~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

にじいろ文庫で学年訪問

2010年11月17日 | おはなし会・語りの会
今日の朝は、冷えましたね~~

娘の通っている小学校の『にじいろ文庫』の、4年生の学年訪問でした

『にじいろ文庫』は、1,2年生を中心に毎月一回絵本の読み聞かせの活動をしているPTAの会です。

私は、『にじいろ文庫』のオープニングメンバーでもあります。
上の娘が入学した年に発足したので、今、8年目ですね

毎年一回、学年訪問という形式で、授業時間をお借りして、各学年ごとに普段の絵本の読み聞かせとは違う、趣向を凝らした内容を届ける活動もしています。
学年ごとのお母さんが担当し、内容を考えていきます。

私たち4年生のお母さんは、4人。
詩の朗読をたくさんされているお母さん
アメリカに在住していた、英語がペラペラのお母さん2人
そして、語りの私です

授業の枠で行うので、先生からの要望なども聞きながらプログラムを決めました

*小学生が作った『お母さん』を題材にした詩6編。
*英語と日本語で絵本『マドレーヌといたずらっこ』
*語り 芥川龍之介作『蜘蛛の糸』

それぞれの持ち味を活かした、このメンバーならではのプログラムかな
二時間の授業枠、二クラスずつみんなでしっかりやりました!

私としても、とても楽しかったです
やっぱり、『仲間』がいるって良いですね~~
いつも、ほとんど一人で活動してますからね。
終わってほっとしたのと充実感と一緒に、みんなとしっかり握手しました。
「お疲れ様~」「無事終わったね」とみんなで言い合って。
『仲間』との握手、いいです!

我が子の通う学校で、子供たちの豊かな成長を願って存続するPTA活動に、微力ながら参加できること、嬉しく思っています。



今、教育現場で、様々な問題が起こっているのは事実です。
ニュースも、悲惨なことが毎日で、そのことは、毎日、寂しくて辛い。
私の身近な学校でも、学級崩壊といえる授業の混乱、精神的な苦しさに悩み、長期休職、退職される先生の増加、先生の犯罪、また、根強いいじめ問題、そして、自殺という最悪な道を選んでしまう、先生や子ども達がいることも事実です。
私の訪問している学校のほとんどで、何かしらの問題を抱えています。
私たちに出来ることはなんなのでしょう。

人には、魂があり心があり精神がある。
それらが、豊かに素直に育てばそれは、一番良いことだ。
でも、誰もが、人知れずとも、どんな劣悪な環境でもたくましく生きていける雑草のようにはなれない。
たとえ、雑草のようなたくましい人でも、大きな木々が立ち並ぶようなところの競争には弱くなる時もある。
慰めや癒しは、だから、時には必要だと思う。
人の声の、優しい言葉、思いやりのある言葉は、震える心を温めることができると思う。
そんな風に心を掛け合うことはできないものだろうか。

子どもを育てるのは、もちろん親であり、人生の先輩である周囲の大人。
子どもに無慈悲な言葉を吐き出させたりするとしたら、それは、私たち大人が悪いのか。
たくさんの子ども達に、眼差しを向け、関心を持ち、愛してほしい。
子どもの時間、子どもの世界を守ってほしい。

今、忙しい人が多い。多すぎる。
そんな中で、子ども達の声、助けを求めている人たちの声が聞えるのだろうか。


でも、お母さんは、
働いているお母さんには、しんどいことかもしれませんが、家に帰ったら、ようやく忙しいことから解放されて、子どもたちのところでやっとほっとできると思って、
子どもとの、一日のゴールデンタイムのひと時を味わってほしいと思います。

お母さんは、
たとえ、一日に10分でも、
子ども達と、向き合って、目と目を合わせて、笑顔で、遊ぶ時間だけは、どんなことをしても作ってほしいです。



今日は、つい長々と書いてしまいました。
ここ何日か続く、子ども達、先生の自殺のニュースにやりきれなくなってしまったのです。

命が大事です。
ひとりひとりの存在が大事です。
それが一番大切だと思うから、私は、語り続けています。
わらべうたも、絵本も、おはなしも、
その命に呼びかけています。

だから、いろいろなことがあっても、何を言われても続けられるのです。


ひとつ、うれしいこと。
2,3年生のクラスで学級崩壊で悩んでいる先生がいました。
9月、その先生に、おはなしを3つ教えることになりました。
『おむすびころりん』『ねずみのすもう』『じゅげむ』(再話)
1ヶ月で、クラスは、落ち着きました。
先生の語りは、やる度に上手くなり、先生の声が好きな生徒がたくさんになりました。
時々絵本も読んでいます。
今月から、さらに3つ教えます。
『おおかみと7ひきのこやぎ』『おだんごぱん』『三匹のこぶた』(再話)
来春に備えるそうです。
おはなしの出来る先生は、魅力的だと思います。
1,2年生には、特にいいことだと思います。
いいと思うことがあったら、トライしてみてください。

真っ向勝負!