勝浦若潮高等学校再編計画(案)説明会に参加しました

2012年01月29日 23時04分06秒 | 教育に関する記事
皆さん今晩は。
寒い日が続きます。風邪がなかなか治りませんが、気合いを入れて頑張ります。

さて昨日28日は、勝浦市主催による勝浦若潮高等学校再編計画(案)説明会に参加しました。
会場である国際武道大学講堂は300名以上の参加者でほぼ満員状態。
前回のいすみ市での説明会参加人数に比べ倍以上の参加者数であったと思います。それだけ勝浦市民がこの問題に対し深い関心と危機感を持っているという事だと思います。

会場では様々な質問や意見が出ましたが、やはり一番多かったのは海洋科学系列を無くす事への反対意見です。
この点に関して、県教育委員会からの説明を聞く限り、県教育委員会はこの地域から水産高校を無くす事の意味や、水産業の重要性を全く理解していないのではないか、という印象を受けました。

何度も繰り返しますが、この地域の基幹産業は漁業、水産業です。経済的にだけでなく、この地域の文化にも深く関与して来た伝統的な産業のひとつです。
そして、この地域の漁業・水産業に係わる人材育成・技術伝承の中心的役割を担うとともに、周辺地域の漁業発展、産業振興における重要な拠点であったのが、かつての勝浦高校なのです。
勝浦高校は漁業科、通信科、水産科といった専門職の高い学科を有し、独自の個性や存在感を持つ歴史ある水産高校であったのです。

それを、2006年の御宿高校との統合によって、漁業関係学科を廃止し総合学科を設置したうえ、(水産高校としての伝統や財産は「海洋科学系列」設置によって辛うじて守られましたが)
かつての勝浦高校が抱えていた様々な問題を改善しようともせずに、無個性な低偏差値高校へと作り替えてしまったのは、県教育委員会なのです。
私はこれは県教育委員会による教育行政の大失敗であったと思っています。
説明会では総合学科の有効性を説く方もおられましたが、統合・総合学科設置を機に生徒数が激減、偏差値も大幅に下がったのは周知の事実。
この結果は至極当然です。
それまで勝浦高校が抱えていた生徒・教員のモラル低下などの問題を解決する事もせず、目的を明確にせぬまま闇雲に統合に走り、
勝浦高校が唯一持っていた強み・魅力である所の「漁業者育成」を事実上放棄してしまったのですから。
それまで実業高校として在ったが故に進学校としての実績に乏しく、またトラブルも多かった勝浦高校に総合学科など設置しても、受験生が受けようとする筈がありません。
「何でも学べる」というのは、「何にも学べない」という事に等しいのですから。

それを今、追い討ちをかける様に「海洋科学系列」まで廃止するというのは、正気の沙汰ではありません。

この地域から水産系高校を完全に失くす事は、この地域全体の産業の衰退にも繋がります。
また、先の東日本大震災において東北地方の漁港、水産高校が壊滅の危機にある今、漁業再生の要となる水産系高校の重要性は日々高まっているのです。
県教委がその重大性を理解している様には、到底思えません。 再統合により勝浦若潮高校、そして海洋科学系列を失えば、夷隅郡市は水産業再生の拠点をも永久に失うことになるのです。
(個人的には寧ろ、今こそ勝浦若潮高校は、その独自性と歴史を活かし日本漁業再生の拠点校として再生すべきであるとさえ考えます)

今県教育委員会が為すべきは、安易な統合などでは決して無く、過去の教育行政への真摯な反省と、地域内の各高校へのテコ入れ、高校の魅力再生にむけた努力です。
設置科を見直す、授業形態を見直す、教員を適正配置する、高校の実情や個性に見合ったカリキュラムを実施する、各高校との連携を深める。統合の前に出来る事は山ほどある筈です。
説明会にて多くの反対を受け、県教委はそれまでの結論ありきの姿勢を崩し、初めて「皆様のご意見を持ち帰り検討する」と表明しました。
県教委は約束をきちんと守り、もう一度しっかりと統合のメリットデメリットについて慎重に研究検討して頂きたいと思います。

