館山航空基地ヘリコプターフェスティバルに参加してきました

2011年10月11日 00時26分40秒 | 見学記
皆さん今晩は。
3連休も終わり、いよいよ秋も深まってまいりました。
皆さんはこの3連休如何お過ごしでしたでしょうか。

さて、私はこの週末、海上自衛隊館山基地で行われたヘリコプターフェスティバルに参加してまいりました。
百聞は一見に如かず。たくさん撮影して来たので、早速動画作ってみましたよ。

館山航空基地ヘリコプターフェスティバル


ヘリコプターがメインのイベント、というのは初体験で全てが新鮮でしたが、開隊58周年記念イベントという事で、
自衛官や関連企業社員の方々等、多くの防衛関係の方が懇親会に参加しており、皆さんと色々お話し出来た事が何よりの経験でした。
基地司令官である山本敏弘海将補ともお話しさせて頂きましたが、とても気さくで魅力的な、人間味溢れる素敵な方でした。


山本敏弘海将補と



折角一緒に写真を撮って頂いたのに、私とした事がネクタイがひん曲がっていますね・・・

ヘリコプターにも体験搭乗してきました!
搭乗したヘリコプターはUH-60J型救難ヘリコプターです。
体験搭乗の様子も動画にしてみました。

館山航空基地ヘリコプターフェスティバル体験搭乗



飛行機と比べ景色がゆっくりと流れるので、館山上空からの美しい眺めを満喫する事が出来ました。音は少し五月蝿いですが。

私は毎年必ず自衛隊関係のイベントに参加しているのですが、(平成22年自衛隊観閲式 平成18年海上自衛隊観艦式)自衛隊の行事に参加するたびに感じることがあります。
それは、自衛隊の皆さんに対する深い感謝の気持ちと畏敬の念です。

自衛隊を取り巻く環境は、未だに厳しいものがあります。
予算は少なく、仕事は激務であり、国民・政治家の不勉強や誤解により謂れなき中傷を受ける事も多々あります。
それでも一生懸命、ただひたすらに任務に忠実にあろうとする自衛官の皆さんの仕事ぶりを目の当たりにすると、感謝の気持ちと同時に、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになってきます。

私も戦争は嫌いです。
戦争になんか絶対に行きたくないし、日本国はもう二度と戦争をすべきではないと思っています。
しかし、だからこそ、この歴史ある日本国を守るための自衛隊には精強であって欲しいし、自衛隊の皆さんには誇りを持って仕事に取り組んで頂きたいのです。
そして、その仕事に見合った敬意を払いたいと思うのです。

吉田茂元首相が昭和32年に防衛大学校卒業式で行ったスピーチを紹介します。

君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。
きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない。
御苦労だと思う。
しかし自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが国民や日本は幸せなのだ。
どうか、耐えてもらいたい。


・・・悲壮感に満ちた内容です。
日本の近現代史を顧みた時、致し方ない事とはいえ・・・これほどまでに深い「業」を背負った国防組織が世界中どこにあるでしょうか。
少なくとも自分は、この国を守るため昼夜を問わず懸命に働いておられる自衛隊の皆さんに対し、感謝と尊敬の気持ちを忘れずにいたいと思います。

以前の日記にも書きましたが、こうした自衛隊関係のイベントは、反戦・軍事アレルギーの人にこそ、是非一度参加して頂きたいなと思います。
自衛官の皆さんの礼儀正しさ、優しさ、思いやりの心、そして仕事に対する真剣さや懸命さに触れれば、必ず自衛隊に対する印象が変わっていく事と思います。

追伸:

ヘリコプターフェスティバル機動展示の際、80年代放映された「超音速ヘリ エアーウルフ」のBGMが流れた時は、
「自衛隊なかなかやるな…」と思いました。
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平成22年自衛隊観閲式にいってきた

2010年10月20日 01時27分44秒 | 見学記
 平成22年10月17日に行われた、自衛隊観閲式(総合予行)に行って来ました!

2010自衛隊観閲式(総合予行)ダイジェスト


 観閲式は陸・海・空各自衛隊の持ち回りで毎年開催され、本年度は陸自メインの観閲式となります。
 本番の開催日は10月24日で、陸上自衛隊朝霞駐屯地にて行われます。

 今回撮影したのはその予行演習ですが、観閲官(総理大臣等の閣僚、幕僚)が参加しない事以外はほぼ本番通りのスケジュールで行われます。

 陸自観閲式の参加は2回目です。
 前回(3年前)は本番に参加したんですが、当時の観閲官は福田元総理で、
「くそっ、なんで観閲官が麻生さんじゃなくて福田さんなんだ!納得出来ねえ!」
 とか言ってた記憶があるんですが、当時の僕もまさか三年後の観閲官が菅直人氏になるとは夢にも思っていませんでしたよまったく。
 軍事に疎い左翼政治家が最高指揮官なんてねえ・・・

 そんなわけで、自衛隊関係のイベントには時間の許す限りなるべく参加するようにしている僕ですが、参加させて頂くたびに思う事があります。
 それは、「自衛隊の皆さんは本当に良く頑張っておられる」ということ。
 国民・政治家の不理解により予算を減らされ続け、冷遇され、誤解され、国を守るという仕事に対する誇りまで奪われかねない状況の中で、一生懸命、礼儀正しくお仕事をされているその姿を見るたびに、感謝の気持ちと同時に申し訳ない気持ちでいっぱいになってきます。

