
最近は宇宙と何かのコラボレーション事例を探り、その本質とは一体何かを考えながら、新たな宇宙の使い方についていろいろ考える毎日が続いている。そんな中で見つけた面白い記事を紹介したい。ショベルカーと宇宙のコラボレーションに関するものだ。
といっても、ハードとしてのショベルカーそのものに宇宙が必要なわけではない。ショベルカーを販売するというビジネスにおいて、カスタマーサービス、部品供給、生産、マーケティングなどの高精度化を図るためのシステムの一部として、宇宙が効果的に使われているのだ。いわば、ビジネスのソフト面における宇宙の利用だ。
こういった使い方はきっとショベルカーに限ったことではなく、きっと他にも同じような需要があるはずだ。興味がある人はぜひ一読した後で考えてみてください。
<日刊工業新聞:平成20年12月19日>
タイトル:日立建機、通信ユニット搭載の対象機種・地域を拡充
日立建機は建設機械の稼働状況を把握できる通信ユニット搭載の対象機種・地域を拡充する。09年度からは新たに投入するミニショベルに標準搭載する。また対象地域については、09年4月をめどに、南アフリカとインドネシアに広げる。収集した稼働情報は、同社の生産計画策定や部品交換サービス強化、より顧客ニーズに沿った新商品の開発に反映させていく。
日立建機は油圧ショベルやホイルローダーなどに通信ユニットを組み込み、衛星通信などを介して位置情報や掘削・旋回・走行などの各作業、停車時間などを把握している。
ミニショベルは他の建機より低価格で、通信ユニットの搭載はコスト面で問題があり、設計上でも難しかった。しかし同社は、ミニショベルの稼働状況を把握することは生産・サービス面で不可欠と判断。専用ユニットを組み込み、価格を抑えて09年度以降に発売する新シリーズに標準搭載することにした。
日刊工業記事はこちらから
(写真は日立建機のミニシャベル。日立建機のホームぺージより。)
11月に開催されたフォーラムにも参加させていただきました大学院生です。
友人にこのブログの存在を教えてもらいました。とても勉強になってます!
講演でお話下さった中に“勝利の方程式”という言葉大変印象に残ってます。
その勝利の方程式を自分なりに導き出そうと思ったのですが、宇宙産業のビジネス構造をどのように分析したりすればよいのですか?(特に利益率などの数字での面や競争優位に関して)
またどんな種類のデータを集め、どういった形で構築すればいいのでしょうか?
参考にするといい本または、ヒントだけでもアドバイスいただけませんでしょうか??
コメントありがとうございます。返事遅くなってすみません。
コメント欄では返事を書ききれないと思うので、別途メールを送ってきてもらえますか?
■aerospacemba@mai.goo.ne.jp
詳細はメールで返信したいと思います。