今朝の朝日新聞群馬県版の「ヒゲおじさん厨房に入る」は、菊の花の蒸し鍋です。
挿絵は、ヒゲクマがいつもお魚を分けてもらっている養田鮮魚店のご主人です。
実物は、もっとすらっとした男前ですが、野村さんの手にかかるとかわいくなっちゃいます。す。
養田さんちの冷蔵ショーケースの中に並んでいる鯛です。
天然ものの真鯛です。日によって値段が変わりますけど、今年は安いです。
鯛1尾、養田さんに三枚におろして、頭は二つ割、腹骨もすいてもらうと、左の写真の状態にしてくれます。
身の半身は、右の写真ぐらいの大きさに切り分けましょう。
中骨は、昆布を入れて水からから弱火で炊きます。
沸騰してきたら、アクを掬い取ってしばらく煮てください。
鯛のダシが出たなと思ったら、木綿の布で漉して、鯛の出汁の完成です。
お好みの野菜と菊の花を用意します。
菊の花は、ヘタを取り除いて花びらだけにしておきます。
(ゴメンナサイ!鯛でやったときお鍋の写真撮り忘れました。それで、ここから豚肉のときの写真になります)
土鍋に、お酒で戻した昆布を敷いて、その上に白菜の硬いところを縦に切ったのを入れます。
その上に、豚肉(鯛のときは鯛の頭や切り身です)と豆腐を並べます。
一並べだけ、重ね手はダメ、入れすぎないようにしましょう。
肉(鯛)の上に、菊の花びらをどっさり載せ、その上にキノコ、そして野菜の順で重ね、盛り上げてゆきます。
コンロにのせて、中火で蒸し煮します。
中火ですよ、強火だと、鍋底を焦がすことがありますから。
ポン酢と、紅葉おろしを用意します。
野菜がしんなりすればでき上がり、7分から10分てとこです。
上の野菜を廻りに寄せて押し込むと、菊の花が顔を出して、こんなきれいなお鍋になります。
(右の写真から「鯛」に戻りました)
取り皿は二つ用意しました。
頭は大きいですから大きめなお皿を使いました。
ポン酢をかけまわして、紅葉おろしを添えていただきます。
秋の香りがいっぱいです。
菊の花の香りって、他に代えがたい美味しさです。
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