質疑応答で挙手したのに指されなかったのはとっても残念でした。
また、「質疑応答」の時間なのに長々と演説を始めてしまう質問者が何名か居られたのは残念に思いました。
県教委に対し沢山の方が質問をし、答えを引き出すことができる貴重な機会なのに・・・

過去記事

「県立学校改革推進プラン及び第一次実施プログラム説明会」について その2
http://
blog.goo.ne.jp/aggui/e/e6e83ee8adbe4149fc177e0652ba20bd

「県立学校改革推進プラン及び第一次実施プログラム説明会」に参加して来ました
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/a46509da104c4b8b7e6f285eb3285296

勝浦若潮高校の大原高校への統合について
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/f836a7866d2e9183fd2c3c8acbfd4c88

 
追伸:
今日はNPO法人すんべやぁ勝浦の大楠農園にて農作業のお手伝い。
作業の後のヤキイモとっても美味しいです。

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勝浦ロータリークラブにて卓話を担当させて頂きました

2012年01月28日 02時24分28秒 | 活動報告
皆さん今晩は。
身を切る様な寒さが続きます。皆さんお身体ご自愛下さい。

さて今日27日は、勝浦ロータリークラブにご招待頂き、ゲストスピーカーとして卓話を担当させて頂きました。
25分間のスピーチをさせて頂くという事で、何をお話ししたら良いか大変悩みましたが、悩み抜いた末、

テーマは「日本も勝浦も、絶対に大丈夫!」とし、
・今世間を取り巻く悲観論についての反論
・日本、そして勝浦に関する客観的なデータの披露
・今後の展望と、私の活動
・日本人の心、勝浦市民の心に誇りと自信を取り戻そう
という内容でお話をさせて頂きました。



大変緊張しましたが、なんとか最後までお話をさせて頂く事が出来ました。
勝浦ロータリークラブの皆様、本日は大変貴重な機会を頂戴し、また、私の拙いスピーチを最後までご静聴頂き、誠に有り難うございました!

追伸:
夜は勝浦いすみ青年会議所新年会VTRの作成お手伝い。
編集中エンドレスでA◯B48のPVを観ていたら、これまで全く興味がなかったのに、何だかファンになってしまいました。
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自民党ネット・ワークショップ政策セミナーに参加しました

2012年01月21日 23時25分11秒 | 政治活動
皆さん今晩は。
冷たい雨が続きます。体調管理に十分ご留意下さい(私は風邪をひきました)

さて、本日1月21日は、
午前中は浜勝浦区老人クラブ新年会に参加、
午後からは自民党本部にて開催された「自民党ネット・ワークショップ政策セミナー」に参加してきました。

浜勝浦区の老人クラブ訪問は2回目。
以前私が「沖縄大好きで三線も弾きます」と言ったのを覚えていてくださった方がおり、
是非老人クラブで披露して欲しいとの事でしたので、今日は市政報告と共に、私の唄三線も披露して参りました。
披露した曲は「十九の春」と「安里屋ゆんた」の2曲。
人前で唄を披露する、というのは大変緊張しますが、皆さんの暖かい手拍子のおかげでなんとか演奏する事が出来ました。
参加された皆さんに喜んで頂けたようで私も嬉しいです。

午後からは東京に移動し、自民党本部で開催された、
「自民党ネット・ワークショップ政策セミナー」に参加してきました。

テーマは「国土強靱化で日本を強くしなやかに」。
国土強靭化総合調査会事務総長 福井照氏をコーディネーターとして、
政治評論家 森田実氏、
北海道知事 高橋はるみ氏、
高知県知事 尾凬正直氏、
国土強靭化総合調査会長 二階俊博氏、
国土強靭化総合調査会会長代理 武部勤氏
の各名をパネリストとして迎え、また、ニコニコ生放送によるリアルタイムネット中継も行われる中、セミナーが開催されました。

セミナーの様子


首都直下地震など大規模災害に備え日本国全体のバックアップ体制の強化の必要性や、
首都機能の分散、移転による代替、補完機能の整備の重要性などについて議論が行われました。

錚々たるメンバーが集い、熱い議論を交わし、またニコニコ動画による生放送でリアルタイムで視聴者からのコメントが流れる緊迫した雰囲気の中、
質疑応答では、思う所があり私も意見を述べさせて頂きました。

