融通無碍なる留学生活

~豪に入っては豪に従います~

オーストラリア社会科見学~花火とマナー編

2007年01月27日 | オーストラリア社会科見学
花火はきれいだったけれど、さしずめディズニー・シーくらいのレベル。20分くらいで終わってしまった。
私と先輩は「まぁ楽しかったけど、この程度の花火でこんなに沢山の人手?」と花火終了後に驚いてしまった。

でもとにかく、すばらしいのは人々のマナー。ひどい混雑にもかかわらず、どこに整備員はいなくとも、きちんとみんな、静かに帰ります。あれだけのお祭りムードにも関わらず、泥酔している人はいないし、ケンカだって起こらないし、祭り時だけ現れる謎のヤンキー集団の皆さんみたいなのもいない。

すばらしい。

これだけあらゆる人種が集っている場所なのに、このあまりにナチュラルな安全ムードはすごい。所詮みんな移民ですからね、仲良くやっていきましょうね、力をあわせて愛する国家みたいなのを作りましょうね、ってなことだけではこうはいかないよな。

安直かもしれないが、このマナーのよさと安全性の理由のひとつには、この国で働く人々に課せられているストレスの少なさがあるのではと想像される。とにかく定時でさっと帰る!みたいなムードが、お店なんかにも見られる。
以前、間違った値段で売られたクレームをつけようと、アクセサリー店に行ったとき、「閉店だから明日来い」とかなり感じ悪く追い出された。時刻は6時1分。閉店時刻から1分でも過ぎていたら、もう絶対に受け付けないこの潔さ。腹は立ったが関心もした。

そうやって仕事と自分の時間をきちんと独立させられるから、サービス業としていかがかと思う部分はあれど、日々機嫌よくマナーのいい国民性へとつながるのなら、そっちのほうがよっぽど経済的かとも思われる。

ちなみに花火のあがる直前、始めてオーストラリア国歌を聞いた。
微妙によく動いて覚えやすいとはいえないメロディーだけれど、歌詞の明るさは、象徴的か。

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