フランスでの生活をスタートしてからちょうど3週間が経過した。予想外のトラブルもあったけど、期待以上に新鮮な驚きに満ちた毎日を過ごすことができ、これまでのところフランス生活にとても満足している。
しかし、そんな満足げな気持ちでキャンパス内を歩いていたら、ある女の子から僕に関する妙な噂がキャンパス内で流れていることを聞かされた。え、なんだろう?気になるじゃないか!と思って詳しく聞いてみると、なんと僕が実はジャパニーズアメリカン(日系アメリカ人)ではないかという疑惑が流れていたのだ。
もちろん半分ジョークで言っているのだとは思う。でも、正直フランスではアメリカ人のイメージはあまり良いものではない。これまでの僕の態度がそんなに独善的だったのかと不安になって、何人かの仲間になぜそんな噂が流れ始めたのかを勇気を出して聞いてみることにした。
すると、その答えに思わず笑ってしまった。みんなが僕をジャパニーズアメリカンだと疑ってしまった理由は、主に以下の4ポイントだったようだ。
証拠① 日本人なのに観光地に行くのにカメラを持ってこない。
証拠② 日本人なのに写真に写るときにピースサインをしない。
証拠③ 日本人なのに日本語で会話しているところを誰も見たことがない。
証拠④ 日本人なのにランチタイムにいつもコカ・コーラを飲んでいる。
①は確かにそうだ。いつも携帯のカメラで撮影しているのでデジカメは日本に置いてきた。②も合っている。アメリカに留学していた頃からの習慣で、いつも親指を立てるGood Luckポーズか、両手を腰に当てるポーズをとっている気がする。③は当然だろう。ここには日本人は僕一人しかいないのだから。ここ3週間日本語を話した記憶は一切ない。
それで笑ってしまったのは④だ。振り返ってみると、確かにお昼にいつもフランス料理とコーラを一緒に飲んでいる。聞くところによると、この組み合わせ、フランスではありえないらしい。あえてアメリカの象徴であるコカ・コーラを自然に選んでしまっているあたりが、どうやら疑惑(というより限りなくジョークに近いと思う)の発端だったようだ。
しかしみんな良く観察してるよなあ~、と感心せずにはいられなかった。同時に僕はそんなに注目して見られていたのかと恥ずかしくなってしまった。
ということで、明日のランチタイム、何を飲もうか悩んでしまうのでした。(これで悩むあたりが十分日本人だと思うのだけど。。。)
楽しく読ませていただいています。
継続は力なり、ですよね。
がんばってください。
やっぱり、ピースは日本人ですよね。
でも親指立てるのは女の人はできないし
いろいろ悩むところです。
ジョークの対象になれるのは、
個性的、みんなが注目してるって
いう証拠ですよね。
日本代表で、がんばってください!
韓国で韓国人に道を聞かれれるし
ローマでイタリア人に中国人に間違われるし
成田で中国人に「Can you speak Japanese?」とか言われたし
これからはカメラ持ってピースしようっと。
コメントありがとうございます。
毎日の更新は正直大変です。でも、授業と授業の合間の時間などを使ってドラフトをして、夜遅くにブログにアップというのがスタイルになってきました。今のところ書くネタに苦労はしてません。毎日が新鮮な驚きの連続なので。
ジョークの対象になったのは光栄ということなのですね。この間全員の前でプレゼンをしたとき、なぜか私の時だけ異常に盛り上がって拍手喝采を浴びてしまいました。そんなに日本人が珍しいのでしょうか。。。
>TOKU さん
コメントありがとうございます。
私は日本人以外に間違えられた(?)のはこれが初めての経験です。顔は思い切り日本人だし、行動も思い切り日本人だと自分では思っています。
1年後に優雅にキスするフランス人になっていたら褒めてやってください。
これは面白かったです。
僕のいるMontreal(パリに次ぐ世界第二のフランス語圏の都市)では、ランチでフレンチとコカコーラの組み合わせは結構よく見ます。
やっぱりケベックは、北米文化圏の影響から逃れられていないのだなと思いました。
また、超・マルチカルチャー国家のカナダならではなのかも知れません。
え、僕ですか?
緑茶飲んでます。最近(笑)
元気?モントリオールでの生活は順調かな?
カナダも確かに移民の多い国だし、モントリオールなら留学生も多いだろうから、相当国際的な環境なんだろうねえ。
お互いに頑張っていこう~!
Enjoy your stay in Canada!
元気そうでなによりです。
Montrealにはかなり馴染みました。大都会なのに住みやすい、良い町だと思います。
カナダはまさに移民国家なのですが、CSA内部もそちらのクラスと同じく、マルチカルチュアルな環境で楽しいです。
しかし一緒にプロジェクトで働いてみると、こんなにも仕事の仕方が違うのかって驚きますね。方法論や開発思想で激論になることもしばしばです。
先日は、ロシア人と激論になったのですが、しまいには、「お前ら日本は、少なくとも衛星の1000機以上も打ち上げてから、自分達のやり方が正しいことを主張してくれよ」と言われてしまいました(^^;;;
お互い頑張ろう!