今日は久しぶりにスーツを着た。Ecole Superieure de Commerce de Toulouse(ESC)のMBAディレクターに会うためだ。毎日スポーツで汗を流しているためか、ズボンが少しゆるくなっている感じがする。このままどんどんスリムな体型になってゆくのだろうか。
さて、そんな僕の体型の話は置いておいて、将来この学校(ESC)を目指そうという人のためにディレクターからの話を簡単に紹介したいと思います。
<MBAディレクターからの話>
●現在、そして近い将来も含め、宇宙航空ビジネスが抱える課題は大きく分けて以下の4つだ。そして、これらの課題を見事にクリアできる若く有能なマネージャーを養成するために、このAerospace MBAは存在する。
(1)統制型ビジネスから自由競争型ビジネスへの移行
(2)グローバライゼーションのさらなる拡大
(3)新技術へのリアルタイムな対応
(4)ベビーブーム世代の大量退職
●ESCとしては、学部・修士も含め全部で30以上のプログラムを提供している。このAerospace MBAは、Consulting Management MBAと並びこの学校の中で最上位に位置するプログラムだ。インテンシブかつハードなので覚悟しておいてほしい。
●最初の数ヶ月はビジネスマネジメントの基礎理論を徹底して学ぶ。ストラテジー、マーケティング、ファイナンス、アカウンティング、ヒューマンリソース、ロジスティクスなどの科目だ。もちろん、使用するケースやプレゼンのテーマは宇宙航空に関連したものになるので、このプログラムはあらゆる観点から宇宙航空につながっていると考えてもらいたい。
●基礎理論をしっかり修得した後は、宇宙航空ビジネスの実践面をより具体的に学ぶ。エアラインビジネス、エアポートマネジメント、エアロジスティクスビジネス、スペース&ディフェンスなど、各自の興味に従って自由に履修することができる。
●そして最終的にほぼ全員が企業や研究機関でのコーポレートミッションに取り組む。3ヶ月~4ヶ月間のインターンシップだ。ここでよい結果を残せば、MBA終了後すぐにその企業のマネージャーポジションを得ることも可能だ。
●最後に、皆さんが気になるであろうデータを参考までに紹介しておく。このAerospace MBAプログラムは、フランス国内のMBAランキングでもTOP5に入っており、最も権威ある3つのMBA認証機関からすべて認証を受けている世界29校のうちの1つである。Aerospace MBA卒業生の平均的な年収は75,000ユーロ(日本円で約1,000万円)で、データ上では1年後にさらに22%、2年後には35%年収はUPしている。努力次第で輝かしい未来が待っているということだ。
と、ざっとこんな感じでプレゼンは終了した。
その後質疑応答タイムが続いたのだけど、ディレクターのプレゼンの中で知識に加え“ヒューマンスキルの重要性”が指摘されていたので、ちょうどその内容が僕がフランスにくる直前に担当していた仕事とかなり関係していたこともあって、自分のビジネス経験を踏まえてコメントしたところ、以下の答えが返ってきた。
●君の意見にまったく同意する。だからこそ、我々もビジネス理論と並行してヒューマンスキルの修得を最も重視している。プレゼンテーションスキル、コミュニケーションスキルなど、これらの有無が将来CEOになれるかなれないかを左右する重大なファクターだ。MBAの卒業式には毎年エアバス社(航空機メーカー)やスネクマ社(航空機エンジンメーカー)のCEOをゲストに呼んでいるが、皆驚くほど共通してヒューマンスキルが飛びぬけて高い人ばかりだ。知識の有無は現時点における差異でしかないが、ソフトスキルの有無はこれから長い時間をかけて君の人生に大きな差を生む(make a huge differnce)だろう。このことをずっと心に留めておいてもらいたい。そうすれば君はきっとこのMBAで大きなものを手にして日本へ帰国できるはずだ。
最後に、今日のディレクターからの言葉で最も僕の心に響いた言葉を紹介します。
“The more you put to the MBA, the more you get from the MBA”
やる気が100倍になったスピーチなのでした。
業者も決まって、本日ほぼ日程調整が済みました。
あとは淡々と実施するのみ・・・・・。
毎回コメントありがとうございます。そして、業者との調整どうもお疲れ様でした。日程調整もFIXとは素晴らしいです。
メニューと食材とシェフは用意できたので、あとは“Hungry”なお客さんをたくさん集めるだけですね!期待しています!