忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

近所は建築ラッシュ

2013-08-17 | 日記
 このところ、近辺が建築ラッシュの様相を呈している。すぐ隣と徒歩で5分も
かからないところに2階建ての賃貸アパートが建ったし、近くの10年以上も
雑草が生い茂ったままの空き地だったところが分譲され一戸建て住宅が5,6軒
建築中である。
すぐ隣の賃貸アパートに変わったところは50年以上は経つ古い木造の倉庫で
息子達の恰好の遊び場だったところである。


アベノミクスで景気が回復しつつあるとはいえ異常な建築ラッシュに思える。
特に高齢化が進む当地域において住宅の需要がそれほどあるとは思えない。
周辺の既存の賃貸アパートに空室が多いのに経営は大丈夫だろうかと思っていたら
案の定、隣のアパートは完成して2ケ月が経つのに4室のうち半分の2室が空室
のままだ。

これはどうも来年の消費税増税を見据えての建築ラッシュなのだろうと思える。
建物は思い立ってもすぐに建つことは決してないので早めに手をつける必要があ
るのだろう。

隣の賃貸は托建業者の主導で建てられた。依然当家に地主ではないかと聞いて
きたことがある。東証一部上場の業者でこのところ成長著しいが、建設はもち
ろんやアパート運営までも請負って利益を出している。隣の賃貸のように空室
が出ても決して自分のところは損が出ないようなシステムになっていると聞く。
思い込みで言ってはならないが多分地主が、相続税対策、消費税対策などと
言いくるめて建てさせたに違いない。

この件は当事者ではないのでとやかくはいえない。損をするかしないかは
地主の問題なのだ。

話がワキに逸れた。本題にもどそう。
黒田日銀総裁は「デフレ回復と消費増税は両立する」といっているが、
近辺の建築ラッシュを見る限り、消費増税後の消費減少は必ず起こると思える。