音信

小池純代の手帖から

日々の微々 230112

2023-01-12 | 歌帖
  230112


   言はでものやうにみえるがそこはそれ
   目盛り代はりの下句七七

          しもく
         
 てのひらに風花といふ雪の影ほんのわづかのことなりしかど

 むなそこのゆるる笹舟ささの波ほんにかそけきことなりしかど

 あしもとにうすむらさきの宵の闇はつかに見えしことなりしかど










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