私からは、
国土強靭化、つまり強くしなやかな日本を作るにあたって、
インフラ整備による国土強靭化だけでなく日本国を構成する日本人の「心」も強く有らねばならない事、
その為に、国民一人一人がこの国に対する誇りと矜持を取り戻し、仕事に当たらなければならない事、
しかし、国民の間には悲観論が蔓延している事、
日本人の心に強さを取り戻す為には具体的にどうすべきか、ご意見を伺いたい旨、質疑をさせて頂きました。

パネリストの方々からはそれぞれ貴重なご意見を伺うことが出来、大変勉強になりました。
中でも、政治評論家である森田実氏の「国民に悲観論を蔓延させている元凶はマスコミである、マスコミと闘う事の出来る政治家が求められている」というご意見には、私も強く共感致しました。
また、自民党幹部の先生方のご意見からは、保守政党として「国を守らねばならぬ」という強い想いが伝わって来ました。

戦後最低の政治を行い、日本国の信頼と国力を大幅に低下させた民主党政権を一刻も早く終わらせなければ、日本の将来は有りません。
次回の総選挙においては、民主党に対して国民からの厳しい鉄槌が下る事でしょう。
しかし一方で、自由民主党はこの状況に胡座をかく事無く、政権奪還に向けて、これまで以上に国民からの信頼回復、政治不信の払拭に努めなければならない、とも思います。
自由民主党は国民の政治に対する不満を真摯に受け止め、保守政党としての信念と政策を確りと持って、日本国再生のための政策実現に向けて頑張って頂きたいと思います。
(選挙に向けてタレント候補などを乱立させ国民の更なる政治不信を招く様な事はして欲しくありません。政策と信念を持った候補を確りと見定めて擁立して頂きたいものです)

今回の様に、日本全国から有志を集めセミナーを開催し、新興インターネットメディアを活用して忌憚の無い意見、または議論そのものを全国に発信する、という取り組みは、素晴らしいと思います。
今後も是非この様な活動を継続して頂きたいと思います。

今回の政策セミナーの様子は、現在ニコニコ動画にてタイムシフト放送中ですので、アカウントの有る方は是非ご覧ください。


私の質疑応答は1:59:06からです。


自民党 ネット・ワークショップ政策セミナー 生中継(タイムシフト)


追伸:
高知県知事の尾凬正直氏はとてもダンディで、話し方も巧く、そのうえ名前まで「正直」。政策等詳しく存じませんが、魅力に溢れ、政治家として素晴らしい素質を持った方だなと感じました。
今年こそダイエットを頑張って、尾凬県知事に負けない色男を目指します。目標はラッセル・クロウのようないぶし銀のオジサンです。無理か!?
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勝浦から宇宙飛行士を!

2012年01月20日 21時10分15秒 | 宇宙開発
皆さん今晩は。
今日は全国的に雪が降る寒い一日となりました。
ここ南房総勝浦市は比較的温かく降雪もほとんど有りませんでしたが、皆さん如何お過ごしでしたでしょうか。

さて今日は、午前中猿田市長と市政について意見交換をした後、午後からはJAXA勝浦宇宙通信所を観光商工課長と共に訪問。イベントの共催について協議しました。
JAXA勝浦宇宙通信所は日本の宇宙開発・科学研究を支える重要な拠点の一つであると同時に、そのユニークな存在は勝浦市にとって重要な教育拠点・観光施設ともなり得ます。

勝浦市とJAXAとで互いに協力してイベントを開催する事が出来れば素敵だな、と常々考えていましたが、今日の協議ではイベント開催実現に向けて具体的な話し合いをする事が出来ました。
まだまだこれからですが、これは嬉しいです。これはぜひとも成功させねば!

このイベントを成功させ、ゆくゆくは勝浦宇宙通信所に「はやぶさ」の帰還カプセルを呼んだり、
また、JAXAと勝浦市が連携を深める事によって子ども達が宇宙に興味を持って、近い将来ここ勝浦市から宇宙飛行士が誕生する、
なんて事になったら素敵だと思いませんか?

