忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

クロユリとミズバショウ

2014-04-30 | 日記
 数年前に信州へドライブした折に買ってきたクロユリとミズバショウが今年も無事に
芽を出した。

クロユリはもう20cmほどの高さになっている。昨年の秋口、花が落ちて地上部が
枯れ休眠状態となったところで球根分けをするべきところを怠ってしまった。このため
茎が多数出て過密状態となり高さ太さ共に余り成長しない。通常なら倍以上の高さにな
る筈だが……。


一鉢はすでに頂上部に蕾を付けている。花も小振りになりそうである。
ただ今年も花をつけてくれたことが嬉しい。


一方のミズバショウ。
葉は出るが一向に花をつける気配がない。今年で3,4年になるが、まだ一度も花を
見たことがない。沼地に生える植物なので鉢が小さすぎるのかもしれない。来年は二回
りくらい大きめの鉢に植え替えてみようかと思う。


植物はいい。手をかけるだけそれなりに応えてくれる。

自治会活動?

2014-04-30 | 随想
 4月になって今年度の地区自治会長の役を引き受けることとなった。組合員70数軒
の自治会で、自治会長役は地区の6つの班の一年毎の持ち回りである。これまでは仕事
を口実に、自治会やPTAなどの地区の活動は全て家人まかせにしてきたが、今度は引
き受けざるを得なかった。

計算上は一度やれば生きているうちにはもう二度と回ってこないはずだ。どうせやる
なら早い方が良い。

 だが以前からそうだが、自治会活動そのものがどうも釈然としない。
市報の配布、市や市以外の公的機関からの連絡事項の回覧伝達などが自治会長の主な仕
事である。地区の防犯灯の管理なども入るらしい。が、どうみても市の使い走りとしか
思えない。自治会長は市と住民のパイプ役だと言われるがはっきりいって”お上(か
み)”のただの便利屋ではないか。

 ついでに言うと、全く解せないのが赤十字への寄付金の徴収である。一律一軒にいく
らとノルマが予め決まっていて自治会経由で集金要請が来る。”寄付”というが断ると
変人扱いされそうで断れない。実質、寄付ではなく徴収である。全くおかしな話だ。


 先日、地域の自治会連合会の総会なるものに出席してますますあきれ果てた。名前から
して地域の各自治会の集まりだとはわかる。だが何のための連合なのかさっぱりわから
ない。会計報告と来期予算案を見ても具体的な活動内容は記されていない。

「自治会の連絡協調および行政との連携を図ることにより、豊かな地域社会を実現する
ことを目的とする。」……自治会の連絡協調??何これ??自治会同士で連絡しあうこ
とが一体必要なのか。 

年間予算は構成する自治会からの会費と市からの助成金などを合わせて70万足らず。
どうせロクな活動をやってはいないはずだが組織だけはしっかりしている。

地域の自治会連合会の上部には市の連合会がありさらにその上に県全体の連合会がある。さらにその上には全国自治連合会がある。なんなのかこのピラミッド構造は。

質問してみたい気はあったが地区の代表者だし時間が伸びるのが目に見えているので
止めた。おそらく出席した多くの自治会長も同じ思いだったろうと思う。


 少子化で急速に老齢化が進んでいる。わが地区も一人暮らしの世帯が増えている。
「婆さんと野良ばかり」と自虐的に揶揄されるほどである。このような世帯が困って
いれば個人的には可能な限り手助けしたいとは思う。だが今の自治会活動は考慮して
いない。旧態依然の上意下達的な自治活動はまっぴら御免である。

 県全体でも30年後には人口が100万を切るといった試算も出ている。旧態依然
の上意下達的な自治会組織ではいずれ行き詰るはず。