東日本大震災から1年が経ちました

2012年03月11日 22時19分19秒 | 政策提言
皆さん今晩は。
今日は3月11日。昨年の東日本大震災から1年の節目を迎えます。

私も、市の防災無線での呼びかけに合わせて黙祷を行いました。
被災された方々に対し改めてお見舞いを申し上げると共に、亡くなられた方々に対し衷心より追悼の意を表します。
港町に住む人間のひとりとして、また議員として、東日本大震災による多くの犠牲を決して忘れる事無く、また教訓とし、
勝浦市の防災、津波対策についてこれまで以上に真剣に考えて行きたいと思います。

また、本日国立劇場で行われた東日本大震災1周年追悼式には、心臓手術を受けられてからまだ日の浅い天皇陛下が御出席になられ、お言葉を述べられました。
お言葉からは、天皇陛下の国民を想うお気持ちが伝わり、「私も頑張らねば」という気持ちになりました。

宮内庁公式ホームページ 東日本大震災1周年追悼式 おことば全文
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/okotoba/okotoba-h24e.html#D0311

一年前のあの日、私も民生員の方と共に避難をお手伝いしていましたが、「どうせ津波などこない」と、頑に逃げようとしない方も数多くおられました。
また、港で働く外国人実習生たちは、日本語が解らない事もあり、警報後も街をぷらぷら歩き回っている状態でした。無理矢理説得して、車に乗せて避難させたのを覚えています。
もし、あのとき警報通り10mの津波が押し寄せていたら、私も、外国人実習生も、おそらく助からなかっただろうと思います。
(実際に、被災地では多くの外国人実習生が犠牲となりました。言葉も解らず、どうして良いか解らないまま、母国から遠く離れた見知らぬ土地で津波に流されて行った実習生たちの恐怖や悲しみを思うと、いたたまれません)
この機会にもう一度、我々住民一人一人が当事者意識と自戒の意識を持って、東日本大震災からの教訓を学んで行く事が大切だと思います。

近年中の首都圏での巨大地震発生も噂される中、勝浦市においても全市的な一斉避難訓練の実施などの対策は、必須だと考えています。

追伸:

Flood Maps
http://flood.firetree.net/

自分の住んでいる地域が津波によってどこまで浸水するか、予測出来るサイトです。
使い方は簡単で、リンク先を開いて、自分の住む地域に移動し、左上の「Sea level rise」から上昇するメートル数を選択するだけです。
津波について考える際の参考になるのではと思います。
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私の政策提言その2(議会改革、環境対策について)

2011年04月16日 23時08分42秒 | 政策提言
あっというまに日にちが過ぎ、
いよいよ明日告示日となりました。
明日以降はブログの更新も出来なくなるので、今日は私の政策提言について補足で説明をしたいと思います。
皆さんの参考になれば幸いです。

まず、議会改革について。
現在の勝浦市では、政治家に対する不信が渦巻いています。
「市議なんて全く働いていない」「市議に給料なんてやらなくていい」「政治家なんて必要ない」等といった有権者の皆さんのご意見を、あちこちで耳にします。
政治家を志す私にとっては非常に残念だし悲しいご意見ですが、これまでの勝浦市議会の働きを鑑みればこれも仕方ない事だと思います。
私自身、これまでいち市民として勝浦市政をみてきましたが、まったく政治家の仕事がみえてこないし、普段何をされているのかが全く解らないのです。
選挙近くになって、その時だけ活動しているようなイメージが、私にもありました。
政治不信がまんえんし「政治家なんてもういらない」という意見が多く見られるのは、これまで市民に見える仕事をしてこなかった議会に重大な責任があると思います。

しかし本来、議員はもっと夢のある大きな仕事ができる立場にあると思うのです。
これまでの、市長や役人からの議案または予算に対し賛成・反対するだけの受動的な仕事だけでなく、
積極的に市民の皆さんの意見を聞いて廻り、予算を無駄が無いよう細かくチェックし、また議員の側から積極的に政策を提言する事が出来れば、
有権者のみなさんだって、きっと「議員」という役割を見直してくれると思うのです。
そして、私は議員としてそうありたいと考えています。

