皆さん今晩は。
今日は一日雨となりました。季節の変わり目で体調を崩す方も多い中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、去る21日、勝浦市議会3月定例会も閉会となりました。
特に新年度予算は、様々な新規事業が盛り込まれた意欲的な予算となりました。
3月議会において審議された議案や予算の詳細については、今後こちらのブログ、また市政報告会や会報にて随時報告させて頂く予定です。
また、既にご存知の方も多いかと思われますが、県教育委員会は21日、昨年から問題となっていた夷隅郡市の県立高校三校統合案を発表しました。
県教育委員会「県立学校改革推進プラン(最終案)」の通り、結局3校を統合して大原高校校舎を使用するという案に落ち着いたようですが、地元からの統合反対の声を受け、海洋科学系列は存続。
加えて、勝浦若潮高校の水産実習場施設は継続使用することとなりました。また、15年度の統合予定は変えないもの、今年度も地元との協議を継続する事としました。
学校統廃合:夷隅3高統合問題「海洋科学」存続へ 新統合校に6系列、地元要望に配慮(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120322ddlk12100206000c.html
私は、この県教育委員会の決定および説明には到底賛同納得する事が出来ません。
かつての教育行政の失敗について真摯に反省する事も、既存高校に対しての必要な改革を断行する事も無く、あくまで「3校統合」を前提としたその強引な手法は、関係者の誰もが納得出来ない独善的で高圧的なものです。
県教委は地域内の人口減少を統合の理由にしますが、地域内の中学校卒業生の約半数が地域外の高校に通っている現状を鑑みても、
先ず為すべきは、統合などではなく、既存の公立高校へのテコ入れ、魅力再生の為の改革であったのでは無いでしょうか。
水産高校として110年以上もの歴史と伝統を有する勝浦若潮高校の魅力を、改めて活かす方法や、生徒増加の為の策を検討するも事無く、「総合学科がうまく行かなかったからやっぱり統合」というのは乱暴すぎるのではないのでしょうか。
そもそも、以前の説明会では海洋科学系列を無くす理由として「水産関係の設備が大原高校に無いから」としていた県教委ですが、今回の説明とは矛盾しているのではないでしょうか?
その程度の覚悟・大義名分であったのかと残念に思うばかりです。
合理的な理由があればまだしも、万を超える市民からの反対署名や地元漁業協同組合からの反対意見を無視して統合を押し進めるその手法は、およそ民主的であるとはいえません。
水産・商業系高校である勝浦若潮高校と、農業系高校である岬高校、普通科・スポーツ系高校である大原高校の3校を「統合」して「総合学科設置校」とする案は、確かに聞こえは良いです。
しかし、県教委の過去の実績を振り返ってみても、今回の統合は夷隅郡市から個性ある3校を失い、無個性な統合校を誕生させるだけ、という結果になりはしないでしょうか。
かつて塾講師として、県教委による行き当たりばったりの高校再編や学科設置、悪名高き特色化選抜の実施等によって、地域の高校がその魅力を奪われていくのを現場で見ているしか無かった経験もあり、
今回の統合決定には強い危機感を覚えるものです。
とにかく、3校を統合し総合学科設置校を作る、という決定は、3校を存続させ、各校の魅力や生徒数を回復させるという選択よりも、より多くの困難を伴うと私は考えます。
また、県教委は「市立高校化や近隣大学の付属高校化などの選択肢もある」としていますが、移行には莫大な費用、リスクも伴う事から、県からのしっかりとしたサポートが前提でなければ、絵に描いた餅になってしまいます。
いずれにしても、この決定を受けてがっかりしたり落ち込むことなく、この地域に魅力ある高校を維持・存続させる為に今後もあらゆる方策を検討して行きたいと思います。
追伸:
今日は中央保育所卒園式に出席してきました。
子ども達みんな挨拶も立派で、感動しました。近所の子も卒園だったので、感動もひとしおです。
皆さんのご卒園を心からお祝い致します。おめでとう!
