体脂肪マン的個人日記

モニターに向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくるBlogです。 

第1回ラグビー学会大会(大畑選手の特別講演聴講記)

2008-03-30 21:33:02 | Weblog



先の記事でダラダラと書いた、今日、私が母校へ出向いた理由はこれ。



「第1回ラグビー学会大会」の聴講です。


記念すべき第1回大会が母校で行われたというのも聴講の動機ですが、大畑選手の特別講演をどうしても聴きたかったから・・・。


メンタルをいかに強化するべきか?ということに興味がある私。

2度のアキレス腱断裂、しかも2度目は2007年W杯直前の試合。
普通だったら心が折れても誰も何にも言わないような状況。
いかにして、大畑選手はこの状況を乗り越え現役続行を決意したのか?
メディアからの情報はいろいろと聞いていたのだが、どうしても生で聞いてみたい。

大畑選手の講演の演題は「ワールドカップを振り返って」。
Jスポーツでお馴染みの村上さんがインタビュアーとして一緒に登場されるそうなので、講演の最中にそのことに触れられなければ、質問の機会を待ってぜひ聞いてみようと思っていた。

最近、メンタル・タフネスの重要性を身に染みて感じており、今後のためにもぜひ聞いておきたいと思っていた。


ここまでダラダラと書いたが、参加してとても良かった。

大畑選手の講演は、大半がアキレス腱断裂とそこからの復活に絡んだ話。
私が質問コーナーを待つまでもなく、インタビュアーの村上さんがうまい具合に私の聞きたいところを聞いてくれる。

まぁ、私が聞きたいと言うより、、みんなが聞きたいというのが正しいだろうが・・・。


1時間の講演はあっという間に終わる。



現在の大畑選手の状況は、軽く走り始めたりした感じで我慢することを心掛けてトレーニングをしているとのこと。
日本代表のPR(講演では達吉の名前が出ていた。)程度には走れるとのこと。
復帰に関してかいつまんで要旨を書くと、
「9月には間に合う。いや、間に合わせる。
そこまで引っ張ると皆に忘れられる。
日本でやる以上、『桜』のジャージを目指す。」
とのこと。




印象に残った言葉はいろいろある。
一言一句、正確に書き連ねる自信はないが、要旨は間違っていないと思うのでいかに書くと・・・。


「カナダ戦の引き分けの試合をTVで見て、現場にいれなかったことが悔しかった。
W杯直前で怪我をして日本に帰ってきたが、代表の試合を見て悔しさを感じれるのならば、まだ現役でやれる。やる以上は「桜」のジャージを目指す。」


「トライというのは、色々な人が痛い思いをして繋いでくれたボールをゴールへ運ぶこと。
僕にとっての仕事。フッカーがラインアウトでスロアーをするのと同じ。
チームメイトから、ボールを運ぶ役割を任せてくれた信頼を勝ち得たことと、その信頼に応えられたことが誇り。」


講演後の質問コーナーで怪我をしたことについて後悔はないか?との問いに対し
「怪我をしたことに対し、医師の言うことを聞かずに自分が(無理なリハビリを)やったことに後悔はない。
守りに入ると先に進めないし、自分がやると決めた以上、人にいろいろ言われたくなかった。
自分としてはやって後悔する事はないし、それよりやらないで後悔することの方が嫌だ。」




大畑選手は自分のことを古いタイプの人間と話しており、昔風に言うと、

「気合いやッ!!」

という掛け声ですまされるような話も多かった気がする。



だけど、今の僕はここにすごく共感するのね。

精神力(=気の持ち方)だけで全てを語ることはできないし、それだけで全てのことを成し遂げることは出来ないのですが、全ての事のベースになっていると思うから・・・。





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