私の、議会改革の具体策は下記の通りです。

議会として、市政報告会を定期的に開催し、議会の透明化を図ります。
また、私個人の市政報告会も定期的に開催し、市民の皆さんの意見を市政に反映させます。
もちろん、ブログや紙媒体を利用して議会だよリも定期的に発行します。
市内の企業やNPO法人と連携し、本来民間が行うべき一部事業の外部委託を行います。
政治家の仕事は市民の皆さんから納めて頂いた税金をいかに分配するか、ですから、
いかに無駄を止めさせるか、という予算チェックの役割は非常に重要です。私は徹底して無駄を追求し、経常収支比率の10%改善を目指します。

つぎに、環境・景観対策について。
勝浦市の自然環境は、年々酷くなっています。
汚染した河川は悪臭を放ち、その汚水が勝浦湾に流れ込み、漁業にも観光業にも悪影響を及ぼしています。
私が小さい頃は勝浦湾にはタツノオトシゴやコバルトブルーなんて美しい魚が沢山居ましたが、いまや見る影もありません。

勝浦の自然を再生する為には、河川等の自然を再生する「環境再生型公共事業」の積極的導入を推進していくべきです。
自然の河川を無駄にコンクリで固め暗渠と化す公共事業ではなく、逆にそうした汚染河川の自然を取り戻す為の公共事業です。
どちらも公共事業なのですから、同じ金と手間と暇をかけるなら、過去の美しい勝浦を取り戻す為の事業を行いたいのです。
もちろん、夢物語に終わってはいけないので、まずは勝浦市内の各河川の現状を専門家によって調査してもらい、改善策を模索する所から初めて行きたいと思っています。
日本全国の自治体で成功している事例も多いので、勝浦市の環境、観光資源、そして漁業・農業を守るためにも積極的に導入を検討したいと思います。


政策の全てを個々に書ききる事は出来ませんでしたが、
皆さんの選択の際のご参考になれば嬉しいです。
また一週間後、良い報告が出来るように精一杯頑張ります!!

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私の政策提言その1(産廃・漁業・朝市について)

2011年04月13日 01時06分27秒 | 政策提言
今日は千葉県でも大きな余震が続きました。
幸い大きな被害は無いようでしたが、いったいこの余震はいつ収束するのでしょうか。

そんな混乱のなか、千葉県では県議会議員選挙も終わり、ここ勝浦市でも市議選に向け各候補が活発に動いているようです。

勝浦市の選挙は依然として保守的で、昔ながらの地縁血縁重視の選挙となってしまっています。
私も何度か有権者の方に「ウチは親戚が出てるから」と門前払いをされてしまいましたが、これはすごく悲しいです。
政策や人となりを吟味した上で「ダメだ」と思われるなら納得も出来ますが、話すらさせてもらえないのは悲しいですね。

しかし、私の政策パンフレットを読んで事務所までご連絡下さる方もたくさん居られます。
これは、凄く嬉しいです。
政策や理念に共感して頂き「応援するよ!」と激励してくださる方、ご不明な点を質問してくださる方、
また、内容について「なっとらん!」とお叱りを受ける事もあります。
しかし、それが激励の言葉であろうがお叱りの言葉であろうが、政策についてご意見を頂けるというのは、私にとって本当に嬉しいのです。

というわけで、今日はパンフレットに掲載しきれなかった政策提言や、その補足をお伝えします。
中でもご質問が多かったのが、産廃についての意見、地域振興策についてでしたので、今日は下記の通り私の考え方を記載しておきます。