今日は一日雨となりました。季節の変わり目で体調を崩す方も多い中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、去る21日、勝浦市議会3月定例会も閉会となりました。
特に新年度予算は、様々な新規事業が盛り込まれた意欲的な予算となりました。
3月議会において審議された議案や予算の詳細については、今後こちらのブログ、また市政報告会や会報にて随時報告させて頂く予定です。
また、既にご存知の方も多いかと思われますが、県教育委員会は21日、昨年から問題となっていた夷隅郡市の県立高校三校統合案を発表しました。
県教育委員会「県立学校改革推進プラン(最終案)」の通り、結局3校を統合して大原高校校舎を使用するという案に落ち着いたようですが、地元からの統合反対の声を受け、海洋科学系列は存続。
加えて、勝浦若潮高校の水産実習場施設は継続使用することとなりました。また、15年度の統合予定は変えないもの、今年度も地元との協議を継続する事としました。
学校統廃合:夷隅3高統合問題「海洋科学」存続へ 新統合校に6系列、地元要望に配慮(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120322ddlk12100206000c.html
私は、この県教育委員会の決定および説明には到底賛同納得する事が出来ません。
かつての教育行政の失敗について真摯に反省する事も、既存高校に対しての必要な改革を断行する事も無く、あくまで「3校統合」を前提としたその強引な手法は、関係者の誰もが納得出来ない独善的で高圧的なものです。
県教委は地域内の人口減少を統合の理由にしますが、地域内の中学校卒業生の約半数が地域外の高校に通っている現状を鑑みても、
先ず為すべきは、統合などではなく、既存の公立高校へのテコ入れ、魅力再生の為の改革であったのでは無いでしょうか。
水産高校として110年以上もの歴史と伝統を有する勝浦若潮高校の魅力を、改めて活かす方法や、生徒増加の為の策を検討するも事無く、「総合学科がうまく行かなかったからやっぱり統合」というのは乱暴すぎるのではないのでしょうか。
そもそも、以前の説明会では海洋科学系列を無くす理由として「水産関係の設備が大原高校に無いから」としていた県教委ですが、今回の説明とは矛盾しているのではないでしょうか?
その程度の覚悟・大義名分であったのかと残念に思うばかりです。
合理的な理由があればまだしも、万を超える市民からの反対署名や地元漁業協同組合からの反対意見を無視して統合を押し進めるその手法は、およそ民主的であるとはいえません。
水産・商業系高校である勝浦若潮高校と、農業系高校である岬高校、普通科・スポーツ系高校である大原高校の3校を「統合」して「総合学科設置校」とする案は、確かに聞こえは良いです。
しかし、県教委の過去の実績を振り返ってみても、今回の統合は夷隅郡市から個性ある3校を失い、無個性な統合校を誕生させるだけ、という結果になりはしないでしょうか。
かつて塾講師として、県教委による行き当たりばったりの高校再編や学科設置、悪名高き特色化選抜の実施等によって、地域の高校がその魅力を奪われていくのを現場で見ているしか無かった経験もあり、
今回の統合決定には強い危機感を覚えるものです。
とにかく、3校を統合し総合学科設置校を作る、という決定は、3校を存続させ、各校の魅力や生徒数を回復させるという選択よりも、より多くの困難を伴うと私は考えます。
また、県教委は「市立高校化や近隣大学の付属高校化などの選択肢もある」としていますが、移行には莫大な費用、リスクも伴う事から、県からのしっかりとしたサポートが前提でなければ、絵に描いた餅になってしまいます。
いずれにしても、この決定を受けてがっかりしたり落ち込むことなく、この地域に魅力ある高校を維持・存続させる為に今後もあらゆる方策を検討して行きたいと思います。
追伸:
今日は中央保育所卒園式に出席してきました。
子ども達みんな挨拶も立派で、感動しました。近所の子も卒園だったので、感動もひとしおです。
皆さんのご卒園を心からお祝い致します。おめでとう!