面に赤い字「おうかがいしバス」って書いてあります。
わけがわからないので、タバコを吸って休憩していた運転手さんに尋ねました。
「俺も、入ってまだ間もないんだけど、最初分からなかったですよ。『おうかがい』で切って、『市バス』らしいです。変な名前です」
なるほど、「お伺い」する「市バス」を「おうかがいしバス」って駄洒落風にネーミングしたのですね。
私が乗ったのは右の写真のバス、駄洒落でなく「あおぞら」って分かりやすい名前でした。
料金は、距離に関係なく200円でした。
コレが太田市綿打行政センターの新築間もない建物です。
「まだオープンして1年だものですから、住民の皆さんにご理解いただけてないものですから、迷惑をかけていますけれど…」所長さんのお話です。
市役所の窓口業務の一部(住民登録や戸籍、各種の証明など)といろんな相談の受付、これと、公民館機能を一緒にした施設でした。
2時間のセミナーを終えて、所長さんが教えてくれた伊勢崎駅行きのバスで帰ることになりました。
バスの時間まで1時間半の余裕があったので、いつもの通り付近をうろつかせてもらいました。
この辺りは赤城山の扇状地の末端に位置しています。
ですから、田んぼが少なくて、畑がいっぱいです。
でも、地下水位が高いので、ハタケのあちこちにこんな打ち込みの井戸が見られます。
ネギの畑も、畝の間を深く掘り込んで水を逃がしています。
ビニールハウスの中は、イチゴの苗でした。
見少し離れたところに大きな松の木が2本見えているので、行って見ました。
実に立派な黒松でした。
太奈荷(タナカ)神社という村社の境内に生えていました。
社殿の左側が黒松の幹です。
説明板をクリックして拡大してみてください。
300年は経っている黒松だそうです。本当に立派です。
今度乗ったのは、伊勢崎市のコミュニティーバスで、名前はなぜか同じ「あおぞら」でした。
太田市の「あおぞら」との違いは、新品の車両だったことと、運賃が無料だったことです。
こうして、伊勢崎駅にたどり着きました。
伊勢崎でも鉄道の効果か事業が始まってますから、そのうちこの駅舎はなくなってしまいます。
駅の近くで、お部屋の中が猫だらけの建物を見つけました。
窓から覗いていたら、飼い主の女性が出てこられて、お話を聞くことができました。
みんな、保護した猫なんだそうです。
怪我や病気を治して、避妊手術をして、部屋飼いをしているのだそうです。
昔お店だったこの建物の中で10数匹、お住まいの方でも飼っているので総数は20匹を超えるみたいです。
みんなちゃんと名前をつけてもらって、きちんと健康管理されているのがよく分かりました。
でも、餌代と獣医さんへの支払いが対外じゃないと思います。
「大変なのよ、掛かって…」と笑いながら言っておられました。
家に戻ったら、新参者の野良猫君が迎えに出てくれていました。
少し迷惑なのですが…
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