今後も協議を続け、具体化に向けて私も積極的にお手伝いしたいと思います。

明日は浜勝浦地区老人クラブ新年会。
私の唄三線を披露する事になっているのでとても緊張しています。


追伸:
昨日夜は「100年後への遺言」撮影お手伝いのため東京へ。
三軒茶屋にある「空とミルク」という素敵なお店で撮影が行われました。個性的で、料理が美味しくて、おシャンティー。勝浦にもこんなお店があったらいいなあ。
今回取材を受けたのは私のかつての教え子であり友人でもある大学生。
その真っすぐで嘘偽りの無い言葉や振る舞いは、瑞々しい若者らしさに溢れていて素敵だったと思います。
現代の若者の「遺言」が100年後まで残るのはとても素晴らしい事だなと思います。


写真はお店のメニューであるグリーンカレーギョーザ。美味。
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勝浦小学校の学校公開を見学してきました

2012年01月18日 12時38分55秒 | 教育に関する記事
皆さん今日は。
日本晴れの良い天気が続きます。こんな日は外で活動したいですが、なんせ事務仕事が溜っています。
明日には事務仕事もいろいろ終わる予定なので、来週以降街頭演説など外での活動を実施して行こうと思います。

さて、昨日17日は、勝浦小学校の学校公開及びミニ集会に参加してきました。



昨年の6月議会で教育問題、とくに学級崩壊の問題を取り上げてから半年。
果たして改善は図られているのか、或は全く変わらない状態なのか。
この目で実際に教育現場を見てみたいと思っていましたが、ようやく実現しました。

勝浦市議会6月定例会議事録(私の質疑は70ページからです)
http://www.city.katsuura.chiba.jp/gikai/pdf/kaigiroku/kaigiroku23-6-3.pdf


今回は午後一時から、昼休みや掃除を通して5限目、6限目の全学年の授業を見学させて頂きました。
生徒の挨拶もしっかりしているし、先生の講義もそれぞれ個性があり、授業態度も良いクラスが多く、概ね素晴らしい授業だと感じました。
しかし、残念ながら一部、非常に問題が有るクラスも見受けました。

始業時間になっても席に着かない、授業中に勝手に席を立つ、大騒ぎをする、先生にも告げずに勝手に教室の外に出る(それに担任が気付きもしない!)などなど。
私が見学したのはこのクラスの「社会科テスト」でしたが、はっきり言って全くテストになっていませんでした。
学校公開日でこの有様では、平日は一体どうなってるんだ・・・

私が昨年の6月議会において「市内の小学校で学級崩壊が起きているのではないか」と質問した所、教育長の答弁は下記の通りでした。
文部科学省学級経営研究会によれば、生徒が教室内で勝手な行動をして教師の指導に従わず、
授業が成立しない学級の状態が一定以上継続し、 学級担任による通常の手だてでは問題解決ができない状態に立ち至っている場合であると定義されております。
本市内の小中学校では、不登校など生徒指導上の問題を抱えた学校はありますが、学級崩壊についての事実はないものと認識しております。


うーむ。
文部科学省の定義がどうあれ、私が実際目の当たりにしたのはまさに「学級崩壊」といえるものでした。
たしかに定義上は学級崩壊は起きていないのかもしれませんが、問題が有る事は間違い有りません。
実際に現場を観てみて、学校の先生方も解決に向けて大変なご努力をされているという事もよく解りましたが、効果がないのでは意味が有りません。

しかし、公開授業という事も有り生徒も親御さんが来るなどして気が緩んでいた事も有るかと思いますし、今回の状態だけで「学級崩壊だ!」と判断してしまうのは危険かもしれません。
もう少し、普段の授業の状態を観察した上で、改善策を考えたいと思います。
というわけで次回は平日に視察に行ってきます!
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輪廻のラグランジェ放映開始!