①産業廃棄物処理施設についての考え

 産廃建設には絶対反対です。
 そもそも私が政治家を志したのは、小さい頃、無駄な公共事業によってあっという間に暗渠と化してしまった浜勝浦川と汚れてしまった勝浦の海を見て、
 「政治の力で環境を悪化させる事が可能なら、逆も可能に違いない、政治家になって勝浦市の自然環境を何とかしたい」と、子供心に思ったのがきっかけです。
 産廃の存在は、環境悪化だけでなく、勝浦の観光業、漁業・水産加工業におけるブランド力を低下させ、産業に大きな風評被害をもたらします。
 日本全国の漁港や加工地が、躍起になって衛生管理に重点を置き、漁業・水産加工業のクリーンイメージ確立を目指している中で、それらを基幹産業として持つ勝浦市が時代に逆行して産廃施設などを受入れれば、かならず漁業・水産加工業の衰退をもたらすでしょう。
 また、観光業にとっても影響は深刻です。単純に考えてみても、産廃業者のトラックが頻繁に行き来する観光都市などあり得ません!
 法的に対抗する事が難しくなっているいまこそ、議会・市民一丸となって反対運動を盛り上げて行かねばなりません。

②漁業振興策について

 漁業は勝浦の基幹産業です。
 責任ある立場にある議会や首長が率先して取り組まなければならない課題が、漁業振興と港湾の再整備です。
 まして、気仙沼など東北の主要漁港が被災した今、ここ勝浦漁港の重要性は益々高まっています。しかし現状では、対策は不十分です。
 本来なら議会の中に漁業関係者が4、5名居たっておかしくない、というか居なければおかしいと思うのですが・・・
 議会は港湾整備や周辺環境整備、漁業後継者の育成、外来船誘致に全力で取り組まなくてはなりません。
 そして、港湾行政の充実を図り、漁業を生業とする方々が働き易い体制を創っていく事が大切です。
 私は、水産加工協同組合で事務局長として勤務した経験を活かし、漁業・水産加工業のより良い未来を実現する為の政策を考えて行きたいと思います。

③地域活性・朝市について

 現在朝市では、観光客もその出店数も減り続けています。
 この状況を打破する為には、原点に立ち返り、朝市を「市民に愛される地域密着型の市場」としてよみがえらせなければなりません。
 観光客の誘致はもちろん大切です。しかし、それ以上に大事なのは、朝市としての本来の役割、つまり市民の生活に密着した生鮮市場としての役割を取り戻す事なのです。
 理由は下記の通りです。
 地域で生産し、地域で消費する。そうすることで市内でお金が回るようになります。まさに地産地消の考え方です。そしてなにより、安心安全な勝浦産の海山の幸が、低価格で手に入る。
 それこそが観光客の求める市場の姿でもあります。いかにも観光客目当てのガツガツした市場ではなく、地域に愛される市場こそ観光客のニーズに合うのです。

 例えば、沖縄那覇の「農連市場」。その地元密着型で懐かしさや暖かさに溢れる雰囲気に惹かれ、全国から観光客が訪れています。
 その地域に愛される飾り気の無い市場は、いまや観光地と化した「牧志公設市場」をしのぐ人気スポットとなっているのです。
 農連市場について書かれた記事
 http://members.jcom.home.ne.jp/koza-tora/ichiba.htm

 地元に密着し、市民に愛される魅力ある市場であれば、目の肥えた観光客はきっと朝市に魅力を感じて訪問してくれるでしょう。そしてかならずリピーターになってくれる筈です。
 市民に愛される→活気が出る→市内でお金が循環→朝市が充実→観光客が魅力を感じる→市民も観光客もリピーターへ、というような好循環の流れを創らなければ。
 困難の今こそ、地産地消を実践し市民に愛される「第6次産業」の拠点として、朝市を再整備していかねばならないと考えています。

 
告示日まであと数日、
選挙期間中は法令によりブログも更新出来なくなるので、しばらくは政策提言を続けて書きたいと思います。

ね、ねむい。
コメント (2)
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