お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

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ホリえもんの対極にいるのか?

2006年02月04日 00時39分04秒 | 政治 経済 セミナー
堀江貴文氏が球団買収に名乗りをあげてから、堀江氏に対する論評は新聞をはじめ、各種マスコミで取り上げられています。

 逮捕されるまでは、「叩いているのか、さすっているのかわからない」ものが多かったように思いますが、逮捕後は、光と影を浮き彫りにしようという姿勢。
一面を鋭く突くものもありますが、これが全てとは言い切れない。色々な論評を見て、全体像が浮かんできて、もやもやして頭に入ります。

 結局ホリえもんとは何だったのか?多くの人に悪い影響を与えたのか?良い影響を与えたのか?日本経済に良かったのか?判断が各人分かれますが、私に対しては、よき先達者と悪面教師として、良い教訓を与えてくれたと、善意に受け取っています。

 好きでないが、嫌いでもない。部分肯定、部分否定とでも言いましょうか。

100億稼ぐ仕事術(文庫本)

後に(文庫本も出版)




球団買収に名乗りを挙げた頃に読んだ本
合理的思考というか、基本に忠実といいますか、そんな印象を受け、普通に読めました。自社があつかうソフトの宣伝がありますが、ご愛嬌です。
文庫版もあります。


堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方



球団買収で名前を売り、2004年、「007名古屋商法1周年記念」講演の時、頂いた本(サイン入り)
ニュースでライブドアの株券が出るたびに、堀江氏の署名が出てきますが、同じサインが手元にあると、喜んで良いのか、悪いのか?

 007名古屋商法1周年記念、講演の日は、中日ドラゴンズが日本一に王手をかけて、ナゴヤドームに乗り込んできた日。
その日に名古屋に居たのです。講演のスケジュールが9月以前に決まっていたと思いますが、タイムリーな時に、タイムリーな場所に居る。経営者としての嗅覚なのか、運があったのか?

 サイン入り本なので、大事に取り扱い、軽く読み流した程度ですが、株式会社 オン・ザ・エッヂの事業計画書 抜粋など

 起業からの流れを重視して書いてあります。今後も会社を興すときの指南書として読まれるかもしれません。

稼ぐが勝ち


昨年末に読んだ本、肯定的に読んでいました。

 新聞のアンケートによると、若い世代ほど、堀江氏を肯定的に捉えているようです。

 どうも、ヒルズ族という言葉の定義が曖昧なような気がするなあ。
「マネーゲームの会社」「ものづくりの正反対」六本木ヒルズに入っている会社全体をそう見るのは、いかがなものかと思います。

「ものづくり」=東海圏 中部製造業、ヒルズ族の会社組織の対極として、「祭礼など町村文化の人的組織」を上げる向きもありますが、的を得た表現なのだろうか?

 「織田信長の再来」と持ち上げられた時もあったホリえもん。
郷土三英傑に愛着を持つ名古屋っ子の私には、今回の逮捕劇、少々、苦々しく感じる時もあります。

 ものづくりの代名詞ともいえる東海三県の人々、ホリえもんを対極と見るか、
共感する部分もあったのだろうか?




織田信長の再来と呼ばれるより松平元康(徳川家康)の再来を目指す私には、想定の範囲内だったのか?(大口を叩きました、ごめんなさい)