皆さん今晩は。
明日からまた寒くなるようです。今年も残り後僅か。
寒い冬も間近です。インフルエンザも既に流行し始めているようですので、皆さんもお身体ご自愛下さい。
さて、15日、16日の2日間、新潟県十日町市へ教育民生常任委員会行政視察に行って参りました。
視察のテーマは「中高一貫教育」です。
十日町市では、少子化やいじめ、不登校、学力低下等の問題に総合的に対処するべく、
義務教育9年間を見通した連続性のある学習指導の実現を目指し、小学校における一部教科担任制の導入や、小中学校間の乗り入れ授業など、様々な取り組みを実践しています。
勝浦市の教育改革を政策に掲げる私にとって、今回の視察は大変勉強になりました。
私も先の6月議会一般質問において、小学校における教科担任生の導入について質問しています。
勝浦市議会6月定例会議事録(私の一般質問は70ページからです)
http://www.city.katsuura.chiba.jp/gikai/pdf/kaigiroku/kaigiroku23-6-3.pdf
教科担任生の実現も含め、教育改革には多くの困難が伴いますが、
子ども達の教育環境の充実を図るべく、実現の難しい課題にもあらゆる方策を駆使して果敢に取り組む十日町市の教育行政の在り方には、深い感銘を覚えました。
教育改革の成果は、経済政策と違い、直ぐに効果が出るものではありません。
10年後、あるいは100年後の将来を見越して必要な改革を断行していかなければならないものです。
十日町市教育委員会の方から、「確かに予算は厳しいが、教育は100年の大計をもって当たらなければならない」というお言葉を聞いたときは、深く共感するとともに、大変な感動を覚えました。
おかげさまで得る物の多い視察となりました。十日町市教育委員会の皆さん、本当に有り難うございました。
今回と、前回の視察については来週中に報告書をまとめて、改めてここでアップロードしたいと思います。
今日は教育繋がりでもうひとつ。
今日の千葉日報にこんな記事が載りました。
千葉県教委は16日、来年度から10年間の「県立学校改革推進プラン」の最終案を発表した。
生徒数の減少に伴い大原(いすみ市)、岬(同)、勝浦若潮(勝浦市)の3高校を2015年度に統合するほか、16年度から東葛飾(柏市)を県立中高一貫校にする。
また、県内初となる医歯薬コース(東葛飾)と教員基礎コース(千葉女子、安房)、東日本大震災を受けた「防災の学び」(銚子)など専門色の強いコースや科目を新設し、生徒が将来の職業を意識して学べる態勢を整える。
大原、岬、勝浦若潮の3校の統合は、プラン前半5年間の「第1次実施プログラム案」に盛り込まれ、15年度に大原に統合する。統合後の名前は今後検討する。
これにより、勝浦市内に県立高校はなくなり、夷隅地域の県立高校は大多喜(大多喜町)と統合高校の2校になる。
統廃合に向け、大原の健康スポーツ科と岬の園芸科の募集を13年度入試から停止する。普通科は募集を続け、統合時の定員は1学年6学級(240人)とする。
県教委県立学校改革推進課によると、同地域の中学卒業者はピーク時(1989年)の約千人から今年は639人に減少。2021年には450人程度まで減る見込み。4校のうち、大原の健康スポーツ科や勝浦若潮で定員割れが続いている。
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/politics/65152
つまり、勝浦若潮高校が無くなる可能性がある、という事です。
これはとんでもない話です。
勝浦若潮高校は、1901年に「勝浦水産補習学校」として開設されて以来、110年もの歴史を誇る伝統校です。
全国でも数少ない漁業科、水産科を要する高校として、周辺地域の漁業発展、漁師育成における重要な役割を担ってきましたが、
2005年に御宿高校と統合し総合学科となった後、2008年から漁業水産科は廃止。
生徒数の減少に歯止めがかからず、現在は定員割れも起こしている状態です。
そもそも、統合前の勝浦高校は全国でも稀な「漁港に根ざした水産系高校」として独自の個性や歴史を持つ高校でした。
その個性を失わせ、全国何処にでもあるような総合学科にしてしまったのは県教育委員会。
その目論みが上手く行かなかったからと言って、前回の統合から7年も経たないうちにあらためて大原との統合を決めるなど、その見通しの甘さには呆れ返ります。
塾の講師として言わせてもらえば、2005年統合後の勝浦若潮高校は、地域の漁業発展を担って来たその個性・独自性を失い、「低難易度の高校」としてしか生徒に認知されなくなっていました。
