鳥取人権条例凍結

2006年02月11日 21時22分22秒 | Weblog
「人権擁護」の名を借りた悪法であり、表現規制法の先駆けでもある、
「鳥取県人権条例」の施行が凍結されることになりましたね。

まだまだ予断を許さない状況とはいえ、本当に良かった良かった。
日本全国で反対運動を行い、この悪法の施行を食い止める事に尽力したみなさんの勇気と努力に、心から尊敬と感謝の意を表します。

この件に関しては、僕なんぞが稚拙な解説をするよりも、他の様々なサイトで解りやすく説明されているので興味のある方はそちらを参照してもらうとして。

人権擁護法案ポータルブログ
http://blog.livedoor.jp/pinhu365/

元国会議員 城内実のブログ
http://blog.livedoor.jp/no_gestapo/

鳥取人権擁護法案反対運動
http://www.powup.jp/jinken/tottori/no.html


*以下、面白くない話なので興味の無い人はスルーして下さいな。


なんで人権擁護法がダメなのか。

そもそも本来「人権」というのは「国」に対する「国民」の権利でり、国家からの人権侵害に対して一般市民が抵抗する為の権利なのであって(昔っから、思想弾圧や拷問などの人権侵害を行ってきたのは「市民」ではなくて「国家」ですよね)。

そのため「人権侵害」が出来るのも「国」(もしくは国家権力に順ずる強権力)に限られているわけで、僕ら一般市民が他人の「人権」を侵害するなどという事は有り得ない筈で。

国家に対する僕らの「人権」は、わざわざ国に「擁護」なんぞされなくっても、いつだって、いつまでだって、永遠に憲法で保障されている。

「あなたの考えは人権侵害だ」
「その考えは憲法違反だ」

などという人がいたら「それは違うよ」、と教えてあげましょう。
自分の国の憲法くらい一度は読んでみるべきだ。

「人権」の意味を曖昧にし「人権」の持つ意味を相対化させるこの条例は、本当に恐ろしい代物だったわけで。
だってねえ、自分のした事が「人権侵害」になるかどうか解らない世の中が来たら、怖くて何も表現できなくなってしまうでしょう?

「人権擁護」なんて言うとなんだかいかにも良い事のような気がしてしまうのが怖いところですが、その内容はあからさまな表現規制だという事を、少なくとも知識として知っておくべきです。

鳥取人権条例の日本全国版、
「人権擁護法案」はいまだに国会で審議中なのだから・・・
コメント
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