お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

活動拠点をやいと屋知足斎の日記に移しました

天王祭雑記 (お蔵入り予定だった雑記です)

2006年06月10日 09時38分20秒 | 山車祭り
徳川園の地図&筒井天王祭「出合い」の場所をgoo地図で示しましたが、お役に立てれたでしょうか? 公開するか迷った天王祭雑記つまりこの記事ですね。まあ別に公開しても別に良いかな?と思いましたので、公開。これと言って公に出来ないものではありませんので、気楽にお読みください。

 日曜日の日、徳川園で出来町の山車を観た時、温かい歓迎に自然に涙がでました。祭礼で泣いたのは今回が初めてです。出来町の方の熱意が伝わりました。それに答えようと自然に気が高ぶりました。出来町のお祭って本当に凄いですね。やっぱりいいなあ。

「心 滾る」のキャッチフレーズに偽り無し。出来町天王祭 灯し上げ(6月15日)行けたら行きたい。心行くまで出来町の囃子を聴いていたい。

 祭礼では山車祭の新たな魅力を見つけました。千秋楽の夜、提灯をつけて、出合いのあと、山車蔵へ向かうのですが、帰り囃子(しんぐるま)をはやしての「帰り車」梶棒に片手を付き、じっくり歩く切師の後姿が文句なしにカッコいい。決して後を振り向かない。湯の字が凛々しく見えました。普段は小走りにテンポよく歩くのですがね。そちらも好きですが、今年のは帰り車のもう一つの魅力を魅せて頂いた。

 その輪に入ろうとは思いませんね。切師の衣装「弁慶」は選ばれた者のみ着る事を許され、重みがあります。

 写真で記録として撮るより、記憶に留めるべきでしょう。何年たっても忘れられないだろうなあ。それぐらい凄いんです。

 私自身は、かなり不安な立ち上がりでしたが、筒井天王祭かなり楽でした。わたし、囃子方なんですが、下の世代の子が育ってきた。受験で抜けるのは想定の範囲内ですけれど、1人ではなく、数人頭角を現してきた。横で聴いていて僕より笛の音が格段に優しく、とても綺麗。俺を抜いた!?とは思えず、純粋に嬉しい、湯取囃子のレベルが上がるのはとても嬉しいのです。僕は、なんにも教えていないし、何も言わないのに、数時間でどんどんよくなる。観ていて頼もしく思えたな。

 湯取車内部の話ですけれど、天王祭全体を含めて硬かったのかな?というのが終わってみての感想です。みんな今年の重要性を解っていた。小中学校生は知らないだろうけれど、無意識に感じていたのかな?重要性を一番解っていなかったのは私ですので、大きなことは全く言えません!!

 特に千秋楽は硬さに加え、徳川園への遠征の疲れも出ていた。小中学生ですら、疲れが見え隠れしていた。曳き綱を一生懸命曳いていたのだろうね。

 乱暴な言い方をすれば、ワールドカップ日本代表が味わう独特の緊張感をワールドカップ前に一般人が体験したと思えば間違いない!?

 裏方に徹した人が何人もいた。私も本当は裏に徹して、このような表舞台にいるようじゃダメですね。裏方さんは凄いや。この方抜きに祭礼は出来ない。

本当に今年もありがとうございました。
 長い文章になりましたが、最後までお読み頂き、まことにありがとうございました。