今日はMBAのクラスメートであるHadrienの結婚披露パーティーの日。当然、クラスメートである僕達も招待されていて、彼らの新居があるというAribus社近くのMondonvilleという町へ向かった。そう、彼はAirbus社で働くエンジニアなのだ。そして、Aerospace MBAの中では、彼は僕のMCTPプロジェクトのチームメイトでもあった。
そんなHadrienは、実をいうとToulouse(トゥールーズ)出身ではない。Dijion(ディジョン)という、ちょうどフランスの中央部に位置する町の出身だ。ディジョンといえば、マスタードの生産地として世界的に有名だと思う。
結婚式自体はディジョンの町で既に行ったらしく、今回は結婚披露パーティーのみ自宅のあるトゥールーズで行うことにしたらしい。インターン勤務で忙しい僕達にとっても、そのほうが都合がよかったりする。ディジョンにも行ってみたいが、やはり少し遠い。車で行ったら10時間くらいかかると思う。
フランスの結婚披露パーティーは、基本的に手作りだ。日本のようにホテルの大広間を借り切って披露宴なんてことはほとんどしない。特に、自宅にプールと広い庭が付いているのが当たり前のトゥールーズでは、自宅に友人・知人を招いてのカジュアルパーティーを開催するのが一般的なようだ。
Hadrienの自宅もまた素晴らしい。広～い芝生の庭と結構大きなプールがついている。彼はまだ29歳で僕よりも若い。それでも、エアバス社でマネージャーとして勤務するクラスになると、この程度の家に住むのはごく普通なのだと他のクラスメートが言っていた。「NOBUもATR社に残ればこんな生活ができるよ」、なんて言われると、やはりちょっと羨ましくなる。
それは置いておいて、Hadrienの結婚披露パーティーはとても素晴らしかった。若い二人が皆をもてなすために一生懸命に協力して準備したんだろうなあ～、という感じが伝わってくる。パーティーの中で直接お祝いの言葉を述べた後、MCTPプロジェクトの最後の追い込み期間中はHadrienを夜遅くまで占領してしまってゴメンナサイ、と一応謝っておいた。自宅に一人残されてきっと寂しかったことだろう。
お金はほとんどかけていないのに、フランスの結婚披露パーティーは日本の結婚披露宴よりも格段にRichness(リッチネス)が高い。文化の違いとして済ませる前に、ここから何かを学んでもいいんじゃないかと思う。
こういう日記を見ると・・・書かずにはいられない。
私・・・名古屋出身なのです。
名古屋は結婚式にお金を使うことで有名なところです。そんな結婚式にも何度も呼ばれています。
でも、友人のフランスの結婚式などの写真を見せてもらうと、みんな楽しそうですし、何よりもお洒落です。そのお洒落さをどうして日本では無理なのか・・・商業ベースに乗らないの無理なのでしょうか。最近は、ガーデン結婚式とかもありますが、それでも料理は１万円からとか、呼べば呼ぶほど・・・大変みたい。
普通にみんなで楽しめるような・・・そんな結婚式は素敵だと思いますね。幸せって伝染しますよね。
どうぞ、幸せのおすそ分けをもらってきてくださいね。
コメントありがとうございます。
本当に素敵なパーティーでした。家は最近新築したみたいで、場所探しから部屋のデザインや家具選びまで、全て自分達で一緒にやったそうです。MBAの忙しい勉強の合間を縫ってよくやったなぁ～と思うのですが、本当に広くて緑もいっぱいで素敵な家でした。部屋の中になぜかブッダの頭が飾ってあるのだけが、ちょっと僕には不気味でしたが。。。彼らにとってはとてもオリエンタルでエキゾチックに映るのだそうです。
ところで、美砂さんは名古屋出身なのですね。僕の兄も今は名古屋に住んで働いています。仕事が忙しくてお盆も実家に帰れなかったらしく、久々にフランスから電話したら両親が寂しがっていました。まあ、実家にから離れているランキングでは、僕も兄のことをあまり言えないのですが。
＞つ さん
コメントありがとうございます。
まったく同感ですね。お金かけて何がいいことがあるんでしょうか。全く分かりません。めちゃくちゃ豪華な新婚旅行に1ヶ月くらいいったほうが、僕にとっては活きたお金の使い方に思えます。でも、そんなことを言うと理解力がないと言われて誰にも結婚してもらえなくなるので、仕方なくOKするしかないんでしょうか。