結果、更なる学力の低下を招き、人気も低迷。現在に至っています。
またそれに加え、千葉県では昨年度まで「特色化選抜」が実施(入学に際し生徒の半数は学力試験を課さず、面接や作文だけで入学出来るゆとり教育システム)され、
勝浦若潮高校のみならず千葉県内の多くの高校における大幅な学力・偏差値低下を招く結果となりました。
http://chiba.okinawa66.com/010/post.html
勝浦市民は、千葉県教育委員会に対しもっと怒っていいと思います。
こんな結論はありえん、もっとしっかり議論を重ねて結論を出すべきだと。
前回の改革から10年も経たないうちに「なんかうまくいかなかったからとっとと諦めて統合しちゃえ!」というのは、あまりにも乱暴です。
もし勝浦若潮高校が無くなれば、勝浦市にとって文化的にも経済的にも大きな損失となります。
私は、勝浦若潮高校は、その独自性と歴史を活かして水産、漁業方面に特化し、漁業再生の拠点校として全国から生徒を集めてくるべきだと思うし、
そうするだけの実力やストーリー性のある高校だと思っています。そして、そうする事で存続は十分可能なのではないかとも思います。
とにかく、今後は県教育委員会に対して勝浦若潮高校存続の意志を示していかなければなりませんし、存続の為の方策を考えていかなければなりません。
まだまだ諦めるのは早いです。私も勝浦若潮高校存続に向けて情報収集、活動を今後も続けて行きたいと思います。
明日からまた寒くなるようです。今年も残り後僅か。
寒い冬も間近です。インフルエンザも既に流行し始めているようですので、皆さんもお身体ご自愛下さい。
さて、15日、16日の2日間、新潟県十日町市へ教育民生常任委員会行政視察に行って参りました。
視察のテーマは「中高一貫教育」です。
十日町市では、少子化やいじめ、不登校、学力低下等の問題に総合的に対処するべく、
義務教育9年間を見通した連続性のある学習指導の実現を目指し、小学校における一部教科担任制の導入や、小中学校間の乗り入れ授業など、様々な取り組みを実践しています。
勝浦市の教育改革を政策に掲げる私にとって、今回の視察は大変勉強になりました。
私も先の6月議会一般質問において、小学校における教科担任生の導入について質問しています。
勝浦市議会6月定例会議事録(私の一般質問は70ページからです)
http://www.city.katsuura.chiba.jp/gikai/pdf/kaigiroku/kaigiroku23-6-3.pdf
教科担任生の実現も含め、教育改革には多くの困難が伴いますが、
子ども達の教育環境の充実を図るべく、実現の難しい課題にもあらゆる方策を駆使して果敢に取り組む十日町市の教育行政の在り方には、深い感銘を覚えました。
教育改革の成果は、経済政策と違い、直ぐに効果が出るものではありません。
10年後、あるいは100年後の将来を見越して必要な改革を断行していかなければならないものです。
十日町市教育委員会の方から、「確かに予算は厳しいが、教育は100年の大計をもって当たらなければならない」というお言葉を聞いたときは、深く共感するとともに、大変な感動を覚えました。
おかげさまで得る物の多い視察となりました。十日町市教育委員会の皆さん、本当に有り難うございました。
今回と、前回の視察については来週中に報告書をまとめて、改めてここでアップロードしたいと思います。
今日は教育繋がりでもうひとつ。
今日の千葉日報にこんな記事が載りました。
千葉県教委は16日、来年度から10年間の「県立学校改革推進プラン」の最終案を発表した。
生徒数の減少に伴い大原(いすみ市)、岬(同)、勝浦若潮(勝浦市)の3高校を2015年度に統合するほか、16年度から東葛飾(柏市)を県立中高一貫校にする。
また、県内初となる医歯薬コース(東葛飾)と教員基礎コース(千葉女子、安房)、東日本大震災を受けた「防災の学び」(銚子)など専門色の強いコースや科目を新設し、生徒が将来の職業を意識して学べる態勢を整える。
大原、岬、勝浦若潮の3校の統合は、プラン前半5年間の「第1次実施プログラム案」に盛り込まれ、15年度に大原に統合する。統合後の名前は今後検討する。
これにより、勝浦市内に県立高校はなくなり、夷隅地域の県立高校は大多喜(大多喜町)と統合高校の2校になる。
統廃合に向け、大原の健康スポーツ科と岬の園芸科の募集を13年度入試から停止する。普通科は募集を続け、統合時の定員は1学年6学級(240人)とする。