2012年01月12日 00時54分53秒 | 活動報告
皆さん今晩は。

お隣の鴨川市が舞台のアニメ、「輪廻のラグランジェ」が放映開始となり、第一話をニコニコ生放送再配信(上映会)にて視聴しました。
(ブログ読者の方より「ニコニコ動画でのアニメ視聴は違法では」とのご指摘を受け、「第一話をニコニコ動画にて視聴しました」という一文について上記の通り一部訂正致しました。
この番組は、ニコニコ動画と権利者との提携により行われた公式の無料上映会であり、視聴は適法なものです。私は1月11日こちらを利用して視聴致しました。
当該番組の生放送再配信についての詳細は下記リンクの通りです。不手際により皆様にご心配をおかけして誠に申し訳ございませんでした。問題部分は謝罪のうえ訂正させて頂きます)

輪廻のラグランジェ第一話ニコニコ生放送再配信
http://live.nicovideo.jp/watch/lv75137416

このアニメは、鴨川市の全面的な協力のもと制作されたロボットアニメです。
http://lag-rin.com/

自治体と、アニメや漫画などの二次元メディアとの連携強化の必要性は、昨年の12月議会一般質問でも取り上げさせて頂いた所ですが・・・
http://firestorage.jp/download/e30255042d00a27b9ff8b3a8b938c26beaa3dc69

正直なところ、本当に悔しいです。
お隣の自治体がアニメの舞台として抜擢されたことは、いちアニメファンとして嬉しい反面、市議会議員としては「もし舞台が鴨川でなく勝浦だったら・・・」と考えてしまいます。

アニメファンにとって、自分の住む街が映像作品の舞台になるなんて垂涎ものです。
一地方都市がアニメの舞台になる事の効果。
その文化的、経済的効果たるや、とてつもないものがあります。
毎週必ず鴨川市が舞台として取り上げられ、それが24週も続くのです。作品の質が高ければ、それこそ放送が終わっても半永久的にファンの間で話題にのぼります。
そして、作品を気に入ったアニメファンは、自ずから喜んで鴨川市を訪問するでしょう。
関連グッズの販売や、観光客増大による経済効果。何より、市の名前や風景が、世界中に拡散する事の意味の大きさは計り知れません。

そんな事言ったって所詮アニメだろ?
いやいや、甘く見てはいけません。実際に、埼玉県久喜市のアニメによる町おこし成功例を見てみます。
2007年に「らき☆すた」というアニメにおいて埼玉県久喜市鷲宮神社が舞台となり、ファンの間で話題となりました。
その結果どうなったかといいますと、
埼玉県鷲宮神社の正月三が日の参拝客数だけみてみても、

2007年で9万人、
2007年4月「らき☆すた」アニメ放映、
2008年で30万人、
2009年で42万人、
2010年で45万人、
2011年で47万人、という伸び具合です。倍増どころの騒ぎでは有りません。

世界中のコアなアニメファンの間では「聖地巡礼」と称してアニメの舞台を実際に歩いて廻る事が流行っており、その経済効果、宣伝効果も計り知れません。
すでにこの「輪廻のラグランジェ」のファンも鴨川市を訪れ、ロケ地の紹介や撮影を行っています。

しかもこのアニメ、第一話を観る限り、作画や音楽等(ストーリーはまだまだ未知数ですが)アニメ自体の出来が良いばかりか、鴨川市のアピールがさりげなく素晴らしい!
劇中でも、鴨川市の観光名所や日常の風景などがしっかりと再現されていますし、登場人物が「鴨川」という言葉を多用しているのを観てると、悔しいやら嬉しいやら。
エンディングでもさりげなく鴨川市の観光名所がスクロールされていたり、エンディングテロップで「鴨川市の皆さん」としっかり入っているのを観ると、羨ましい気持ちで一杯です。

何とかしてここ勝浦市も、クリエイターの皆さんに映像作品の舞台として認知して頂けないものか・・・
聞けば今回のアニメ作成に当たっては、制作者側から「是非鴨川を舞台に!」という積極的なオファーがあったとの事。
それは鴨川市が平素から都市部との交流活動を深め、外部の人材の取り込みに努め、または大学生との連携などを通して、若い人材と感性を育て文化の振興に励んでいた事と無縁では無いと思います。
鴨川市に、一流のクリエイターたちの目に留まる「何か」、そして「魅力」があったからこその、今回のアニメ化だと思います。
悔しいけれど、勝浦市はまだまだそうした体制が出来ていないと感じます。

