融通無碍なる留学生活

~豪に入っては豪に従います~

怖いお菓子

2007年02月01日 | 日常生活

今日はオヤツを断念した。「リコリッシュ」というイギリスやオーストラリアではメジャーなお菓子を買ってみたのだ。だめだった。とても食べられなかった。

見るからに怖い。真っ黒だ。なぜ買ってみたかといえば、今勉強会で翻訳している小説に、この"Licorice"なるものが登場するからだ。恐ろしげとは思いつつ試してみようと思ったのだ。

おそろしい味がした。ミントとシナモンとなんか他のハーブがまざったような薬みたいな味で、なんか苦くて、なんか甘い。ギュニョ~っとしていてやたらと歯にくっつく。一つたりとも食べきれない。
実際は甘草(カンゾウ)という植物の根っこから製造されているキャンディー。日本人の口に合わなくて有名らしい。

ちなみに翻訳の勉強会で取り上げていたのはThe Curious Incident of the Dogというイギリスの児童文学。自閉症の15歳の少年が一人称で書いているという設定の小説。児童文学といっても、数学が得意な主人公の独特の観察眼や、ときおり人生を達観したようなフレーズが唐突に現れ、大人も十分に楽しめる本だ。

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