県教委県立学校改革推進課によると、同地域の中学卒業者はピーク時(1989年)の約千人から今年は639人に減少。2021年には450人程度まで減る見込み。4校のうち、大原の健康スポーツ科や勝浦若潮で定員割れが続いている。
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/politics/65152
つまり、勝浦若潮高校が無くなる可能性がある、という事です。
これはとんでもない話です。
勝浦若潮高校は、1901年に「勝浦水産補習学校」として開設されて以来、110年もの歴史を誇る伝統校です。
全国でも数少ない漁業科、水産科を要する高校として、周辺地域の漁業発展、漁師育成における重要な役割を担ってきましたが、
2005年に御宿高校と統合し総合学科となった後、2008年から漁業水産科は廃止。
生徒数の減少に歯止めがかからず、現在は定員割れも起こしている状態です。
そもそも、統合前の勝浦高校は全国でも稀な「漁港に根ざした水産系高校」として独自の個性や歴史を持つ高校でした。
その個性を失わせ、全国何処にでもあるような総合学科にしてしまったのは県教育委員会。
その目論みが上手く行かなかったからと言って、前回の統合から7年も経たないうちにあらためて大原との統合を決めるなど、その見通しの甘さには呆れ返ります。
塾の講師として言わせてもらえば、2005年統合後の勝浦若潮高校は、地域の漁業発展を担って来たその個性・独自性を失い、「低難易度の高校」としてしか生徒に認知されなくなっていました。
結果、更なる学力の低下を招き、人気も低迷。現在に至っています。
またそれに加え、千葉県では昨年度まで「特色化選抜」が実施(入学に際し生徒の半数は学力試験を課さず、面接や作文だけで入学出来るゆとり教育システム)され、
勝浦若潮高校のみならず千葉県内の多くの高校における大幅な学力・偏差値低下を招く結果となりました。
http://chiba.okinawa66.com/010/post.html
勝浦市民は、千葉県教育委員会に対しもっと怒っていいと思います。
こんな結論はありえん、もっとしっかり議論を重ねて結論を出すべきだと。
前回の改革から10年も経たないうちに「なんかうまくいかなかったからとっとと諦めて統合しちゃえ!」というのは、あまりにも乱暴です。
もし勝浦若潮高校が無くなれば、勝浦市にとって文化的にも経済的にも大きな損失となります。
私は、勝浦若潮高校は、その独自性と歴史を活かして水産、漁業方面に特化し、漁業再生の拠点校として全国から生徒を集めてくるべきだと思うし、
そうするだけの実力やストーリー性のある高校だと思っています。そして、そうする事で存続は十分可能なのではないかとも思います。
とにかく、今後は県教育委員会に対して勝浦若潮高校存続の意志を示していかなければなりませんし、存続の為の方策を考えていかなければなりません。
まだまだ諦めるのは早いです。私も勝浦若潮高校存続に向けて情報収集、活動を今後も続けて行きたいと思います。
若潮高校がなくなるのは決定ですか?猿田市長とかは廃校回避に向けて動かないのですか?市会議員さんも同じですが!!
県教委に働きかえることはしないのでしょうか・・・
戸坂議員の忌憚ないご意見をお願いします
私がいすみ市で塾講師をしていた当時、統合された若潮高校は、塾で低難易度高校として位置づけられていました。
地域の活性化を目指すのであれば、地域の特性を活かした地域密着型の教育の充実が必須であると考えられ、勝浦の場合は、水産、漁業、観光などに比重をおいた教育ができる高校の設置が不可欠なのではないでしょうか。
生徒数減少のみを理由とする安易で無責任な統合の阻止と、特色ある教育の復活を県教委に求めていくべきですね。
戸坂議員の更なるご活躍を祈念いたします。
私も塾講師をしていた時期がありますので、生徒の中での統合後の勝浦若潮高校に対する評価は耳にしておりました。
とみあさんの仰る通り、今後は高校は地域密着型の教育充実が重要だと考えますし、ある分野に特化する事によって全国から生徒を集める事も可能だと思っています。
ご意見賜りました。有り難うございます。
勝浦若潮高校が無くなるというのはまだ決定事項ではありません。県教育委員会では今後パブリックコメントを募集するという事ですので、まだまだ意見は受け付けています。
今回の決定の主体は県教育委員会ですから、まずは県議会にしっかりとお願いをしていく事が大切だと思っています。また、猿田市長も反対の立場でかなり動いておられるようです。
市議会でも、反対の意見書の採択などを通して県教育委員会には断固として意見を伝えていく所存です。
