長年愛用してきた我がノートPC。
パナソニックのLet’s NoteのCF-W2という機種。
数日前のこと、使用中に突然画面が点いたり消えたりし出した。ケーブルの接続端子の接触不
良かなと思っていたらほどなく全く映らなくなってしまった。
うっすらと表示はしているのでバックライトが消えていることはすぐにわかった。画面の消え方
から判断してバックライトそのものが切れたのではなくバックライトの電源に問題がありそうだ
とも推測できた。もしバックライトがきれたのなら少なくとも点いたり消えたりはしないだろう。
このノートPCは昨年3月にダウンし、ネットオークションで手に入れたメインボードと入れ替えて
いる。その直後に液晶も取り替えた。幸い、その時液晶についてきた液晶ケーブルとインバータ
が手元にある。そこでかなり面倒だが、メインボード入れ替えの時の要領でPCをばらして繋ぎ
換えてみた。
結果は不可。やっぱり点かない。
メインボードを再度取り換えないといけないかな、でももう一度ネットオークションを掛けるのも
面倒だな・・と半ば諦めかけていたところ、液晶画面が消える原因のひとつにメインボードにあ
る液晶電源回路のヒューズ切れがあるという記事を以前ネットでみた記憶が甦った。
見てみるとネットで調べたものと同じ個所にヒュ-ズらしきものがある。
テスターを使って抵抗を測ってみると電通がない。つまり切れている。
(ヒューズは2個あり赤丸で囲んだ部分が切れていた)
拡大して見ると、
念のため、まだ捨てずにとっていた以前のメインボードで調べてみるとこちらは確かに通電
する。これでヒューズ切れであることははっきりした。
だが問題はどうやってこの小さいヒューズを交換するかである。何しろ小さい。
それとヒューズの容量もわからない。そこで更に調べてみると容量はどうやら2Aのようであ
る。(ボードにも2Aの表示があって、素子本体にも2の数字が見える)
2Aのヒューズならガラス管タイプのヒューズがちょうど手元にある。そこでこのガラス管を割って中身のヒューズ線だけを利用することにした。
【ガラス管入りヒューズとヒューズ線】
太さの比較のため電源コードに使われている撚り線の一本を並べて置いた。2Aのヒューズは
これよりもさらに細い。
メインボード上のヒューズの端子の間隔は数mm。予め両方の端子にハンダをくっつけて
おき、その上にヒューズ線を置いて片側づつハンダごてを当て溶着する。細かいのでさすが
に手が震える。
ヒューズ線が溶けて切れるのでは・・と心配したが、その心配は無用だった。
どうやらヒューズはハンダより融点が高く溶けにくいようだ。
そして電源を入れてみると見事に復旧。
諦めていたがあきらめなくてよかった。
それにしても我が修理の腕の凄さに自画自賛。それとネットの技術情報の豊富なこと。
情報を提供して下さった方に感謝、感謝。
ヒューズが切れた原因が気になるが、今日まで数日間無事に過ぎているのでヒューズ以外
は問題なさそうである。ヒューズ自体の劣化と見た。
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