呆れてモノも言えん。
何のことかって? なにわの海の時空館。その廃止についてである。
176億円をかけて2000年に作られた大阪の博物館施設。
これが大阪市の仕分けによって本年度末に廃止されることが決まった。
年間2億円強の市からの補助金が出せません、というのがその理由である。
あほか・・・。
私はこう言いたい。
建設費の「176億円」は幹である。
年間の「2億円」は枝である。
つまり今回の決定は、枝が邪魔だから木を切れ、というに等しい。
もしここで木を切ったなら、176億円という巨額の金が「死に金」になってしまう。
もしそうなら、市民は本当の意味で176億円をドブに捨てることになる。
この仕分け経過のレポートを見て唖然としてしまった。
これだけの大事な物事を決めるのに審議の時間はたかだか1時間あるかないか。少なくともレポート自体は30分で読めてしまったので、リアルタイムで考えれば30分だ。
仕分け人はA~Eの五名。
何故仮名なのか? 何故実名を出さないのか? これでは、どんな立場でどんな見識を持つやつが仕分けしたかが見えないではないか?
結果は5人のうち四名が廃止に賛成。結果は廃止。
あほか。学校の学級会だってもう少しまともだ。
ここに出てきた意見を読むと、こいつらは(橋下を含めて)博物館というものがいったいナンなのか、全く分かってない。
大学にいって「博物館学」の講義を一度受けてみるといい。いや、テキストを開いてみても結構だ。
橋下市長を含めて一度聞いてみたい。
あなたは「博物館が何か、分かっていますか?」
「博物館の持つ意義とは。使命とは」
「博物館、記念館、資料館の違いは?」
そんな博物館について無知のやつらが決めた廃止。
開いた口がふさがらない。
何が悪いのか?
結論を言おう。
責任の所在が不明確なのだ。
この場合で言えば、仕分け人がA~Eで実名が登場しない。まずそこが問題。
だから仕分け人には一切責任が生じない。ゆえに発言もまたテキトーが許される。
137億。ばかにならないお金だ。
仕分け人による廃止決定で、この金は死に金に化けた。
50年は持つ箱物施設がたった12年で廃棄。
その137億を死に金に決定した人間の名前も公表されないとはどういうことか?
逆にそれを死に金とするならば、むしろそんな決定をした(つまらない、意義のない施設を作ることを決定した)、当時の責任者たちをどんどん呼んで吊るし上げ、責任を取らせるべきだ。
だってそうでしょう?
責任を取らせない、うやむやで終わらせるからそんなことになる。
原発の問題だってそう。
今度の福島のメルトダウンで、いったい誰が責任を取りましたか?
私が悪かった、私が間違っていた、国の方針は問題があったと認めて、謝罪し、責任を取ったやつがいましたか?
誰も責任を取らないから、その場その場で場当たり的な対応で終わるのです。
今回だって、当時の決定をした責任者たちを呼んで責任を取らせる。そういう流れにすれば逆に彼らが、「いや、なにわ海の時空館建設は正しかったんだ」と弁明をするでしょう。何しろ自身の責任問題にはってんするんですからね。
それをせず、現在の運営会社の人間を呼んで、廃止を通達しても意味がありません。単なる欠席裁判です。
その意味のない過程が、今回の仕分けの実態です。
コーディネーターという人物(これもレポートには名前がない)が、「この施設を見学してない」と明言したのには呆れました。
まるでインタビューする相手に、全く事前の取材はしてません、と名言する馬鹿のようです。
そんな職務怠慢の人間をコーディネーターにするだけで…。いや、そんな発言を臆面もなくして恥と思わない、その馬鹿さ丸出しの人間、それをコーディネータに選んでいるだけで、大阪市制が間抜けと断言して言いと思います。
いわばこの仕分けとは、「ちゃんと廃止を検討しましたよ」という茶番劇に過ぎないのです。あらかじめ廃止ありきだったと。
明確に責任を取らせる社会システムを作らねばいけません。
過去に遡って責任を取らせる仕組みを作れば、今回のような博物館の廃止に対する暴挙を防ぐことだってできるのですから・・・。
橋下市制は、文楽の例でもそうですが、間違いなく文化を殺しています。
あの男に文化の意義など分かるわけもありません。文楽も芸術も何も理解できないんですから。
私はずぶの素人で博物館の専門家ではない。
が、日本全国の博物館1700件を実際に回ってみてきた。
だからこそ言えます。
彼らには「博物館がナンなのか、まるでわかってない」
今回のことで一番の不幸は、死に金を払った大阪府民と、「なにわの海の時空館」を見ることが出来なくなった将来の日本の子供ですね。
ちなみに、勿論自分は見学済みですが。
何のことかって? なにわの海の時空館。その廃止についてである。
176億円をかけて2000年に作られた大阪の博物館施設。
これが大阪市の仕分けによって本年度末に廃止されることが決まった。
年間2億円強の市からの補助金が出せません、というのがその理由である。
あほか・・・。
私はこう言いたい。
建設費の「176億円」は幹である。
年間の「2億円」は枝である。
つまり今回の決定は、枝が邪魔だから木を切れ、というに等しい。
もしここで木を切ったなら、176億円という巨額の金が「死に金」になってしまう。
もしそうなら、市民は本当の意味で176億円をドブに捨てることになる。
この仕分け経過のレポートを見て唖然としてしまった。
これだけの大事な物事を決めるのに審議の時間はたかだか1時間あるかないか。少なくともレポート自体は30分で読めてしまったので、リアルタイムで考えれば30分だ。
仕分け人はA~Eの五名。
何故仮名なのか? 何故実名を出さないのか? これでは、どんな立場でどんな見識を持つやつが仕分けしたかが見えないではないか?