それを呼びかけていくのが、選挙で託された方々の背負うべきものの一つではなかろうか。魅力の無い学校を改善していく手段も、市民の声として届けてもらうことも一つの役割ではなかろうか。
私立の手段としては、部活に力を入れ人材の確保。それに乗じて勉学強化し東大か甲子園か、というような、指導教諭の競争力をつける。公立とはいえ、そういう提言も必要ではなかろうか。部活の強い学校は、生徒の質や偏差値等も高い。勉強のできる学校は部活も強い。
どこか時間経過の中で、大人たちが、先生たちが、生徒への愛情が薄れているのではないか。
またそういう目指すべき環境があれば、それを望む人々がいれば、定住するかもしれない。決して短期的なものではないが、発展する・しないは、人の質がそこにあるか・ないかではないだろうか。
勝手なことを言い、申し訳ない…。
コメントを頂き有り難うございます。
返信が遅くなり申し訳ございません。
高校の統合に関して、魂勝浦様の仰る通りで、我々市議会議員に託された役割は大変重いと自覚しております。今後も、街頭演説や広報活動などを通じて皆さんにもっと知ってもらうように努力する所存です。
先日勝浦高校の先生とお話をさせて頂く機会を得ましたが、当の先生方が危機感が薄い様に感じます。高校の現状に関しての意見も自己満足な意見ばかりで、生徒数が激減している現状の認識が甘い様に感じたのは残念です。少なくとも、外部からの勝浦高校への評価とはかけ離れた自己評価です。
この地域の高校の魅力が低下しているのは紛れも無い事実であり、それを改善する為には魂勝浦様の言われる様なご意見がとても大切だと感じております。
ご意見有り難うございました。
いっそのこと危機感の無い職員を排除、教諭の質向上、生徒の健全育成に向う「市立高校」に方向転換してはどうか。新しい雇用も増えるだろうし、真剣に生徒と向き合う学園造りも有りだと思います。
武大を招いたときも、学園の街づくりを掲げていたはず。学生向けの商店なども増える。実際、関東圏の大学付近は、そういう商店もかなり多い。店頭価格もリーズナブルだし、学生も心地よい。
それと観光の2本柱としても良い街づくりはできるかと思う。
若い力を失わないように・・・。
有り難うございます。本年も志を高く持ち頑張って参ります。
「若い力を失わない様に」とのお言葉、その通りだと思います。
鴨川市やいすみ市では、若者が中心になって街づくりに取り組んでおり、それが功を奏して自然と若者が集まって行く雰囲気が出来上がっています。勝浦市ではまだまだ若者の力が弱い様に感じます。せっかく大学生が2000名も居られるのに、彼らが街づくりの中心にいないというのはとても寂しく感じています。
今後勝浦高校がどうなるにせよ、勝浦市の発展の為には10代20代の若者との連携を深め、また先輩の助けも借りながら「若い力」を育てて行かなければならない、ということは強く認識しております。
勉強できません
友達いません
いじめられました
若潮みたいな下品な人間のいる学校に行きたくなかった。3年間地獄でした。
頭もよくないのでいまはニートです。
どうせ若潮出身だからニートですけどね。
千葉に私立の女子校いわゆるお嬢様学校がほしい。
若潮最悪でした。
実際に高校に通っていた方からのご意見、本当に有り難く思います。
私も地元の塾で働いていたので、中学生や高校生から若潮高校については色んな話を聞きましたし、若潮高校の卒業生である同級生の中にも色々な意見があります。
いじめにあわれたとの事、本当に悲しく思います。
いじめた生徒に憤りを感じるのはもちろん、それを止められなかった若潮の先生方にも腹がたちます。
今の若潮高校には様々な問題があるのは事実だと思います。県の教育委員会は、そうした問題を解決しようともせず、良い高校にしようと努力もせず、今回統合を決めてしまいました。だから私は怒っています。
今回の統合は、若潮高校が新しく生まれ変わる最後のチャンスだと思います。少しでも多くの人に愛される高校になる様に、私も頑張ります。
今はお仕事が無いとの事ですが、どうか希望を持って下さい。自分の事頭が悪いなんて言わないで下さい。
短いけれど、あなたの文章はとても読みやすくて気持ちが伝わる素敵な文だと思います。簡単に見えても、誰にでも書ける文ではありません。文からお人柄が解るというか、私には頭の悪い人には思えませんし、優しい方なんだなと思いましたよ。
何か力になれる事があればいつでもご連絡下さい。
メニュー欄にメッセージ機能もありますので。
コメント本当にありがとうございました。
今後のご活躍を心から祈っています。