夜風がだんだんと涼しくなり、もうしばらくでお蔵入りという時期になって
寝室で愛用している扇風機が突然首振りをしなくなった。
部屋が広いのでエアコンだけでは効きが悪く空気の循環のため扇風機がいる。
また夜中暑苦しくて目覚めた時にはタイマーで1時間ほど回してやるだけで
また眠りに就ける。こんな時リモコン付きなのでわざわざ起き上がらなくても
済み非常に便利である。
首振り機構の歯車が磨耗している可能性もあるがまずは該当部分をバラしてみた。
羽根を回すモーターの軸にネジが切ってあり、ウォームギアでモーターの回転
方向である水平方向から縦方向に変え、さらに歯車をかませて回転を減速した上で
クランク機構を使って往復運動に変えている。
背部のカバー取り外し

首振り機構が現れる
首振り機構の内部

ウォームギアと減速用ギアの二つのギアの組み合わせ。ネジがきってある横に伸びた
軸がモーターの軸で回転翼の反対側。
二個の歯車はいずれもプラスチック製である。気になっていた歯車自体は磨耗は
ない。
ウォームギア取り外し

減速用歯車が現れる。この歯車の回転が下部のクランク軸に伝わる。
過大な力が加わるとこの歯車が浮き上がってクランク軸との連結が解除され歯車が
空転する。
クランク軸(首振り機構下部)

下部に取り付けられているレバーを介して回転が往復運動に変換される仕組み。
どの扇風機もなんらかの原因で首振りがひっかかると空打ちするようになっている
が、この扇風機は二番目の歯車が僅かに浮き上がってクランク軸との連結が外れる
ようになっている。この連結部分が壊れているようだ。
連結用部品

この小さな部品が減速用歯車の下部センターに組まれている。
写真のように連結といっても高さ1mmにも満たない四角の突起がクランク軸の四角
の穴にはま(嵌)るようになっているだけのようだ。四角の突起がなくなっている。
また過大の力が加わると浮き上がるように突起の根っこ部分が台形状に加工して
ある。この四角の台形がクランク軸のすり鉢状の窪み(四角なので正確には
すり鉢ではないが)に嵌っていて回転がずれると台形部分が乗り上げて浮き上
がる仕組みだ。わずかに1cm足らずの小さな部品である。
機構的にはよくできていると言いたいがこんな力が加わる部分がプラスチック製
なのにはいつも本当に驚かされる。
どうせ使い捨て、格安品の中小メーカー製。部品の取り寄せはどだい無理だろう
とみて歯ブラシの柄を加工することにする。しかし、何せ小さな部品である。
加工しにくい。作るのにほぼ半日かかった。
四苦八苦してつくり終え、セットしてみるとなんとか首を振るようになった。
しかし…、しかし…。 そのまま使い続ければよかったのだが、うっかり首振り
解除をせずに動かしてしまい元の木阿弥。歯ブラシの柄では材料が柔らかすぎた。
ポリプロ製のようだがこれ以上硬いと加工が無理だ。
仕方ないのでビスを使い固定してしまった。半日の苦心は何だったのだろう。
期を同じくしてもう一台の扇風機も首振りしなくなった。空転の異音がする。
こちらの方はリモコンなしだが首振りの起動・停止は前面のスイッチ式。
首振り用の小さなモーターが付いていてモーターの中に組み込まれているギヤが
空転しているようだ。モーターを外して点検したいが、モーター軸に取り付けてある
クランクが特殊なネジでセットしてあり外れない。こちらは明らかに歯車の
磨耗だろう。首振りなしで使うことにする。
それにしても扇風機が2台同時に壊れるとは。30年も前の扇風機は何事もなく
今も動いている。昔の電化製品は丈夫だった。
寝室で愛用している扇風機が突然首振りをしなくなった。
部屋が広いのでエアコンだけでは効きが悪く空気の循環のため扇風機がいる。
また夜中暑苦しくて目覚めた時にはタイマーで1時間ほど回してやるだけで
また眠りに就ける。こんな時リモコン付きなのでわざわざ起き上がらなくても
済み非常に便利である。
首振り機構の歯車が磨耗している可能性もあるがまずは該当部分をバラしてみた。
羽根を回すモーターの軸にネジが切ってあり、ウォームギアでモーターの回転
方向である水平方向から縦方向に変え、さらに歯車をかませて回転を減速した上で
クランク機構を使って往復運動に変えている。
背部のカバー取り外し

首振り機構が現れる
首振り機構の内部

ウォームギアと減速用ギアの二つのギアの組み合わせ。ネジがきってある横に伸びた
軸がモーターの軸で回転翼の反対側。
二個の歯車はいずれもプラスチック製である。気になっていた歯車自体は磨耗は
ない。
ウォームギア取り外し

減速用歯車が現れる。この歯車の回転が下部のクランク軸に伝わる。
過大な力が加わるとこの歯車が浮き上がってクランク軸との連結が解除され歯車が
空転する。
クランク軸(首振り機構下部)

下部に取り付けられているレバーを介して回転が往復運動に変換される仕組み。
どの扇風機もなんらかの原因で首振りがひっかかると空打ちするようになっている
が、この扇風機は二番目の歯車が僅かに浮き上がってクランク軸との連結が外れる
ようになっている。この連結部分が壊れているようだ。
連結用部品

この小さな部品が減速用歯車の下部センターに組まれている。
写真のように連結といっても高さ1mmにも満たない四角の突起がクランク軸の四角
の穴にはま(嵌)るようになっているだけのようだ。四角の突起がなくなっている。
また過大の力が加わると浮き上がるように突起の根っこ部分が台形状に加工して
ある。この四角の台形がクランク軸のすり鉢状の窪み(四角なので正確には
すり鉢ではないが)に嵌っていて回転がずれると台形部分が乗り上げて浮き上
がる仕組みだ。わずかに1cm足らずの小さな部品である。
機構的にはよくできていると言いたいがこんな力が加わる部分がプラスチック製
なのにはいつも本当に驚かされる。
どうせ使い捨て、格安品の中小メーカー製。部品の取り寄せはどだい無理だろう
とみて歯ブラシの柄を加工することにする。しかし、何せ小さな部品である。
加工しにくい。作るのにほぼ半日かかった。
四苦八苦してつくり終え、セットしてみるとなんとか首を振るようになった。
しかし…、しかし…。 そのまま使い続ければよかったのだが、うっかり首振り
解除をせずに動かしてしまい元の木阿弥。歯ブラシの柄では材料が柔らかすぎた。
ポリプロ製のようだがこれ以上硬いと加工が無理だ。
仕方ないのでビスを使い固定してしまった。半日の苦心は何だったのだろう。
期を同じくしてもう一台の扇風機も首振りしなくなった。空転の異音がする。
こちらの方はリモコンなしだが首振りの起動・停止は前面のスイッチ式。
首振り用の小さなモーターが付いていてモーターの中に組み込まれているギヤが
空転しているようだ。モーターを外して点検したいが、モーター軸に取り付けてある
クランクが特殊なネジでセットしてあり外れない。こちらは明らかに歯車の
磨耗だろう。首振りなしで使うことにする。
それにしても扇風機が2台同時に壊れるとは。30年も前の扇風機は何事もなく
今も動いている。昔の電化製品は丈夫だった。
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