結果は5人のうち四名が廃止に賛成。結果は廃止。
あほか。学校の学級会だってもう少しまともだ。
ここに出てきた意見を読むと、こいつらは(橋下を含めて)博物館というものがいったいナンなのか、全く分かってない。
大学にいって「博物館学」の講義を一度受けてみるといい。いや、テキストを開いてみても結構だ。
橋下市長を含めて一度聞いてみたい。
あなたは「博物館が何か、分かっていますか?」
「博物館の持つ意義とは。使命とは」
「博物館、記念館、資料館の違いは?」
そんな博物館について無知のやつらが決めた廃止。
開いた口がふさがらない。
何が悪いのか?
結論を言おう。
責任の所在が不明確なのだ。
この場合で言えば、仕分け人がA~Eで実名が登場しない。まずそこが問題。
だから仕分け人には一切責任が生じない。ゆえに発言もまたテキトーが許される。
137億。ばかにならないお金だ。
仕分け人による廃止決定で、この金は死に金に化けた。
50年は持つ箱物施設がたった12年で廃棄。
その137億を死に金に決定した人間の名前も公表されないとはどういうことか?
逆にそれを死に金とするならば、むしろそんな決定をした(つまらない、意義のない施設を作ることを決定した)、当時の責任者たちをどんどん呼んで吊るし上げ、責任を取らせるべきだ。
だってそうでしょう?
責任を取らせない、うやむやで終わらせるからそんなことになる。
原発の問題だってそう。
今度の福島のメルトダウンで、いったい誰が責任を取りましたか?
私が悪かった、私が間違っていた、国の方針は問題があったと認めて、謝罪し、責任を取ったやつがいましたか?
誰も責任を取らないから、その場その場で場当たり的な対応で終わるのです。
今回だって、当時の決定をした責任者たちを呼んで責任を取らせる。そういう流れにすれば逆に彼らが、「いや、なにわ海の時空館建設は正しかったんだ」と弁明をするでしょう。何しろ自身の責任問題にはってんするんですからね。
それをせず、現在の運営会社の人間を呼んで、廃止を通達しても意味がありません。単なる欠席裁判です。
その意味のない過程が、今回の仕分けの実態です。
コーディネーターという人物(これもレポートには名前がない)が、「この施設を見学してない」と明言したのには呆れました。
まるでインタビューする相手に、全く事前の取材はしてません、と名言する馬鹿のようです。
そんな職務怠慢の人間をコーディネーターにするだけで…。いや、そんな発言を臆面もなくして恥と思わない、その馬鹿さ丸出しの人間、それをコーディネータに選んでいるだけで、大阪市制が間抜けと断言して言いと思います。
いわばこの仕分けとは、「ちゃんと廃止を検討しましたよ」という茶番劇に過ぎないのです。あらかじめ廃止ありきだったと。
明確に責任を取らせる社会システムを作らねばいけません。
過去に遡って責任を取らせる仕組みを作れば、今回のような博物館の廃止に対する暴挙を防ぐことだってできるのですから・・・。
橋下市制は、文楽の例でもそうですが、間違いなく文化を殺しています。
あの男に文化の意義など分かるわけもありません。文楽も芸術も何も理解できないんですから。
私はずぶの素人で博物館の専門家ではない。
が、日本全国の博物館1700件を実際に回ってみてきた。
だからこそ言えます。
彼らには「博物館がナンなのか、まるでわかってない」
今回のことで一番の不幸は、死に金を払った大阪府民と、「なにわの海の時空館」を見ることが出来なくなった将来の日本の子供ですね。
ちなみに、勿論自分は見学済みですが。
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