作品の舞台を探している作家さんや制作会社、漫画家の皆さん。
そうした日本のメディアの最先端にいるクリエイターの皆さんに、是非勝浦市の魅力を知ってもらい、作品制作のサポート体制を構築して行く事が出来れば、きっと勝浦市を舞台にした映像作品を作って頂けると思います。

この悔しさをバネにして、是非ともここ勝浦市にも素晴らしい映像作品を誘致したい、というのが私の今年の目標の一つでもあります。

追伸:
こういういわゆる「萌え」系のアニメも良いですが、「秒速5センチメートル」のような、清純派アニメの舞台として是非勝浦をですね・・・
コメント (8)
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新成人の皆さんへ贈る言葉

2012年01月10日 11時26分03秒 | 活動報告
皆さんこんにちは。
今日も素晴らしい天気です。こんな日はゆっくりと散歩したいものですね。

さて、先週末は勝浦市の成人式に出席しました。



私がかつて教えていた塾の生徒も多数出席しておられました。
皆立派に成長され、晴れて新成人となられた事を、心からお喜び申し上げます。

年が明けてからは、こうした新年の行事に公務として出席する事が多く、
5日は勝浦市消防団の出初め式、
6日は勝浦市商工会賀詞交歓会、
8日は勝浦市成人式、
9日は青年会議所の賀詞交歓会に出席させて頂きました。

こうした行事に参加する中で、強く感じた事があります。
それは、挨拶する主宰者や来賓の方々が、とかく悲観的なお話を好んでされるという事。
とくに、8日の成人式ではそう感じました。
「新成人の皆さん、日本は今大変な状況です。不景気だし地震も有りました。悪い事ばっかりです。だから皆さん頑張ってください」
と言った具合です。

いや、こうした行事に限らず、普段街を歩いて各業界の社長さんとお話ししていても、
「勝浦はもう駄目だ」とか「日本はもう駄目だ」とか、
「日本経済はもうおしまいだ」「中国には勝てない」「日本の将来はお先真っ暗だ」などなど、聞こえてくるのは悲観論ばかりです。
私はその都度「そんなことはありません、日本も勝浦も大丈夫です!」と伝える様にしていますが、悲観的な空気が蔓延しているのを肌で感じます。

私は日本と勝浦の未来を、決して悲観していません。日本も勝浦も大丈夫です。
参院選の公募においても選挙においても、私は常にこの事を強く訴えてきました。

今世間に蔓延している悲観論は、マスコミによって作られた虚偽の情報に過ぎません。
日本はまだまだ大丈夫だという事は、各種のデータがそれを裏付けています。

日本貿易振興機構データサイト
http://www.jetro.go.jp/indexj.html

「中韓を知り過ぎた男」ブログ記事 日本経済の実力
http://kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-558.html

TPP不参加でも借金が増えても日本経済は破綻しない(討論)
http://ceron.jp/url/www.nicovideo.jp/watch/sm15633187

日本がもうダメ、という悲観論は、根拠の無い夢想、虚構に過ぎません。
オピニオンリーダーたる政治家や企業経営者が、むやみに曖昧な悲観論を唱えれば、若者にも悲観的な気分が伝染してしまいます。

時事通信社ニュース「新成人の8割が日本の将来に不安」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2012010800068

「日本はもうダメなんだ」という不安な気持ちを押し付けて何の得が有りますか。
若い脳味噌、まっさらなスポンジに不安と不信を吸い取らせてどうするんですか。

前途洋々たる新成人に対して送るべき言葉は、根拠の無い悲観論などではなく、客観的事実に基づいた、明るい未来を示す具体的なメッセージでなければならないと思うのです。

例えば、皆さんが新しい会社に入社する時に、
「この会社の未来は暗い、もうだめです。何をやってもうまく行きません。でもお前ら頑張って何とかしろ!」
と言われるのと、
「この会社はとても魅力的です。これこれこういう理由で我が社の未来は明るい。だから、この会社をより良くする為に、誇りを持って頑張ってください!」
と言われるのでは、どちらがやる気が出るでしょうか。

