宮城県の各漁港を視察して参りました

2012年02月14日 00時14分35秒 | 活動報告
皆さん今晩は。
先程東北から戻りました。現地は夜になると氷点下。やはり南房総は暖かいですね!

さて、11日から3日間、宮城県に行って参りました。
訪問の目的は、東日本大震災によって被災した漁港を訪れ、漁師の皆さんと直接お会いしてお話を聞き、漁業の状況や今後の対策などを伺う事。

震災前、震災後で漁業がどう変化したのか。問題をどう解決されてきたのか。
東北の水産実業高校の現状はどうなっているのか。同じ港町として協力し合える事は無いか。
あるいは、漁業先進地である宮城県の各漁港から勝浦市が何か学べる事は無いか。
漁業について、現地の漁業関係者の皆さんにお聞きしたい事が沢山あったからです。

結局、石巻、陸前浜田、塩竈の各漁港を訪問。
塩竈漁港では、塩竈漁業協同組合にて組合長や組合員の方とお話をする事が出来ました。

ワカメの部位選別作業の様子


所々に残る東日本大震災の爪痕


各漁港ではそれぞれ貴重な経験をさせて頂く事が出来ましたが、中でも塩竈漁協組合長のお話は大変有り難くまた参考になるものでした。

勝浦市の漁業は多くの問題を抱えています。
例えば、漁業に従事する方々の高齢化、後継者不足、漁協の合併問題。
はたまた海洋汚染、漁業資源の減少、巻網船と小型船との対立、そして大切な水産高校の存続の危機などなど。

それらをどう解決するか、どうすべきなのか。
組合長は情熱的、そして理論的に、様々な事を教えてくださいました。
様々なご苦労を重ね、画期的なアイデアを実践し、素晴らしい実績を残している塩竈漁協の組合長のお話は、示唆に富むものでした。

特に、中型巻網漁船と地元小型漁船のトラブル、資源乱獲による漁業資源の減少に対する対策については、あちらで実施している素晴らしいアイデアを教えて頂く事が出来ました。
詳しい内容は精査した上でまた改めて報告したいと思いますが、実現は確かに難しい策です。仙台湾でもこのアイデアを実施するまでには、漁業関係者への説得も含め4年もかかったそうです。
しかし、宮城で出来た事なら千葉で出来ない筈はありません!
これは早速漁師の皆さんに報告し、実現可能かどうかしっかり話し合ってみたいと思います。巻網船とのトラブル解決或は漁業資源の保護に向け、少しでも役に立てればいいのですが。

石巻、陸前浜田、塩竈の皆さん、塩竈漁協の皆さん、本当に有り難うございました!

今回の個人視察の詳細については、今後報告書を作成しブログや市政報告会などで随時報告したいと思います。


追伸:
昼食に牡蠣が食べたくなり、陸前浜田の焼き牡蠣屋さんに入店。
「「1000円分かい?それとも2000円分!?」と聞かれたので、よく解らぬまま勢いで「に、2000円分でお願いします!」とお願いした結果、



牡蠣が山盛り!!しかも身がプリップリで旨い!



結局30個近く食べたでしょうか。だって美味しいから。
この牡蠣屋さんも津波の被害にあったそう。店長さんの「若い力、これからの力が頑張れる様に、俺ら世代もガンバらなきゃいかん!」というお言葉に、何だかとても励まされました!


追伸2:
大切な友人がぷちイカ娘をくれたので、早速飼ってみました。
コメント (4)
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