 昨今の緊迫した世界情勢の中で、予算も人員も削減しようとする民主党のやり方だけは本当に理解不能です。自衛隊はその仕事量に対して予算も人員も少なすぎ、現状では明らかにオーバーワーク。それでも現場の自衛官の方々は熱意と創意工夫で懸命に不足をカバーしてる。それをさらに痛めつけようとするなんて信じられない。

 反戦・軍事アレルギーの人にこそ、一度行ってみて欲しいイベントです。
 自衛官の皆さんの礼儀正しさや優しさ、懸命さに触れれば、きっと自衛隊に対する印象が変わるはず、と思いますよ。

 参考:自衛隊の良い話
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皇国の守護者

2006年10月29日 20時41分30秒 | 見学記
3年に1度行われる、海上自衛隊の「観艦式」に行って来ました。

観艦式は、相模湾上に40隻以上の自衛隊艦艇が集まって公開訓練や展示を行う国を挙げた一大イベントで、本番では安部総理大臣も参加。
僕らが参加したのは本番と全く同じプログラムで行われる予行演習ですが。んでチケットの当選倍率はなんと50倍強。

朝7時に友人のタツユキさんと横須賀に到着。

見学者の多さに圧倒されつつ、僕らの乗艦する「潜水艦救難艦ちはや」に到着。

ちはやについて↓
http://military.sakura.ne.jp/navy2/asr_tihaya2.htm

とにかくデカイ!全長150メートル位でしょうか。沈没した潜水艦を救難する為の艦だそうで、小型の潜水艇や立派な病院施設やヘリポートも備えてありました。
トイレなんかウォッシュレットですよ。でも海上自衛隊の艦ではトイレで流す水が「海水」だそうで、ウォッシュレットから出る水も海水だったらどうしよう、と心配しましたが、
実際使ってみたらそれはお尻に優しい真水でした。

正直自分としては折角なら映画等で話題の「イージス艦」等の戦闘艦に乗りたかったんですが、実際に乗ってみると、こちらは居住スペースが広くて快適な感じなのにもかかわらず向こうは戦闘用の艦の為に居住スペースに余裕がないのかそれとも機密保持の為入れるスペースが限られているのか、とにかく出港前から人が溢れてもはやすでに難民船の様相を呈しており、まあ僕らは運が良かったなあと。

9時になりいよいよ相模湾に向けて出港。帰港まで合計8時間の航海だ!
長い船旅なので船酔いを心配したけど、東京湾を出ても全く揺れない。これは凄い。船がデカイからなのか、軍事用の造船技術の高さゆえなのか、自衛隊の操船が巧いのか、とにかく揺れない。
伊豆大島に行くフェリーなんて東京湾の中でもエレベーター並に上下するのに。フームと感心。

感心といえば、航海中に何よりも感心したのは、海上自衛隊の皆さんの「礼儀正しさ」と「親切さ」。
何を聞いても笑顔で懇切丁寧に応えてくれるし、階級の上下関係無く優しいなんてモンじゃない。挙動も優雅且つたおやかで、見ていて気分が良いです。一朝一夕で身に付くようなもんじゃありませんよこれは。日本の海上自衛隊は世界中の海軍から尊敬されているという話もこれなら納得。
http://planet-d.hp.infoseek.co.jp/cache2ch/2005/0521d.html
艦橋の中も見学可能で、操艦中の艦長や航海士の仕事も間近で見学できるんですが、そこで若い女性が艦長の顔の直ぐ近くで写メをパチパチ撮影。あまりの失礼さに見ていて気分が悪くなりましたが、そんな失礼な輩に対しても艦長は怒る事も無く笑顔で対応。
すごいな・・・。

そんなこんなで、いよいよ観艦式会場に到着。
縦一列にビシッと隊列を組み一糸乱れぬ動きで次々と演目をこなす数十隻の艦隊の動きに感動です。

これだけの数の艦が、分刻みのスケジュールを寸分の狂いも無くこなして行く様子に、プロの仕事の美しさを感じました。
中でもロケット弾投下と潜水艦浮上は凄かったです。潜水艦はクジラみたいでかっこいい!
巨大な飛行艇の着水や戦闘機の飛行展示も普段なかなか見れるもんじゃないので興味深かったです。

閲覧部隊と受閲部隊が2度すれ違い、最後は爆弾投下で観艦式は無事終了。

いやー面白かった。
私こう見えても学生時代は立派なエセ左翼思想の持ち主で、(予備校の講師が授業中に中国国旗を掲げたりするほどのレフトな方で、その影響を大きく受けた 笑)マルクス読んだり核実験反対デモに参加して「今年は絶対彼女つくるぞ~!!」とか叫んだりしてたのですが、20過ぎてからはいわゆる左翼思想の持ち主の方々のあまりにも浮世離れした現実感覚の無さに幻滅し、今はノンポリ中道だと思ってるんですが、そんな僕が見ても面白かったし、何より勉強になりました。

日本の教育現場における徹底した左翼教育のおかげか「自衛隊」とか「軍事」という言葉に過剰に反応する人間が多いですが、そういう人こそこういったイベントに積極的に参加して実情を知るべきだなあと思いました。平和を語るにも知識は必要だ。

色々な非難中傷がある中、少なくとも現場の自衛隊の皆さんはこの国を守るために本当に一生懸命頑張っているんだなあと、そういうことが伝わって来る良いイベントでした。

ていうかそんな事より明日の抜糸コワイんですけどどうしたらいいですか。
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