私が挨拶をさせて頂くなら、きっとこう話すと思います。

今、日本の未来は暗いと言われているけれど、決してそんな事は有りません。
日本は本当は素晴らしい国です。世界一革新的な、多くの可能性を秘めた国です。
数々のデータがそれを裏付けています。
こんなに将来有望な国は世界中探したって何処にも有りません。
確かにダメな所も有るけど、それを差し引いても、誇るべき、愛すべき祖国である事に変わりはないのです。
勝浦市も同じ。素晴らしい魅力を持った、誇るべき郷土です。
我々政治家が責任を持ってダメな所を直して行きますし、しっかりと皆さんを応援し、バックアップして行きますから、皆さんはどうか安心してください。
そして、誇りと夢を持ち、明るく前向きに、大きな仕事に取り組んでください。
自信を持って前に進んでください。
より良い郷土、より良い日本を共に創って行きましょう!
小さくまとまんなよ!

と。

約100年前、1911年に日本を訪問したナショナルジオグラフィック社の記者、ウィリアム・チェイピン氏はこんな言葉を遺しています。
「日本人ほど幸せそうで、日々の暮らしに満足している国民を知らない」
また、当時の各種の資料を読んでみても、日本人とは良く笑い、冗談を好み、明るく楽観的で、大らかで優しい気質を持った国民であった事が読み取れます。
それが一体いつの時代からこんなに悲観論を好む国民性に変わってしまったのか。残念でなりません。
そして私は、かつての様な明るい故郷、明るい日本を取り戻す為に働いて行きたいと考えます。

今我々が為すべきは、実体のない幽霊の様な悲観論に振り回され進むべき道を自ら危うくする事ではなく、
客観的事実をしっかりと認識し、夢と展望と誇りをしっかりもって明るく前向きに仕事に取り組む事だと思います。

改めて申し上げます。
新成人の皆さん、日本も、そして皆さんの郷土も、大丈夫です。
だから、安心して為すべき道を堂々と進んでください。
皆さんが大人の仲間入りを果たされた事を、大変心強く思います。
本当におめでとう!
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明けましておめでとうございます

2012年01月05日 00時15分31秒 | 活動報告
皆さん、新年明けましておめでとうございます!

昨年中は本当にお世話になりました。本年もよろしくお願い致します。

さて、年も明けてもう5日。
一年間の1.13%が過ぎてしまいました。皆さんはこの正月、如何お過ごしでしたでしょうか。

私はというと、皆さんから頂戴した年賀状を、一通一通大切に読みながら、ゆっくり返信をしたためるだけで丸一日かかってしまいました。

私も当選後初めて知ったのですが、市議会議員が選挙区内で有権者に年賀状を送る事は、原則禁止されています。
公職選挙法には、次のように定めがあります。

第147条の2(あいさつ状の禁止) 
公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む)は、当該選挙区(選挙区がないときは選挙の行われる区域)内にある者に対し、
答礼のための自筆によるものを除き、年賀状、寒中見舞状、暑中見舞状その他これらに類するあいさつ状(電報その他これに類するものを含む)を出してはならない。


もちろん選挙区外の方々に対しては普通に送る事は出来るのですが、
自らの選挙区である勝浦市内に限っては、「自筆」による「お返事」しか出来ない事になっているんですね。
毎年年賀状を送っていた方々には突然の不義理をしてしまい、誠に申し訳有りませんでした。
先進自治体では、議会だよりなどで議員が年賀状を送ってはならない旨を有権者にきちんと伝えている所もありますが、なかなか周知徹底が難しい規制ではあります。

というわけで、久しぶりに手書きで年賀状をしたためたわけですが、一枚一枚、賀状を頂いた方に想いを馳せながら手紙を「書く」というのは、案外とても楽しく、充実した時間になりました。
しかし、如何せん私は字が途方も無く下手なうえ、書くのも遅いので、返信を全て書き終えた頃には丸一日が過ぎてしまったという具合です。

字というのはその人の人となりが出るものだと思うので、字が下手というのは恥ずかしいです。
今年は習字をしてみようかな、と真剣に思案中。

画像は麻生太郎氏の自筆。達筆です。
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